ある人に「一番好きなコンビニは?」と問うたら、どのような答えが帰ってくるだろうか。
「弁当がおいしいからセブン!」と食事を重視する人がいれば、「アニメとのコラボが多いからローソン!」とグッズ狙いのオタクもいるだろうし、「ミニストップのソフトクリームこそ至高」と話す人だっている。個人的には、ポプラも結構好きです。なんとなく。
特に「食」に関しては、スーパーマーケット以上に身近な生命線として、日頃からコンビニを利用している人も多いのではなかろうか。一番人気はセブン-イレブンであるような印象も強いものの、他だって負けていない。各社の多彩なPB商品は、僕らの食卓を助けてくれる存在だ。
ファミリーマートは「みんな」ではない誰かのためのコンビニだ。
このような一文から始まる本書『ファミリーマートで呑む』は、紛うことなき「同人誌」だ。
“あなたと、コンビに、” を謳うファミリーマートのファン冊子であり、既刊『セブン-イレブンで呑む』に続く、コンビニおつまみのガイド本。今回も52ページにわたり、酒の肴が紹介されている。
それこそ「みんな」ではない、ファミマを使う「誰か」に向けて書かれた一冊。そんな本書の内容を簡単にご紹介しつつ、例によってまた実際に「ファミマ呑み(飯)」を実践してみたので、その記録をまとめました。やっぱりね、1人だと胃の許容量的に “メシ” になっちゃうよね。
コンビニおつまみガイドの決定版!『セブン-イレブンで呑む』を読んだ
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魅力的な「ファミリーマートコレクション」を全力レビュー
本書『ファミリーマートで呑む』は、サークル「かるこーるぞく」さんが発行する同人誌(コミックマーケット90新刊)。ファミリーマートで買うことのできる酒の肴やお酒を45種類以上も取り上げ、ひとつひとつを丁寧に紹介しています。フルカラー52ページ。
メインとなるのは、プライベートブランド商品「ファミリーマートコレクション」。
30種類それぞれの価格・カロリー・内容量・調理方法・原材料までまとめ上げつつ、独自のレーダーチャートも追加して徹底レビュー。まるでカタログのような1冊です。
基本的には「酒の肴」となりそうな商品を取り上げており、それぞれの味だけでなく、どのお酒に合うか、どういった場面でおすすめかといったポイントにも注視しつつ紹介しています。
「これを追加したらウマいんじゃね?」というアレンジも提案しており、参考になること間違いなし。
ファミリーマートと言えば、やはりファミチキ!
――ということで、ほかにもホットスナックやお酒の紹介と、コンビニチェーン6店の「サラダチキン比較」特集まで。サラダチキンはセブンのしか食べた記憶がなかったれけど、評価を見てミニストップが気になってきたぞよ……。
さらに今回は「育てるサラダ」の栽培日記という、ちょいと変化球っぽい特集も。冒頭でも書かれていましたが、 “誰が求めているのかよく分からない” のにシリーズ展開が継続中という、なんとなく “攻めた” 印象もある商品。
本書ではしっかりと経過を写真で記録しており、「意外とありかも……?」と気になるくらいには魅力的。思いのほか需要があったのかしら……うーむ。
いざ、ファミマ呑み(飯)を実食
――というわけで、家族みんな各々に用事があり、家には自分ひとりという某日。日が暮れたころに近所のファミリーマートへ向かい、本書『ファミリーマートで呑む』を参考にして商品を調達。いざ、ファミマ呑み(飯)の開始である。わぁい!
- 牛もつ煮込み(¥245)
- さっぱりレモン風味の厚切りスモークタン(¥194)
- かぼちゃサラダ(¥128)
- 海鮮スティック(¥130)
- ファミチキ(¥180)
- レモンチューハイ(¥122)
- グレープフルーツチューハイ(¥122)
※ファミチキを除きすべて「ファミリーマートコレクション」の商品
前回のセブンに引き続き、「ただの晩メシじゃねーか!」とツッコまれても致し方ないラインナップ。
でも今回は種類を増やすために、各商品の分量はなるべく少なめのものを選んだんですよ……。結果、4種類だった前回から、今回は5種類に! ファミチキが増えたよ! わぁい!
まずは、最初からクライマックス、「牛もつ煮込み」でございます。本書では「牛すじ煮込み」と並べて紹介されていましたが、30g少ないという情報のあった「牛もつ」を選択。
器に移し、電子レンジで約2分。味噌ベースでほっかほかの煮込みは居酒屋チェーンの味にも劣らず、牛もつも結構な量が入っているので食べ出がある。本文によれば、 “ソテーオニオンの甘さが特徴” との話。全体的に味が濃く染み渡っているので、ごはんが進むぜよ。
見るからにおつまみ向きの、「さっぱりレモン風味の厚切りスモークタン」。本書掲載時とは商品名が変わっているようでしたが、確かにこの “厚切り” 感は嬉しいですね。今回は手元になかったけれど、レモン香る燻製はビールとの相性も良さそうだ。
本文では、 “黒コショウやマヨネーズ、七味など自分好みの「チョイ足し」をしても楽しい” とのおすすめが。我が家には七味がないので断念しましたが、次はアレンジして食べたい。
忘れちゃいけない、サラダ要員。
前回同様にポテトサラダを選んで比較しようかと考えたものの、分量少なめ80gの「かぼちゃサラダ」を選択。マヨネーズ単品ではちょっと苦手な自分も、このサラダならばガツガツ食べられるまろやかテイスト(※ブロッコリー&トマトは家にあったものです)。
そして、おつまみの定番「海鮮スティック」。
一緒に紹介されていた「明太マヨ風味」と悩んだものの、 “マヨ” 成分はサラダが担当していたのでスタンダードなほうを選択。肉厚ジューシーなかまぼこ先輩は、食感も楽しい素敵な肴。これは常備しておきたいレベル。
肝心のお酒には、「グレープフルーツチューハイ」&「レモンチューハイ」をお買い上げ。
というか、ファミマPB商品縛りだと他に選択肢がなかった。先ほどの画像に書いてある「シークヮーサー梅酒」は沖縄限定なんですって……めっちゃうまそうやん……。
で、ファミマと言えばやっぱりこれは外せない。「ファミチキ」大先輩である。今年10周年を迎えるという味とジューシー感は安定しており、学生時代にはおやつとしてよく食べておりました。
お皿を出すのが面倒だったので、ごはんに乗っけてファミチキ丼に。……と言っても文字どおり乗っけただけなので、余裕があれば親子丼にするなどのアレンジをしたいところ。あるいは出先なら、ファミマのカレーあたりにぶち込むのもありあり。会社員時代にやってました。
以上、『ファミリーマートで呑む』を参考にした、ファミマ呑み(飯)でした。
普段はあまりビールを飲む人間ではないけれど、やっぱり缶チューハイだけだと軽く飽きてきますね……。お肉成分も多かったからか、なんとなしに舌がビールを求めていた。次はPBじゃなくても買おう。
もちろん、実際に買ったのは本書で紹介されているごくごく一部に過ぎず、45種類以上にも及ぶ商品レビューは、きっと宅飲みマンの参考になるはず。通信販売や委託店舗でも手に入れることが可能ですので、気になる方はぜひ。
関連ページ
- サークルサイト:かるこーるぞく
- 通信販売:COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 ファミリーマートで呑む