ねんがんのHTC VIVEをてにいれたぞ!


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ついに買ったったぞーーー!!

 

──はい。というわけでTwitterでも散々っぱら叫んでいたように、VRヘッドセット『HTC VIVE』を購入しました。

昨年のVRライブやらバーチャルキャスト体験会やらを経て、「これは是が非でも買わないと……!」と決意してから数ヶ月。先に貯金を切り崩してゲーミングPCを買い、ようやっとHMDを買う算段もついたので、2月に入ったタイミングでポチった格好です。散財した分、推し事……じゃなかった、お仕事しなきゃー!

 

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VIVEの初期設定は意外とカンタン

HTC VIVE 外箱

先週末の日曜日、2月3日に公式ストアで注文した『HTC VIVE』

「さーって、何日くらいで届くのかなー」とワクワクしながら待つことになる──かと思いきや、翌日の夕方には発送連絡のメールが届き、5日の午前中には商品が到着。思いのほかスピーディーな対応に、ありがたびっくりでございます。マジか。たすかる。

HTC VIVE 同梱物

パカっと開いた中身はこんな感じ。

なかなかに大きな箱の中は多層構造になっていて、ヘッドセット本体やコントローラーのほかにも細かなコード類やら何やらがいっぱい。聞くところによれば「設定がそこそこ複雑で大変」だという話もあったので、ちょっと不安が……。大丈夫かしら……。

VIVE・セットアップ1
VIVE・セットアップ2
セットアップは懇切丁寧

ところがどっこい。実際に作業を始めてみると、セットアップは予想外に懇切丁寧かつわかりやすい仕様。

初回設定用のソフトをインストールして起動したら、あとはその説明に従うだけであら不思議! 途中で引っかかるようなこともなく、驚くほどスムーズにセットアップをこなすことができたのでした。不明瞭じゃない日本語のチュートリアル、マジたすかる……!

VIVEのベースステーションの設置場所

強いて言えば、「ベースステーションの設置場所に困る人がいるかもしれない」というくらいかしら。これは、ヘッドセットとコントローラーの位置をトラッキングしてくれるやつっすね。

壁に設置するための器具は同梱されているものの、賃貸住まいだと壁に穴を空けるわけにもいかず……。セットアップでは「三脚やクランプでも代用できるよ!」と説明されているものの、ちょうど都合よく三脚などが余っているとも限らない。高さが足りない恐れもありますしね。

VIVEのベースステーションを突っ張り棒に設置

自分の場合は、突っ張り棒の上部に設置することでこれを解決。

というか「ここ以外に設置できる場所がねえ!」というレベルで部屋のスペースが心もとないので、あらかじめカメラホルダーをポチっておいた感じです。2メートル以上の高さかつ、電源元もギリギリ確保できるポジション。

ちなみに、ベースステーションの設置方法についてまとめているページはいくつかありますが、自分は主に以下の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます!

VIVE・ルームスケールのセットアップ1
VIVE・ルームスケールのセットアップ2
ルームスケールの設定も簡単……だけど?

VR空間で動き回る範囲を設定するルームスケールのセットアップも、基本は説明に従うだけでOK。ただ、狭い自室でVRコンテンツを楽しもうと考えていた自分は、ここで少し引っかかりました。

というのも、自分の部屋には、ベッド・本棚・衣装箪笥、そして20年来の付き合いになる勉強机などが所狭しと並んでおり、そもそも「歩ける」スペースがそんなにないんですよね……。

部屋の大部分はベッドに占拠されているし、腕を振り回せば衣装箪笥や蛍光灯にぶつかること間違いなし。セットアップ中に「足元から頭上まで何もないプレイエリアを、最小でも2m×1.5mは用意してね☆」と指示されても、そんなのはベッドを撤去しないかぎり無理なのです。

勉強机とゲーミングPC

最終的には、なんとか力技で最小スペースを確保することで事なきを得ました。

一口に言えば、「ベッドのある部分もプレイエリアに含めた」格好。ベッドの上は歩けないけれど、腕を振り回すことはできる。なので、とりあえず「立った状態で腕を伸ばして家具にぶつからない範囲(ベッド上の空間を含む)」をプレイエリアとして設定した感じです。がんばった。

