そう、僕は、テレビを視ない子。
テレビ?ああ、食事中の映像付きBGMね!
思い返してみると、幼い頃から、特定の「テレビ番組」を続けて視るということが少なかった。
幼児期は、どちらかと言えば、『トムとジェリー』や『ピングー』といったアニメのビデオを見ていたし、小学生の頃は、アニメは視ていたけれど、ゲームボーイ、スーファミなどのテレビゲームに惹かれていた。中学・高校でも特別に好きな番組があったわけでもなく、大学時代から今に至るまで、その傾向は変わっていない。
僕にとっての「テレビ」とは、主にビデオを観たり、ゲームをプレイしたりするための箱型ディスプレイであり、「テレビ番組」を視るのは、朝のニュースと夜の一部バラエティ&映画くらいで、どちらも食事中に限られた。飯を食ったら、本を読むか、マンガを読むか、宿題をするか、だったので。
「(何か知らないけど楽しそうな話してるなあ)」
もちろん、僕のようなテレビを視ない子にとって問題なのは、テレビの話題についていけないこと。試練の時である。
友達A「ねーねー、昨日の『笑う犬』、視たー?」
友達B「視た視たー!あのコントおもろかったよねー!」
僕「お、おう……(´・ω・`)」
_人人人人人人人人_
> お、おう…… <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
へ、へへっ!まあこんなもんすよ!寂しくないと言えば嘘になるけど、だからと言って無理に視る必要もないと思っておりましたので。
逆に、テレビ番組のことを全く知らなかったので、「ふーん、それって、どういうやつ?」と内容を聞くのは嫌いじゃなかったり。
小学生なら、「えーっ!知らないのー?あれはね、こうこうこういう部分がおもしろくてー!」と嬉しそうに説明してくれるもんでっせ。さすがに、中高生くらいになると、「(なんでこいつ視てねえんだよ…)」と胡乱な目で見られるので自重してたけど。
そんな、「テレビ視ないっ子」だった僕にも、視ていて記憶に残っている番組はあるもので。それらを、思い出せる限り挙げてみよう。
「テレビ視なくたって、話についていけなくたって、視てるものは視てるんだぞ!」という自己主張です。言い換えると、「これしか視てねーよばーか!」ということです。
視ていたテレビ番組~幼児期編
「おかあさんといっしょ」
……これは鉄板でしょう。「ドレミファ・どーなっつ!」がジャスティス。
「ハッチポッチステーション」
……今でも歌えるよ!
「なんでもQ」
……ぎりぎり小学生前だったような。むしむしQと、あにまるQまで。
「セサミストリート」
……断片的な記憶しかない。黄色と赤色のイメージ。
「忍たま乱太郎」
……やべえ、三人組と勇気100%しか思い出せない。
「クレヨンしんちゃん」
……間違いなく、僕の人格形成に多大な影響を与えている。
「しましまとらのしまじろう」
……少しだけ視てたような…。とりっぴーが排泄行為をしていたような…。
「忍者戦隊カクレンジャー」
……おもちゃをいっぱい持ってた。ケインコスギ。ブラックホール。
視ていたテレビ番組~小学生編
「NHKニュースおはよう日本」
……我が家のデフォチャンネルはNHKでありました。
「NHKニュース7」
……我が家のデフォチャンネルは(以下略)
「連続テレビ小説」
……「ちゅらさん」「ほんまもん」は何となく覚えている。「私の青空」とか。
「おはスタ」
……レイモンド、怪人ゾナーの辺り。合言葉は~♪みたいな歌が耳に残ってる。
「TVチャンピオン」
……これは好きだった。興味のないジャンルでも、おもしろいと思える。
「ドラゴンボールZ」
……ブウ編しか覚えていない。というか、多分、ブウ編しか視ていない。
「ドラゴンボールGT」
……DAN DAN心が魅かれていたような気がする。
「地獄先生ぬ~べ~」
……やだ、えっちぃ!ゆきめかわいい。
「るろうに剣心」
……「壊れるほど愛しても1/3も伝わらない」は本当なのか - ぐるりみち。
「名探偵コナン」
……僕も殺されるんじゃないか!という被害妄想、したよね。え?しない?
