ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

集中できる作業場所と、環境を変え続ける旅人への憧れ

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 1日の終わりに。

 

「何もできなかった1日」をマクドナルドで書き換える

 何をしてもダメな日がある。朝、目を覚まして起き上がった瞬間からどこか気怠く、ダラダラと過ごしてしまうような1日。ぼけーっと動画サイトを眺めてみたり、適当にネットサーフィンをしてみたり、本棚の奥に眠るマンガを1巻から読み返してみたり。

 そんなときの「スイッチ」の入れ方を聞いてみると、人によっていろいろあっておもしろい。コーヒーを淹れるとか、ストレッチをするとか、お気に入りの音楽を聞くとか。ちなみに自分にとってお決まりの「儀式」の話は過去にちょろっと書きました。

 今日がまさしくちょうどそんな日で、一日中怠惰に過ごしてしまった格好。先月末にニコニコ生放送で一挙放送されていたアニメを掻い摘んでダラダラ見てた。もう10年も前の作品を見返すと、当時は何とも思わなかった台詞が身に沁みる。1期の劇場版は名作でござる。

 そして現在、とりあえずタスクだけは消化するべく、ジャージ姿で近所のマックにノーパソを持ち込んでカタカタしているわけですが。

 ──いやね、びっくりするほど捗るよね!

 我が家の20年の付き合いになる学習机よりも、微妙に油っぽいマックのテーブルのほうが集中できる不思議。今日1日の怠惰を何とか上塗りするべく、100円握りしめてやって来た。終わりよければ何とやら。お世話になります。

 

「内」で消費する趣味と、「外」で生産する仕事

 振り返ってみれば、昔から家で集中して勉強ができなかった自分。何らかの作業をする際には、なぜだか外じゃないと難しい。会社員時代の週末には行き先も決めずに電車に飛び乗っていたし、今もなるべく家にいる時間は少なくし、かつ安価で過ごせる場所を探してさまよい歩く日々。

 家でできることと言えば、「小説やマンガを読む」「音楽を聞く」「映画やアニメや動画を見る」──以上。そのような活動であれば、我が家でものんべんだらりと取り組むことができる……というか、外よりも我が家でやりたい。

 でも一方で、「読書」にしてもビジネス書・参考書・学術書といった「本」については外のほうが間違いなく集中できる。また、パソコンで何か作業をするにしても、家よりは喫茶店や図書館のほうが安定する。

 結果、近所のスタバがフリーになった現在の主な作業場所になった。店員さんはもちろん、常連のおじいちゃんとも雑談するレベルで居着いている感じ。楽しい。並行して他の喫茶店やマックも利用するけれど、居心地の良さとコスパを鑑みれば──今のところのベストはスタバかな、と。

 このような話を聞くと、自分の家で当たり前に勉強・読書・仕事ができる人は「なんでわざわざ……」と思うところなんじゃないかしら。でも、話を聞くかぎりでは僕らのようなタイプの人間は決して少数派ではないように感じるし、その理由もさまざまである様子。

 純粋に誘惑の多い環境では作業が捗らない人。
 適度な緊張感を保つため、周囲に他人のいる場所を選ぶ人。
 その日の気分によって環境を変えることで、マンネリ化を防ごうとする人。
 外に出た方がかえって節約になる人。家族・同居人の目が気になって嫌な人。

 いろいろな要因が重なって、「じゃあ外でやったほうがいいんじゃね?」ということで、喫茶店などで場所をお借りしている形。もちろん長居し過ぎるのも悪いので、滞在時間や混雑具合を気にしながら利用している人も多いはず。特にいつも使うお店は、やっぱり気持ちよく使いたいですしね。

 余談ですが、そうやって考えてみると、「スタバは意識高い系が使う店」というたぐいの揶揄の意味がますます持って良くわからない。いったい、どのへんが意識高いんだろう……。常連のおじいちゃんや周囲の学生さんの話を聞く限りでも、そこに意識の高さを感じた記憶がないので。うーむ。

 

行き先不明の珍道中、ぐるりと巡って行き着く先は

 そんなことを考えていていつも思うのが、自分の場合は常に同じ所であれこれするよりも、ぶらぶらと環境を変えながらの活動のほうが捗るのかもしれない、ということ。

 実際、家だと意識があちこちに飛んで「どれもできなさそうだから後でにしよう」となりがちなことも、旅先のホテルならば自然と優先順位をつけて取り組むことができる。「知らない場所だけど、自分だけの空間」を持てるビジネスホテルの個室っていいよね。余計なものもないし。

 自分を知る人のいない、知らない場所を点々としながら、程良い刺激を受けつつ、やるべきことはこなしつつ過ごす。そんな暮らしができたら理想的だけれど……いったいどんな仕事ならできるんじゃろうか。野宿にせよ車中泊にせよ、どうしてもお金はかかるし。

 何と言うか、昔から漠然と「旅人」に対する憧れがあるんですよね。おそらく何かの作品の影響か、一箇所に留まることに不安を覚える自分の性質への理由付けなんだろうとは思う。日銭を稼ぎつつ、気ままに過ごせたら素敵。……まあ途中で飽きそうですが。

 一因として、転勤族の家庭で成長したという経験の影響があるのかもしれない。故郷らしい故郷もなく、ご近所に知り合いも友人も皆無な場所に住み続けるよりは、知らない土地を巡りつつ、良い出会いを探すほうが楽しそうだな、と。宝くじが当たったとしても、僕はきっと家を建てずに旅に出る。

 最終的にはどこかに落ち着くことになるでしょうし、それが自分のよく知る出発地だった、なんてことも往々にしてあるのでしょう。とにもかくにも、今はそんな生活のできる収入源もありませんので、タンブラーを持っていつもの喫茶店へ向かうのです。はい。

 どうしてマックから、旅の話になったんだっけ……。

 

 

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