猫とダンボーと尾道で(ぶらり四国旅 その1)


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 ——その日、ダンボーは思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を……。

 

夜行バスに乗って、尾道へ

 広島県は尾道市が大好きな僕。まだ2回しか訪れたことはないけれど、その魅力に病み付きなのでございます。癒しっすよ!癒し!

 というわけで、土曜夜。新宿駅発の夜行バスに乗って、尾道へ。この間は特に何があったわけでもないので、省略。どびゃーん。今回、家から相棒を連れてくるのを忘れたので、途中で新しく相棒を調達してきました。

 

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 よろしくね。

 

「尾道」という街

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 朝の尾道駅。まだ暗い。人も少ない。

 

 尾道と言えば、「坂の街」「文学の街」「映画の街」
 そして、僕にとっての魅力は、そのうちの「坂」

 

 もうね、たまらんのですよ。駅を出て、振り返ると、緩やかな傾斜に沿って家々が建ち並んでるんすよ。それも、味のある良い感じの家々が、ごっちゃーっと。その間を縫うように、大小様々な小道と階段が張り巡らされていて、それがまた風情があって最高。しかもしかも、その道中に寺院もたくさん点在していて、街そのものが、もうなんちゅーか、うひゃーでどびゃーなんすよ!

 「尾道と似ている街は?」と聞かれると……なぜか、真っ先にヴェネツィアが思い浮かんだ。海と山で相反してる気もするが、尾道も目の前が海。雑多な感じが似ているような。と言っても、ヴェネツィアには行ったことがないのですが。なんか『ARIA』が思い浮かんだので。

 というわけで、尾道散策、スタート。 

 

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 7:00前だけど、瀬戸内の島々に向かう船はもう出ているようで。
 学生さんたちが、チャリで列を成して乗船していた。

 

ぶらぶらしつつ、千光寺公園へ

 もう3回目の訪問ともなれば、そこそこ慣れたもの。道もなんとなーく覚えているので、地図は見ず、感覚で頂上を目指すことに。その道中。

 

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 いつも、この辺からスタート。学校の脇道。

 

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 お寺さんの境内を通りつつ、ぐんぐん上へ。

 

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 がんばれ、我が相棒。

 

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 早くも、猫と遭遇。人懐っこすぎる…!

 

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 あ、食われた。

 |●▲●|<ぎゃあああああああああああああ

 

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 冒頭の猫巨人。寝起きなのか、目つきが悪い。起こしちゃったならすみません。

 

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 |●▲●|<……ハッ!?

 寝てるのか起きてるのか分からない彼。首は動いてるんだけど。結局、目を開けることはなかった。

 

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 ぐんぐん登る。

 

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 高くなってきたぞよー!

 

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 道のあちこちに、こんな短歌が刻んであります。

 

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 千光寺に到着。

 

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 で、こんな岩がありまして。

 

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 登ることができまして。

 

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 鎖一本でがんばるのでして。

 

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 リュックサック+トートバッグ持ちにはかなり難易度が高いのでして。

 

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 でもなんとか登りきったどー!
 余裕はなかったけど。相棒の写真を撮るのを忘れるくらいには。

 

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 申し訳程度の相棒氏。

 

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 寺から少し登ると、頂上。ロープウェイの発着場、展望台があります。

 

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 絶景かなー! 対岸に見えるのが、「向島」。
 さらに奥に広がっている山々は、瀬戸内の島々のもの。

 

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 雲間から光が差し込んで、何かが降臨してそう。

 

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 そして、下山中。
 猫の群れと遭遇したのだが、それはまた別の話。

 

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 途中、猫の細道というゾーンがあるのだけれど。

 

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 先ほどの群れに参戦しているのか、ここでは出会えなかった。

 

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 かわいい。

 

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 下山後、商店街のパン屋さんで朝ご飯。
 店名は、志賀直哉『暗夜行路』からとったらしい。だれうま。

 

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 カレーパンと、バナナクロワッサン。うまうま。

 

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 うろついていたら、良い感じの隙間を発見。
 耳慣れないラジオの音声が響いていて、なんかそこだけ別空間みたいだった。

 

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 相棒に歩かせてみたけど、うまく撮れなかった。

 

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 今回は時間が早くて買えなかったけれど、お気に入りのドリンク、尾道チャイダー。緑茶とサイダーを混ぜた、摩訶不思議で癖になる味。

 

 以上、ぶらり旅1日目。尾道編の簡易版まとめでした。
 気が向いたら、しまなみ海道のチャリンコ旅も書こうかと。

 

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 ここからが本当の地獄だ…!

 

 

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