大切な言葉は、いつも自分の中にある『あなたは「言葉」でできている』

 「名は体を表す」ではないけれど、「言葉遣いは人格を表す」と思っている*1

 言葉遣い=人格という、イコール関係にあるとまでは言いません。けれど、ある人が日常的に話す言葉、あるいはSNSなどで好んで使う表現は、その人の性格や価値観とそれなりに関係があるのではないかと思う。言葉遣いを見聞きすれば、その「人となり」がなんとなくわかる程度には。

 どのような相手に対して敬語を使うか。他人を褒めるときや批判するとき、どういった表現を用いるか。難解な表現で煙に巻こうとしていないか。意味の曖昧なマジックワードを多用していないか。流行語やスラングを好んで使っているか──。

 もっとわかりやすいところで言えば、口に出して感謝や謝罪をしているかどうか。ちょっとしたことにも「ありがとう」とお礼を言ったり、自分の非を認めて素直に「ごめんなさい」と謝ったり。些細なことではあるけれど、それを口にするかどうかで周りの心証が変わる、大切な一言だと言えるのではないかしら。

 

 

 今回読んだのは、そんな「言葉」の大切さについて取り上げた本。ひきたよしあき著『あなたは「言葉」でできている』。タイトルに惹かれてポチったのですが、想像以上に興味深く読めました。

 本書が紐解くのは、誰もが持っている「言葉の木」の育て方。日本語特有の曖昧さの説明に始まり、相手に興味を抱かせる言葉遣いや、文章の見せ方と作り方、そして相手に伝わる表現を身につける方法を紹介しています。以下、ざっくりと感想をまとめました。

 

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*1:参考:人格は書き言葉で変わる。 | 隠居系男子(ちょうど本書を読んでいるときに目に入ったので)

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【日記】ライブ後にお台場で夜景を眺めていたら右目が死んだ

 どもどもー。
 5日ほどインターネットから離れていた──もとい、離れざるを得なかった僕です。

 いやー、熱で寝込んでいてもTwitterはチェックできたのに、それすらできないとは我ながらびっくりじゃよー。それでも何とか生きていられるんだから、人間ってすごい。……そう、24時間以上にわたってネットを見なくても、意外と人は生きられるのだ!すっごーい!(目ぐるぐる)

 

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すれ違う思春期の「好き」に身悶える映画『リズと青い鳥』が尊すぎて死んだ

冒頭5分、呼吸を忘れた。
中盤しばし、息を潜めた。
終盤に入り、息が詰まった。
最後の10分、息が止まった。

 

──呼吸困難かな?
──いいえ、尊みが爆発し、息の根を止められたオタクです。

 

リズと青い鳥 レビュー

映画『リズと青い鳥』を観てきました。

いやー、軽い気持ちで観に行ったところ、完膚なきまでに打ちのめされてしまった。何あれヤバい。愛しさと切なさと辛さと尊さの多重攻撃にさらされて、1日経った今も余韻が残っているんですが。この感じ、前にも味わったような……。

劇的な展開があるでもなく、衝撃の結末が待っているわけでもない。それなのに、90分間ずっと息を殺して、スクリーンに釘づけになっていた。上映中は動悸が止まらず、息苦しさは増すばかり。ど派手なアクション映画やサスペンス映画よりも、心の臓がバクバクしていたんじゃないかと思う*1

 

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*1:こんなとき、僕も心拍数を計測していれば……。

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