けものフレンズの影響でカメラのレンズに手を出したフレンズ


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 ジャパリパークでの旅が終わってから、はや2ヶ月。
 いつの間にか、 “れんずぬまちほー” に足を踏み入れていたらしい。

 

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ふわああぁ!いらっしゃぁい!よぉこそぉ↑動物園へ~!

 アニメ『けものフレンズ』の最終話が放送されてから、はや2ヶ月。アニメ系ニュースサイトの話題を見ると、今やすっかり春アニメ一色――かと思いきや、いまだ “けもフレ” の文字がしばしば目に入るからすごい。わーい! たーのしー!

 僕自身、最終回放送翌日には勢いで多摩動物公園に行ったり、コラボレーション初日の東武動物公園に行ったり、BD付オフィシャルガイドブックを買ったりと、なんだかんだで『けもフレ』関連のコンテンツに触れ続けている今日このごろ。薄い本もいいぞ。えっちなのは買ってないけど。

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 目立ったところとしては、「おかわりをよこすのです」と催促するまでもなく始まった、東武動物公園とのコラボ企画*1ですね。興味本位で初日に向かってみたら、想像以上におもしろく、丸一日遊び倒してしまうほどでした。缶バッジは買えなかった。

 園内各所に展示されたパネルを探して歩きまわるだけでも楽しかったし、飼育員のおにいさんおねえさんの解説も魅力的。同じ目的で足を運んでいるらしいフレンズもたくさんいたし、ちびっ子までもが「フレンズだー!」と目をキラキラさせて走りまわっていたのにはビビった。マジです。

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 その一方で、今となってはむしろ、『けもフレ』を抜きにしても動物園に行くのが楽しい。家から自転車で2時間もかからないと気づいて以来、あれから何度も多摩動物公園に行っているし、ついには年間パスポートまで買ってしまった。すっかり動物園おじさんである。

 動物園の楽しみ方はさまざまですが、最近はもっぱら「カメラの練習」のために通っている格好。昼間はうつらうつらしているサーバルちゃんをはじめ、動物たちの姿に癒やされつつも、カメラを構えることは忘れない。もちろん、ほかのお客さんの邪魔にならないように。

 

撮影力ぅ……ですかねぇ……

 ところがぎっちょん。そうして何度か動物園を訪れ、写真撮影に励んでいると、徐々に物足りなさを感じるようになってくる。カメラは昨年夏に買った上記のミラーレス一眼を使っており、それでも充分といえば充分なのだけれど……もうちょっと、アップで撮りたいよね……と。

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 最大望遠にすれば、金網・檻越しでも “っぽい” 写真は撮れなくもない。しかし、同じ動物園に何度も訪れ、同じように園内を巡りつつカメラを構えていると、徐々に限界を感じるようになってくるですよね。自分の撮影技術では、これ以上は無理だ……と。

 そもそも僕は、カメラについてはド素人。カメラの仕組みや基本機能、シーン別の撮影方法なども感覚的にしか知りません。勉強すれば、少しは表現の幅を広げられるのかもしれないけれど……それよりも前に湧き上がってきたのが、「アップで撮りたい」という願望だったのです。

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 ガラス越し、あるいはすぐ近くにいる動物であれば、普通に撮影することはできる。でも、そうして撮っているだけでは遠からず飽きることが目に見えているし、かと言って、一念発起して写真の勉強を始めるような気にもならない。――何か、きっかけでもないかぎり。

 ……そうなのです。きっかけがないのなら、つくってしまえばいいのであります! どうせいつかは手を出すことになるのだし、それならば、今がそのタイミング。ブームに身を投じているあいだに、新しくレンズを買えばいいのです! いざ “れんずちほー” へ、こんにちはであります!

 

(フ)レンズによって得意なことちがうから!

 ただ、急にレンズを買おうにも、素人にはハードルが高い。いいお値段しますし。そこでネットで調べてみても、ガチの初心者向け、かつわかりやすい解説サイトは意外と見つからず、買ってみた入門書もいまいちピンとこなかったのです。

 比較写真を並べられても、素人目には違いがよくわからない。画角だとかF値だとかの用語の説明を読んでも、カメラやレンズのイメージと結びつかない。頭では理解できるし、各レンズの特色や役割もなんとなく把握することはできたのですが……なるほど、わからん。

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 そんなときに出会ったのが、サークル「甘味党」さん*2の同人誌『時雨と選ぶはじめてのレンズ』でした。……え? なんで唐突に別作品の同人誌が出てくるのかって? そりゃあアレですよ、好きなサークルさんが同時期に頒布した新刊が、たまたま「レンズ」を取り扱っていたからです、はい。