初期設定から3日が経ちましたが、今のところは意外と困ることなくVRコンテンツを楽しめています。──ただし『Beat Saber』を除けば。さすがにノリノリになってコントローラーを振り回すと、周囲にガッツンゴッツンぶつかるのは避けられませんでした……。蛍光灯先輩がお怒りじゃ……。

 

夢のVR体験を我が家で

以前までは、イベントに参加したりアミューズメント施設に行ったりしなければ楽しめなかった、VRコンテンツ。ぶっちゃけ「数万円も出す価値があるの?」と感じている人も結構いるのではないかしら。

僕自身、過去に体験したVRコンテンツと言えば、新宿のVR ZONEやバーチャルキャストの体験会くらいのもので、特別にVRでどうこうやりたいという考えはありませんでした。モデリング技術もないですし、VTuberを追いかけるのも(現状は)動画だけでも事足りますしね。

でも一方では、昨年夏のVRライブを見てむちゃくちゃ興奮した記憶がまだ鮮明に残っており、さらには、大好きなVTuberさんを間近でモフらせてもらって「いいにおいがしゅるぅ……」と昇天したヤバい体験もあり──なんとなく、ウズウズした気持ちを抱え続けていたのも事実。

そう、2018年は、VRへの興味と憧れが急速に高まった年だったのです。

とは言え、さすがに数ヶ月も経てば熱も冷めるもの。「年が明ける頃には、別のコンテンツに興味が移っているんじゃね?」と自分でも思っていたのですが……意外にも、そうはならなかったんですよね。いまだにVRの話題を追いかけ、推しのVTuberがVRライブをやると聞いて、チケットを取りに行くくらいには。

VRChat・エントランス

そしてついに、自宅に居ながらにして飛び込んだVRの世界は、やっぱり刺激的でドキドキさせられるものでした

まだまだ発展途上だとか、解像度がそこまで高くないとかいう話もあるものの……それでもやっぱり、VR空間の「そこにいる」という実在感はすさまじい。噂に聞いたVRChatのワールドはどこもかしこも魅力的に映ったし、VR未体験の妹にも試しに使わせてみたら、案の定かなり興奮していたので。

VRChat・神社
VRChat・夜空
「VR世界の夜空は、星が見えるのか……」などと、思わず終末世界の生き残りのような独り言を呟いてしまった

──なーんて書きつつ、ぶっちゃけ、まだあまり「VRっぽいこと」はできていないんですけどね!

VRChatもとりあえず入るだけ入って操作を覚えたうえで、ミュートのままあっちこっちをうろついてただけですしおすし。いくら初心者向けワールドと言われても、輪になってる人たちに話しかけるのは難しいっすよ……。みんな素敵なアバターなのに、僕とか初期ロボですし……。これが、バーチャルコミュ障……。

あとは純粋に、「『Beat Saber』が楽しすぎていつまでも遊んでいられる」という話。まず遊ぶならこれかなーと思って気軽にポチってみたら、想像以上の中毒性で沼った。

──だってこれ、アレやん! 「ほとんどアーケードゲームのような身体感覚と体験を伴ったクオリティの音ゲーを、クレジット無制限で無限に自宅で遊べる」ようなもんじゃん! そりゃあいつまでもブォンブォンしちゃうよ! 気づいたら朝4:00になってたし、翌日は筋肉痛だよ! もはやエクササイズじゃないですかこれー!

そんなこんなで、今はまだまだ新鮮さが勝っているVR体験を、しばらくは全力で楽しんでいこうと考えている所存です。目下の課題は、VRChatで友達をつくること、かしら。ともだちづくり……がんばう……。

ひとつ、嬉しい誤算だったのが、今のところ「長時間やっていてもVR酔いの症状が出ていない」こと。もともと三半規管が弱く、新宿のVR ZONEでは気持ち悪くなってダウンしてしまったゲームがあったので、ちょっと心配だったのですが……意外と平気だった! あと、メガネをつけたまま遊べるのも助かる。

もしかしたら今後、いろいろと問題が出てくるかもしれないので、そのあたりも注視しつつ。しばらくは、この刺激と魅力に満ちあふれた世界を巡ってみようと思いまする。

 

※追記:VRC日記、はじめました。

 

 

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