この日のハイライト
① 丸亀で釜揚げうどんをキメて
せっかくのファーストデーなのに、近くに『リズと青い鳥』を上映している映画館がない悲しみ……。つらい……丸亀製麺で釜揚げうどんキメよう……。
— けいろー (@Y_Yoshimune) July 1, 2018
② 東京駅周辺を散策していたら海にたどり着き
昨夜「せっかくの週末!日曜はサウナをキメて、心も体もリフレッシュするぞっ☆」
— けいろー (@Y_Yoshimune) July 1, 2018
今日「東京駅周辺をぶらぶらしていたら、いつの間にか潮風を感じる場所にいた」 pic.twitter.com/hpxQJfrx4W
③ 壁紙っぽい写真が撮れた
壁紙っぽい写真が撮れた。 https://t.co/zVPsN6YrH4 pic.twitter.com/QGSVnU93Yh
— けいろー (@Y_Yoshimune) July 1, 2018
潮風に誘われて、晴海埠頭へ
──とまあ、ざっくりまとめれば、以上のような1日を過ごした昨日。
実のところ、「適当に歩いていたら海にいた」というのは建前なんだけどね! 正確に言うなら、「なんとなく行ってみたかったスポットのひとつに足が向いていた」というのが正しいです、はい。
本当は時間があればサウナもキメたかったのだけれど、ひさしぶりに海の近くまで来てテンションが上がってしまったのです。そこはやはり、海なし県で育った人間の性である。潮のにおいが感じられる場所まで来ると、「ウェミダー!」と叫びながら写真を撮りまくるしかなくなるのだ。
この日、都内の最高気温は32℃。
ほぼ雲ひとつない炎天下をウボァーと呻きながら歩くことになる──なんてことはなく、程よく風が吹き抜けるお散歩日和。
平日休日を問わず、観光客で賑わう東京駅だけれど、ロードバイク乗りの姿がちらほら見受けられるのは週末ならでは、かしら。僕も今度はチャリで来よう。
緑豊かなおしゃれゾーンをなんとなしに通り抜けていくと、あっという間に有楽町駅付近に到達。見れば、東京国際フォーラムの外にわんさか人がいるじゃありませんか。
もしやと思ったら、この日は大江戸骨董市。多種多彩な品物が並ぶ、活気ある骨董市でございます。代々木公園でも不定期で開催されており、自分はそちらでエンカウントすることも多かったのだけれど、今日はこちらの会場での開催だった模様。ナイスタイミング!
骨董市でしばらく着物を物色したら、駅の東側へ抜けて銀座方面へ。
週末は歩行者天国になっているので、人が多くても歩きやすくてありがたい。道路のド真ん中では記念撮影している観光客は、道路脇では取材中のテレビクルーの姿が見られるなど、まっこと大賑わい。意味もなく楽しくなってくる。
途中、立ち止まってGoogle Mapを眺めていたところ、そういえば気になっていたお店があったんだっけ、と思い出した。
昨年末にオープンした、シングルオリジン煎茶の専門店『煎茶堂東京』さんでございます。普段は『おちゃらか』さんのフレーバー日本茶をいただいているのだけれど、たまには定番かつ高品質の “煎茶” を飲みたいなーと思いまして。いろいろ試飲させていただき、京都のお茶をお買い上げ。あとで飲みます。
夏みかんに焼りんご!『おちゃらか』の日本茶フレーバーがおいしい
「良い買い物をした!」とホクホク顔で再び歩き出す。「歌舞伎座の前を通過するはとバス」というなんとも “TOKYO” な光景を目の当たりにし、思わずパシャリ。
程なく築地に到着し、近くのスタバで水分補給(コーヒー)がてら小休止。この時点で「晴海埠頭まで行ってみるべかー」という意識になっていたので、日の入り前に時間をあわせて到着したかったのもあります。……日中や夜景と違って、時間制限のある「夕暮れ時」って素敵じゃん?