 冊子の内容がイラスト込みで明解だったからか、あるいは紙の本で読むことでイメージがしやすかったせいか、はたまた時雨好きとして熱心に読みこんだためか――。いずれにせよ、本書を読んだことで、それまでピンときていなかった「レンズ」の魅力をダイレクトに感じられたのです。

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 各種レンズの解説はもちろんのこと、途中途中で挿入されている「コラム」が個人的には特に勉強になりました。ほかの解説本だけではどうもイメージしにくかった「F値」や「焦点距離」について、作例や図と合わせて説明されており、理解の手助けになった。

 ちなみに、『はじめてのカメラ』『はじめてのレンズ』『星空撮影』と続くこちらの本は、カメラ初心者にこそおすすめのシリーズ。元ネタである『艦これ』好きの提督さん以外にも勧められる内容ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいな!(参考リンク:アキバBlog

 

「ズームレンズ」で動物をアップで撮れてすっごーい!

 そんなわけで、Amazonで値下がりするのをじわじわと待ったあとに購入したのが、こちらのズームレンズ。検索してみたところ、自分の持っているミラーレス+こちらのレンズの組み合わせで動物写真を撮っている人が多く見つかったので、これは間違いあるめえ、と。

 ――で、実際に撮ってみた。

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 よっぽど近くに寄ってきてくれないと綺麗に撮れなかったサーバルちゃんも、金網をボカしつつ大きく写真に収められるように! チャームポイントの大きな耳もばっちりくっきりでござる。うみゃー! かーわいー! 次のサーバルジャンプが楽しみ。

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 飼育・展示の関係上、離れた位置から見ることの多い猛禽類も、こんな感じ。いつも遠くで木に止まって( ˘ω˘)スヤァしているオオコノハズクも、そこそこアップで撮影できた。ふわふわかわいい。

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 ふわふわといえば、今年2月に生まれたチーターの三つ子*3もきゃわわ。ネットで見た画像よりもかなり大きくなっており、ガラス展示場のなかでお母さんの周りを追いかけっこする姿が見られました。かわいい(かわいい)

 こんな感じでまだまだ練習中ではあるけれど、動物園を訪れるたびに楽しく撮影しております。自転車で向かうと到着が早くてもお昼前になってしまうので、いつか朝イチで出かけて、一日中ぶっ通しで満喫したいところ……。われわれが満足できるまでがんばるのです。

 

「単焦点レンズ」で街歩き写真がたーのしー!

 あと、主に動物園を目的としたズームレンズとは別に購入したのが、こちらの単焦点レンズ。「とりあえず単焦点レンズはひとつ買っとけ」的な声に押されたのだけれど、実際に使ってみると、それまでとは街の “歩き方” がどこか変わって、これまた楽しい。

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 正直なところ、自分がこのレンズで何を撮りたいのか、どういった表現を求めているのか――といった点が曖昧なためか、今はまだ持て余している印象。たしかにそれまでのレンズとは明らかに違うし、写真を撮るのも楽しい。だけど、それをうまく言語化できるにいるような。

 それでも、レンズを替えたことで、自身の歩き方や目線の変化が如実に感じられている近頃。景色の見え方や距離の取り方が自然と変わるので、そのなかで得られるものもあるのではないかしら。ともあれ、買って正解だったことは間違いない。なんたって、素直にたーのしー! のだから。

 

買いたいものを買ってこその人生なのです

 そんなこんなで長々と書いてきましたが、「何かに影響されて散財するのは楽しいよ!」という話でした。……あれ? 違う? まあ、動物園もカメラも『けもフレ』もたーのしー! よ!

 でもぶっちゃけ、技術が追っついていないのにあれこれと手を出すのもどうかと思うわけで……。まずは、少しずつでも写真について勉強していきたいっす。「写真教室に通うよりは自分で試行錯誤したほうがいい」と身近なカメラ好きの方々が話していたので、とりあえずはそのように。

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 そういえば、改めて振り返ってみると、昨年の夏に買った「カメラ」に始まり、秋には「自転車」を購入し、今年に入ってからハマった『けものフレンズ』を経由して、それらを余さず利用して「動物園」に通っている今があるのよね……。

 自分が短期間で興味を持ったモノがたまたま合致しただけかもしれないけれど、どれもこれも興味本位で手を出したものがつながって、なんだかおもしろいなあと思うのです。そもそも「趣味」ってそういうものかもしれないけれど、どれも無駄にならず、うまく組み合わさって心地いい。

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 年間パスポートを買った多摩動物公園には今後もたびたび足を運ぶとして、機会があれば別の “ちほー” の動物園にも行ってみたい。そこで一層楽しく過ごすためにも、まずは写真まわりのことを勉強しながら、それぞれのレンズを使い倒していく所存です。もうお友達だから!

 

 

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