ぶつよくに まけてしまった!!
キングジムのデジタルメモ「ポメラ」の新型・DM200を買いました。
前々からずーっと気になってはいたけれど、「言うてもノーパソあるし……」「安くないお買い物だし……」と尻込みしていた自分。でもだって、「まったくの別物」だってみんなが言うんだもの! 気になるじゃん!
そんなわけでDM200を使いはじめ、はや1週間。
それなりに慣れてきたので、感想をまとめました。
ちなみに自分にとってはこのDM200が初ポメラであり、過去に類似の商品を使ったことはありません。なので、そういった初心者目線での実感もあわせてまとめています。
ポメラDM200とは?第一印象は「デカい電子辞書」
今回買ったのは、DM200本体と専用保護フィルムのセット。
Amazonではこれに加えて専用ケースが付属するセットもありますが、とりあえずケースは他で代用できるかな、と考えて。
第一印象は「電子辞書のデカいやつだ!」という謎感想。たぶん、家電量販店へ触りに行ったとき、文房具(電子辞書)コーナーの片隅にあったせいだと思う。受験生時代を思い出しますね……。
同梱品は至ってシンプル。
- DM200本体
- 取扱説明書
- 保証書
- ACアダプタ
- USBケーブル
- 親指シフト用キートップシール
では続いて、現在メインに使っているノートパソコン・MacBook Air(11-inch, Mid 2012)と比較してみましょう。
DM200のほうが少し厚さはあるものの、それ以外は一般的なノートパソコン・ネットブックと比べて「ちっせぇ!」という印象を持つのではないかと。やっぱり、“デカい電子辞書”じゃないか!
その一方で、キーボードに触れ、叩いてみると……明らかに感触が違う!
専門用語にもボキャブラリーにも乏しいため、うまく説明できないんだけど……例えるなら、「打てば響く」という表現がしっくりくる感じ。気持ちいい。ともあれ、まずは実際に使ってみましょう。
多彩な機能と、そこそこ正確な文字変換
初日は、日記を書いてみた。
普段からその日の出来事を手帳に記しているのですが、感情の乗った「日記」を書く場所として、ポメラでテキストを積み上げていくのも楽しそうですね。
翌日は、試しにブログ記事をDM200で書いてみることに。
ちょうど読み終えたばかりの本の感想をまとめるべく、キーボードに向かってみたところ──むちゃくちゃ作業がはかどる! 数時間にわたって集中して執筆することができ、その結果、できあがった記事がこちらです。
読了して騙されたことに気づく『読んでいない本について堂々と語る方法』
いつにも増して文字がびっしりしているような気もしますが、集中して作業していた証左とも言えるかと。
引用箇所も含めてDM200の画面上で構成・執筆をしたうえで、フォント装飾や画像の挿入をはじめとする細部の調整は、パソコンのほうでちょちょいと済ませた感じです。
もちろん、ネット上への掲載を前提として文章を書くのであれば、HTMLタグを辞書登録したり、定型文を設定したりしておけば、作業がはかどること間違いなし。ほとんどポメラだけで作業を完結させることも可能だし、活躍する場面も多いのではないかと思います。
書式と画面表示
次に、実際の画面を見てみましょう。
辞書機能と文字変換
あと地味に「すげー!」と思ったのが、補助辞書の豊富さと、文字変換の正確さ。
「ポメラは好きだけど、文字変換が残念すぎる……」という話は耳にしていましたが、今回のDM200ではその問題が大幅に解消されているそうです*1。
だいたいどのサイトでレビューを読んでも、「変換が正確でやべえ! どうしちゃったの!(良い意味で)」との評判。まるで「国語が苦手でアホかわいかったあの子が、こんなに賢くなって……」と我が子の成長を喜ぶような、不思議な光景が広がっておりました。
──ほんとだ! ちゃんと変換してくれる!!(アニメ脳)
ただし、アニメの知識には偏りがあるようで、一昔前の作品名や最新作に関しては「?」状態で一発変換してくれなかった模様。
“禁書目録” はイケるのに “超電磁砲” はダメだったり、でも “機巧少女” はそのまま変換できたり、何度かアニメ化された作品はそれぞれのタイトルを候補として出してくれたり。試した感覚としては、「2010〜15年のアニメはまかせろー!(それ以前は有名どころ以外微妙)」な印象でした。
無線LANとBluetooth
ファイルを転送する方法は複数用意されており、以下のいずれかで可能。
- USBケーブルでパソコンと直接つなぐ
- 無線LANを介してメールやEvernoteにアップロードする
- ポメラSyncで同期する
Mac/iPhone/iPadユーザーで、それぞれの端末を使って頻繁に文書編集する機会のある人でしたら、「ポメラSync」の機能はかなり便利に感じるはず*2。
メモアプリで書いた内容がそのまま同期されるため、ファイルを指定して送受信する手間が省けます。
Bluetooth接続すれば、そのまま他端末のキーボードとしても利用可能。これが、想像以上に快適でびっくりしました。
これまで、Bluetoothキーボードのたぐいはあまり使ったことがなかったのですが……極端な話、スマホとDM200だけでも、出先で快適にブログが書けるんじゃないかというくらい。「フリック入力だと書いている感じがしない!」という人に。
使い心地は?→キーボードに向かい、文字を叩き続けるのが楽しい!
Amazonでポチった瞬間こそ「早まったか……」と若干の後悔もあったものの、いざ実物が届き、あれこれと試しながら触って馴染んでくると、あら不思議。
「このこの〜! かわいいやつめ〜!」くらいには愛着がわいてきて、どこへ行くにも持ち歩いている寸法です。
当初の目的である「作業の効率化&動機づけ」は言うまでもなく、それ以外の場面でもポメラを取り出し、文章をつらつらと書き連ねるような機会が増えました。
読書中はメモ帳代わりに使えるし、外でパッとメモった書いたアイデアを、あとでポメラ上で文章化して整えることもできる。思いのほか、用途が幅広くて助かってます。──なるほど、これが “デジタルメモ” ……!
とはいえ、そもそも初めてデジタルメモを買ったポメラ初心者ゆえ、その真価はまだまだ未知数。
使いこなせていない機能もあり、ショートカットキーもまだ覚えられていない(ぴったりの設定が見つかっていない)ため、これからガンガン使い倒しながら慣れていきたいところです。最近は大型家電量販店に行けば置いてあるところも多いようなので、まずは試しに触ってみてはいかがでしょうか!
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*1:参考:Amazon商品ページのレビューなど