『とんかつ まい泉』青山本店のサクサクやわらかとんかつランチ


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 かの有名な老舗『とんかつ まい泉』の青山本店に行ってきました。

 時刻は14:00過ぎ。お昼ごはんはまだ食べていない。いい加減にズゴゴゴゴという唸り声を上げ始めた腹の虫を無視することもできず(“ムシ”だけに)、そのまま入店することにしたのでした。

 

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サクサクやわらかなとんかつをモグモグと

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とんかつ まい泉 | MAISEN

 各地の百貨店・駅ビルなどにも出店しており、カツサンドがうまいと評判の『とんかつ まい泉』。自分も過去に何度か食べたことはあるものの、店舗で食事をしたことはなかった。

 うめえうめえと、新幹線だか旅先だかでモグモグと頬張っていたカツサンドを、本店で食べてみたい。

 なんとなしにそんな希望を持ち続け、ふらり辿り着いてしまった青山本店。少し時間が遅いためかあまり混雑しておらず、入るならばこのタイミングしかないだろう、と。

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 日替わりの「まい泉定食」はすでに売り切れ。

 自分が入店したときにはまだ「おすすめAランチ」があったけれど、帰り際に見たら写真のようになっておりました。平日の14:30でギリギリのタイミングだった模様。あぶなしあぶなし。

 お店に入ると、もともと銭湯だったという店舗はとても広く、趣ある内装は外国人観光客にも人気だとか。

 かの有名なアーティストもMAISEN LOVEらしく、「帰国前にどうしても寄りたい!」と来店されることもあった……と、お店の方が話しておりました。ほえー。

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 カウンター席に通されて、まもなく。「おすすめAランチ」(1,100円)です。

 鹿児島のブランド豚・茶美豚のロースかつ80gをメインに、大根おろしや薬味も付いた定食。食前に出てくる大根おろし先生はさっぱりすっきり、この時期にぴったりの清涼感。うまし。

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 肝心のロースかつに関しては、ぶっちゃけそこまで期待していなかったのですが……一口含んだ瞬間、リアルに感嘆符が眼前に浮かぶほどの衝撃が走った。

 知らない……ぼく、こんなにサクサク&ふわふわで溶けるような衣もお肉も、知らない……!!

 まず、口に入れた途端、ジュワァだかホワァだかの擬音が脳内再生されるほどの速度で衣が溶ける。なんじゃこりゃと驚きつつ咀嚼してみると、中のお肉も力を加えた瞬時に分断されて舌先に味が染みわたる。

 食感も味も、その伝達速度が尋常じゃない……! 速さが足り……てる!

 そのまま食べてもおいしいのに、ふっと手元に視線を移せば……いらっしゃるじゃないですか、薬味さんとポン酢先輩が。

 ポン酢をちょっとだけ付けて食べるだけでも、味の変化が楽しめる素晴らしさ。食前の大根おろし先生が霞むほどのさっぱり具合は、夏の間に味わっておきたい清楚系。良いぞ……良いぞ……。卓上の甘&辛、2種類のソースもお好みで。

 

 80gということで若干の物足りなさを感じなくもないですが、それでも充分に満足のいく分量と味。

 お店の場所や価格を考慮すれば、むしろコスパはかなり良いのではないかしら。足りない分は、それこそカツサンドを買って帰るのも悪くはないでしょうし。

 ――と同時に、絶品とんかつを食べるのであれば、やはり夜メニューである、との話も。

 てっきりグループ客や外国人の方が多いのかと思いきや、レビューをいくつか読んでみたかぎり夜も意外に1人客がいらっしゃるそうな。夜の表参道に行く機会はなかなかなさそうだけれど、機会があればぜひ、夜の黒豚を堪能したいところでござります。

 

店舗情報・クーポン

※参考:食べログ

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