最近、半年に何回かのペースで川越を訪れている。
仕事だったり遊びだったり、はたまたなんとなーくの思いつきだったり。それなりに縁のある街ということもあって、気軽に足を伸ばそうと思えるのが大きいのかもしれない。距離のある横浜とかだと、気軽に行こうとは思えないので……。
そうして川越の街に降り立ち、ふらふらと気ままに歩いていると、いつの間にやら見知らぬお店ができていて驚かされることも多い。
特に近頃は、なんだか妙におしゃれカフェが増えたような気がする。いわゆるサードウェーブ的なお店だったり、オープンなコーヒースタンドだったり。
そんななかでふと目に入ったのが、見るからに今風の喫茶店……ではなく、けれど小ざっぱりとして綺麗な外観のお店。
ランチタイムからは少し過ぎた時間帯、小腹を空かせつつ歩いていた自分の目に入った「サンドイッチパーラー」の文字は、とても魅力的に映ったのでした。
菓子屋横丁の脇に佇むベーカリー
とある晴れた平日のお昼すぎ。今日のランチはここにするべと決めて入ったのが、こちらの『サンドイッチパーラー楽楽』さんです。場所は、菓子屋横丁のちょうど入り口付近。
お店の目の前には『川越ベーカリー楽楽』というパン屋さんが佇んでおり、こちらの “サンドイッチパーラー” は、そのサンドイッチ専門店という立ち位置らしい。
ちなみに、 “ベーカリー” のほうの『楽楽』さんの店先には自転車スタンドがあるので、ロードバイクで寄り道するのも良さそう。
今回入ったサンドイッチパーラーは1階で各種サンドイッチ&パンを販売しており、持ち帰りのほか、2階のイートインスペース(屋内)に上がって食べることも可能。
さらにその上、屋上にも席が用意されており、こちらは犬も連れて入れるみたい。晴れた暖かい日には、ぜひともこちらでパンを頬張りたいところですね。――そう、つまり、今日だ!
というわけで、お会計を済ませて上がってきました。
- とろたまメンチカツ(330円)
- あんピーバター(180円)
- オレンジジュース(200円)
買ったのは、この3点。……少食だと思うじゃろ? でもこれ、見た目は小さいわりに意外とボリューミーなんすよ! というかよく見たら、 “サンドイッチ” らしいサンドイッチがないっすねこのチョイス!
まずは「食事枠」として、とろたまメンチカツをいただきます。
ぎっしりとお肉が詰まったメンチカツは食べごたえがあり、それをなんとかして包みこんでいるパンはふわふわでほんのり甘い。
これだけで結構なボリュームですが、「量」だけでなく「味」のほうも申し分なし。味つけのマスタードもちょうど良いくらいで、タマゴもしっかりと自己主張していました。
見た目はしっかりと焼き上げた目玉焼きですが、食べてみたら中身は半熟。これには、タマゴ好きな僕もにっこり。
続いては「おやつ枠」、あんピーバターでござる。おやつパンとして大人気、おなじみの「あんバタ」ではなく、「あん(ピー)バター」。
これは決して伏せ字的な(ピー)ではなく、お察しのとおり――そう、「ピーナッツバター」。……こんなん、おいしくないはずがないでしょう! ヒャア! 我慢できねえ!
あんことピーナッツバターの組み合わせは、やはり最高であった……!
ちょっと甘すぎるんじゃないかと食べる前には思っていたけれど、思いのほか甘さは控えめ。特にあんこがすっきりした味わいで、ピーナッツバターと合わさり良い感じに互いを引き立て合っていたような印象です。おやつに毎日食べたい……。
そんなこんなで、わずか2つのパンながらそれでも満足のお昼ごはんとなりました、『サンドイッチパーラー楽楽』さん。
平日のお昼すぎということもあってか、屋上には自分以外にお客さんもおらず、日なたぼっこをしながらのほほんランチと洒落こめた格好。よきかなよきかな……。
ほかのおやつパンも気になるので、次はランチでなく、おやつ時にふらっとおじゃましようかなーと。あるいは自転車で川越まで来て、 “ベーカリー” のほうと合わせて利用するのも良いかもしれない。
いくつかパンを摘んだら、そのまま菓子屋横丁へ……うむ、すばらしい。
店舗情報
- 公式サイト:川越ベーカリー 楽楽
- 営業時間:7:30〜17:00
- 住所:埼玉県川越市元町2-7
※参考:食べログ