KADOKAWAさんが運営するメディア『StudyWalker』。
「社会人のためのスキルアップ応援サイト」を謳うこちらのサイトでは、「スキルUP」「英語学習」「資格取得」「マネーテク」の4つのジャンルで記事を掲載中。そんななか、昨年から自分も月2本ペースで記事を書かせていただいております。
そこで今回も、『StudyWalker』で紹介した本をざっくりとご紹介。
前回に引き続き、寄稿させていただいた4冊分の感想をば。本記事では簡単な紹介にとどめておりますので、詳しいレビューはサイトのほうで読んでみてくださいな!
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『人生、このままでいいの?』河田真誠
まず何よりも「あなたは今の自分に『いいね!』ができるか?」という帯の文句に目を引かれる。
本書に書かれているのは、読者へ向けた11の質問。Q&A形式で「答え」を示すのではなく、個々の「問い」の内容を掘り下げ、読者の一人ひとりに「考える」ことを推奨する構成になっています。
人によっては、今更な問いかけだと思われるかもしれませんが……おそらく、日々を忙しく過ごしている人ほど刺さる本なのではないでしょうか。慌ただしく過ごすなかで自分を見失いつつある人に、「問いかける」ことで指針を示してくれるだろう1冊です。
キーワードは「自分上手になる」。『人生、このままでいいの?』
『話し方で損する人 得する人』五百田達成
会話術を紐解いた本は数多くありますが、本書の切り口はちょっと特殊。よく言われる「会話上手」になろうとするのではなく、「なんとなく雰囲気のいい人」を目指す内容となっています。
家族や友人のみならず、飲み会・デートといった具体的な場面も想定した「損しない話し方」を提案。相手の感情を念頭に置いて、「いい雰囲気づくり」に徹した会話術を紹介しています。
具体的なケース別に「こう話すと損/得」と分類して説明しているため、スラスラ読める点は魅力。ただ「損得」の基準が曖昧に読める部分もあり、鵜呑みにはできないとも感じました。
「なんとなく雰囲気のいい人」の特徴とは? 『話し方で損する人 得する人』
『忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK』原田賢
読んで字のごとく、ビジネスパーソンに向けて書かれた「自律神経」の解説書。
「自律神経の乱れが体調不良につながる」という話はすっかり広まったように感じる一方で、その具体的な問題点・解決策までは把握していない人も結構いるのではないでしょうか。……というか、僕がそうでした。
本書は冒頭で「自律神経の乱れをしめす13のサイン」を示しつつ、自律神経を整える5つの習慣を順に紹介。読者各々に生活習慣の改善を促す構成になっています。
即効性が期待できる、忙しい社会人がさっくり読めるハウツー本として、広い層に勧められる1冊です。
『雑談が上手い人 下手な人』森優子
「聞くという行為は、相手を受け入れること」という冒頭から始まる雑談のハウツー本。具体的なテクニックは思いのほか少なく、筆者の経験を元に「雑談の攻略法」を羅列したような内容になっています。
「雑談」の定義も明らかにしておらず、想定する話し相手も限定的。正直に言うと、あまり得るものはないと感じていたのですが……。でも一方で、20代くらいの社会人であれば参考になる指摘も多いように感じました。と言うのも、上下関係がある相手との雑談の実例が多いので。
上の世代の価値観を知れる、一種のサンプルケース集としておすすめです。