ところで本筋とは関係ないけれど、こうして実際に歩いてみると、「東京都心」の街と街の近さにビビるよね……。
だって、「天皇陛下の住む皇居」と、「交通の要衝であり日本の経済&金融の中心地・丸の内」と、「老舗や高級店が立ち並ぶ商業地・銀座」と、「東京の食の台所・築地」が隣り合っていて、徒歩で行ける距離なんだもの。さらに言えば、霞が関やこれから向かう臨海エリアもすぐ近くという。広いようで狭い。
築地を抜けると、そこは海……ではなく隅田川。はとば公園の球体を見て「モンスターボールだ!」って思ったけど、別の写真で見ると『GANTZ』のアレっぽくもある。
というか埋立地一帯は運河が入り組んでいて、どこからが明確に「海」と言えるのかよくわからんのじゃ。お台場エリアまで行くと海っぽいけど、その先にもまだ埋立処分場や建設中の海の森公園があるのよね……。海の森公園からの景色はマジでしゅごかった。
東京港埋立地上で無料の音楽フェス!TOKYO ISLANDが楽しかった
隅田川を渡った先は、地名で言えば、月島・勝どき・晴海を擁するエリア。
自分には無縁の世界ということで最近まで知らなかったんだけど、このあたりにある超高層ビルが、いわゆる「タワーマンション」なんですね……! この辺は訪れる機会もないので、遠目に見て普通にオフィスビルかと思ってた。外に着ていく着物は月島で買ったやつだけど、それ以外で来た記憶がほとんどない……もんじゃくらい。
タワマンを仰いで写真を撮り、着物姿の面々がフェリー乗り場に集まっているのを横目に小型船の写真を撮り、全体的に縦向きの写真が多くなってきたところ、かなり大きな橋にたどり着いた。
なぜか橋の入口に自転車が打ち捨てられており、どことなく「リスポーン地点」っぽい雰囲気。この晴海大橋を渡った先がお台場であり、目を凝らせば、例のフジテレビ本社の球体も見える。コミケやらライブやらでよく訪れるのはお台場なので、ここまで来てようやく脳内のマップがつながった感じがした。
首都高速が走り、人通りも多くきれいに整備された晴海大橋に対して、手つかずで緑が広がり放題になっている橋の下。そのギャップが、なんかおもしろかった。
さてさて、このままお台場まで渡ってしまってもよかったのだけれど、せっかくなので未踏の晴海埠頭をめざすことに。
こちらは逆に、現在進行系で開発が進んでいるエリアですね。当初はどちらかと言えば晴海ふ頭公園のほうを目的地に定めていたのだけれど、ここまで来て利用休止中であること知った。マジか。……まあ歩けるところまで歩くんだけどね! 客船ターミナルは稼働中っぽいし!
週末はさすがに休工日らしいものの、この一帯は四方八方ほとんどが「工事中」でした。
工事中の区画以外にあるのといえば、中央清掃工場と臨港消防署くらい。ここで初めて「お台場から見えるやたらと高い塔」が、「清掃工場の煙突」だったことを知った。またつながった!
いったい何を作っているんだ……と思ったら、概ね予想どおりの看板を発見。検索してみたら、東京五輪のあとはマンションになるらしいです*1。
休工日ゆえに工事車両が走ることはなく、人通りもほとんどなく、行き交うのは路線バスのみ。バスが走っていなかったら、さすがに引き返していたと思う。静かな工場地帯を歩いていたら、なぜか『ヱヴァ』(新劇場版のほう)が想起させられた。『シン・ゴジラ』でも使われていた、鷺巣詩郎さんの例の曲が聞こえてくるお……。
晴海客船ターミナル、そして晴海埠頭に到着。
ここまで来ても人が少なく、軽く不安になったものの、しばらく様子を見ていると、埠頭のほうへと歩いていくカップルの姿を発見。というかよくよく見ると、建物内にも普通に人がいる模様。よかった……僕はここにいてもいいんだ……。それを見て、ふらふらと周囲を散策することに。
──これ、見たことあるぞ!
ラミエr……じゃなくて、Twitterかどこかで。
埠頭の展望デッキ(?)部分にはカップルくらいしかいなかった一方、埠頭の下に降りてみると逆に、ひとりで来ているらしい人ばかり。なんか落ち着く……というか、よくよく彼ら彼女らの手元を見てみると、そこには共通してゴツいカメラが。……ん? もしやここ、有名な撮影スポットなんです?
しばらくキョロキョロしながら周囲の写真を撮っていて、しばらくした頃に納得。
なるほどー!
なるほどなるほどーーー!!
ちょうどいい具合に東京タワーが見えて、そしてこれまたちょうどいい具合に日が沈んでいく様子が見られるという。たしかにこれは、わざわざ足を伸ばして見に来る価値かありますわー! そりゃあ三脚装備でゴツいレンズを構えるわけですわー!!(欲しい)
そんなこんなで、ゆるい趣味勢なりに満足するまで写真をパシャパシャと撮影して(道中含め250枚程度)、暗くなる頃には晴海埠頭を後にしたのでした。いやー、楽しかったし、ええもん見れた。
帰り道は、バスを使わずに月島駅までダッシュ。その道中、これから埠頭に向かう人の姿が多く見受けられたので、むしろ夜景のほうがメインだったのかもしれません。あとで調べてみたら、埠頭も構図に収める形で、豊洲から同じ方角へ向かって東京タワーを撮る人も多いらしいですね。
というか前々から思ってたんだけど、夜のお台場って、間違いなくカメラ散歩がはかどるエリアだよね……。人も車も通らない深夜、整備された道路と街並みと高層ビルを撮りながら歩くとか、絶対に楽しいでしょ……。朝焼けもセットで撮れれば最高やん……。
深夜散歩はさておき、これからの季節、涼しい夜はカメラ片手に街々をそぞろ歩いてみたいところ。少しずつ写真の知識も身につけて、素敵な写真が撮れるようになったらいいな。