やっへろー。だいたい半年に1回ほどのペースで体調を崩しがちな僕です。
ちょっと前に鼻水マンと出会ったばかりの気もするけれど(関連:ハロー、鼻水マン)、特に年始は風邪をひきやすい傾向にある模様。感染源はコミケかなー? 初詣かなー? やっぱりコミケだなー? いいや、喫茶店だ!
若干の体調の悪みを感じたので「とりあえず野菜を食おう」とお昼はやよい軒で済ませて元気になったと思ったら作業のために入ったスタバで原稿のネタ出しに四苦八苦して頭痛を覚えるも脳内ではなぜか林原めぐみ先生が「傷つく事は恐くない」と歌いだしている日曜夕方。
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2017年1月8日
日曜の段階で「おっとー? これはー? 来ちゃったんじゃねー?⤴」という嬉しくない兆候を感じており(Twitterの日本語も若干怪しい)、案の定、数時間後にはバタンキュー。脳内Over Soulが捗る病床。
3連休の最終日がキング・クリムゾンしたかと思いきや、翌火曜日になっても熱が下がらず、水曜を含めた3日間、ほぼ活動不能状態でアタシポンコツアンドロイドと化していたのでした。回路はとっくにショートしたの……燃え尽きたの……真っ白にね……。
“ただ眠るだけでもエネルギーは必要”
『君の名は。』にも友情出演していた『言の葉の庭』のヒロイン・雪ちゃん先生もそう仰っていたけれど……彼女と同い年になった今、改めてこの “エネルギー” の使われ方を実感している。そして3日も寝こむことになり、その事実をさらに強く叩きつけられた格好。\だるい/
もちろん、「心身ともに健康MAX、宇宙の彼方へさあ行くぞ!」的なノリでいられるときはそうでもない。けれど、体にせよ心にせよどちらかが病んでしまえば、途端にエネルギー消費量はグンと跳ね上がる。何をするにも気だるさを覚え、何も考えず眠りこけたい……と己の体は訴えているはずなのに、眠ることすらダルい。かったるい。
少年の顔を見る。まだ寝ている。居眠りというよりは熟睡。こんな東屋でよく眠れるなあと、呆れつつも羨ましい。ただ眠るだけでもエネルギーは必要なのだと、雪野は身に沁みて知っているのだ。ただ電車に乗るだけでも、ただ化粧を落とすだけでも、ただ食事を味わうだけでも、エネルギーは必要なのだ。私だってこの男の子くらいの歳の頃には、きちんとそういうエネルギーに満ちていたと思う。それが今では。
(新海誠『小説 言の葉の庭』第五話より)
仕事が多忙だったり、精神的に参ったりしたときには、とかく平時の諸活動が作業じみてくる。料理はダルい。外へ食べに出る気も起きない。適当なもので済ますにしても咀嚼すら面倒に感じられ、水で流し込みがちになる。眠るのも、風呂に入るのもめんどっちい。
──で、風邪を引いてもやっぱりそうなるわけですよ。最初こそ「寝る以外にやることないし、でもその割に腹は減るからメシがうめえ!」ともぐもぐしていたはずなのに、翌日にはもう「もぐもぐつらたん……ダバー」なんて水で流し込んでいましたしおすし。
睡眠も同じく。これまた当初こそ「発熱時に汗びっしょりになって寝るのって、結構気持ちいいよね!」などと、見方によっては気持ち悪い考えでもって爆睡していたものの、しばらくしてそれも億劫になってくる。横になっているだけで疲れる。しんどい。くるしい。おっぱい。
特に熱があるときは、精神的にも弱っているから困りもの。過去のトラウマや後悔の経験が、ネガティブな感情の奔流となって一気に押し寄せてくる感じ。普段みたいにパッと思考を切り替えるなんてできないし、 “視野狭窄” ってああいう状態のことを指すんだろうな……と寝こむたびに再確認している気がする。特定の悪いことばかり思い出すのにMP(“精神力”的な意味で)だけはガンガン削られていく感じ、「呪い」の状態異常そのまんまじゃないですかー! やだー!
病人にも気分転換は必要
そういったよろしくない思考に陥ったときこそ、気分転換でござる。そりゃあ当然、病人は病人らしくオフトゥンで ( ˘ω˘)スヤァ するのが一番なのでしょうが……それにも限界を感じはじめたとき、変にネガティブな思考へ陥らないようにするための、逃げ場所が欲しいなーと。
例えば自分の場合、どれだけ眠るのがダルいと感じられる状態でも、「マンガ」ならMPを消費せずに読める印象。熱があるときに活字本を読み続けるのはキツいけれど、微熱であればマンガはスイスイ読める。しかも、内へこもりがちな自分の意識を外へ持っていってくれるので、手軽にマイナス思考とさよならバイバイできるのです。わぁい!
実際、熱が引いた3日目は、コミケで大量に買ったはいいものの読めていなかったウス=イ=ホンの山が手の届くところにあったので、ゆるふわ系4コママンガとイラスト本に癒やされておりました。さくっと読めてほどほどに意識を外へ置いてくれる、素敵な存在でござる。
ゆるふわ系4コママンガの一例(※冬コミの新刊ではない)
あと、「なんちゃって瞑想」も意外に効果的だったかもしれない。体系的に瞑想の方法を学んだわけじゃないので、完全に見よう見まね、かつ微熱の体で無理なくできる姿勢でもってやってみた、 “なんちゃって版” ではあるのですが…… “気分転換” 目的としてはありかな、と。
単純な話、風邪を引いて「治そう治そう」「寝よう寝よう」と思って横になっても眠れないし、かえって目が冴えてきて、自分の体の異常やマイナス感情に意識がいってしまう。そこで、それを一度リセットする「体勢」を作るようなイメージで取り組んでみる形。
横になって目を瞑るのではなく、楽な姿勢で足を組んで目を閉じ、雑念を外へ外へ受け流す感覚で──そうやって5分だか10分だかでもぼーっとしてみると、次に横になったとき、案外すんなりと眠りにつくことができたので。これは、普段やってみてもよさそう。
──とまあ、何はともあれ、病気のときは病気のときなりに考えることもあるし、いろいろ試してみる余地もあるんだなーなどと思いつつ過ごした3日間でございました。と同時に、今になって細かな症状を思い起こしてみると、「もしやインフルだったんじゃ……?」という疑惑ががががg
ほかには、住み慣れた部屋の天井の模様やらシミやらを数えるのに飽きたら、「自分にとって気持ちがいい体勢」を研究してみるのもいいかもしれない。いくつかあるけれど、今回は「コロッセオ地下で眠りについていたワムウのポーズ」がマイベストでした。知らんがな。
微熱が下がらず虚ろな目のまま「これだけ生気のない状態なら、きっとキングハサンじーちゃんもウチに来て“死告天使”してくれるはず……」と90連まわした結果、見事に爆死した僕です……。アストルフォきゅんに看病してもらお……。 #FateGO pic.twitter.com/YbQ0pNLzLD
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2017年1月11日
意識が朦朧とした状態でガチャをまわしてはいけない……。