「ONE PIECE」
……第1話から視てた。にわかとは違うんです。ふふん。
「遊戯王 デュエルモンスターズ」
……学校では、ペガサスのモノマネが流行った。
「ポケットモンスター」
……第1話から。初代御三家のエピソードが大好き。
「星のカービィ」
……土曜朝は、カービィを視てから登校するのです。
「とっとこハム太郎」
……妹と一緒に。マフラーちゃんかわいい。
視ていたテレビ番組~中学生編
「NHKニュースおはよう日本」
……我が家のデフォ(以下略)
「NHKニュース7」
……我が(以下略)
「連続テレビ小説」
……「こころ」「てるてる家族」はどっちも好きだった。
「大河ドラマ」
……母親の隣で視ていたが、好んで視始めたのは「新選組!」から。
「クローズアップ現代」
……この頃から、クロ現も視始める。
「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」
……かっぜぇのなっかぁのぉす~ばるぅ~♪ 男たちは、(以下略)
「WATER BOYS」
……映画が好きだったので。が、もはや全く内容を覚えていない。
「ミュージックステーション」
……J-POPにハマりだしたので。ランキングチェック。
「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」
……ゴールデンになってから。欠かさず視てたなー。
「脳内エステ IQサプリ」
……数少ない、好きなテレビ番組のジャンル、それが、クイズ番組。
「ポケットモンスター」
……アドバンス編の途中まで。半分は惰性。でもハルカかわいい。
「鋼の錬金術師」
……友達に薦められて、漫画を読んでハマリ、アニメも。
「あたしンち」
……なんで視てたんだろう。
そしてこの後、高校に入ると、一気にアニメに侵食されることになる。
我が家のデフォはNHK
長々と書いて気付いたんだけど、これって、「テレビを視ない」んじゃなくて、「バラエティとドラマ(民放)を視ない」だよね…。でもまあ、話のタネになるテレビ番組のジャンルと言えばこの2つになるのかな。ん?半沢直樹?リーガルハイ?いいえ、僕にとっての堺雅人さんは、山南敬助です。
こうして見ると、ある人が視る好きな番組って、親の好みと家庭環境によって、かなり変わってくるんだろうなーと思う。
うちの親は、バラエティはほとんど視ないし、民放のドラマも好まない。子供である僕らが積極的にチャンネルを回さない限り、画面に映しだされるのは、基本的に安定のNHK。映画やクイズ番組、時たまスポーツをみんなで視ることはあれど、それ以外はからっきし。
ちなみに、今は親の好みとはかなり違ってきている模様。父親と妹は、議論系の番組を視ているとイライラするから止めろ!って言うけれど、僕は大好きです(^q^)
おそらく、大多数の人が「テレビおもしろい!」と言うときの「テレビ番組」は、あまり視ないで育ってきたんじゃないだろうか。友達の話を聞いている中での知識として、俳優や芸能人の名前は知っていても、いまだに顔と名前が一致しない。実際、あまり興味もないしね。
それが良いのか悪いのか、っていうのは別問題。いや、そもそも、良いも悪いもないんじゃないかと思う。趣味は人それぞれだし。ただ、クレヨンしんちゃんの影響力はすごいと思います(棒
会社の寮に入っていた1年半、自分の部屋にテレビがなくて困ったことなんてなかったし、これからも自分のスタンスは変わらないんだろうな、と思う。
興味関心を持ったら視ようとはするだろうけど、「話題になっているから」という理由ではあまり動かない。話題になっているのを見て、その上で、自分が興味を持ったら視る感じ。もしくは、よほど友達に薦められるとか。
今の時代、あらゆるコンテンツが多様なメディアに溢れ返っているので、それら全部に触れようなんて、どだい無理な話っすよ。どうしても、取捨選択は必要。ならば、自分の好きなものを視るのが一番でさあ。
ところで、僕のような、「多くの人が子供の頃に触れるものと無関係に成長してきた人」って、感覚もやっぱり少しズレているんだろうか。小学生の頃から、「変わった奴」「変態」「電波系」「謎キャラ」などと評価されてきた身としては、ちょっと気になるところ。ふーむ。