2018年4月の話題〜イラク日報文学、サブカルムカデ委員長、前向きなネガティブ

どもどもー。桜が咲いたと思ったら、あっという間にゴールデンウィーク。このまますぐに梅雨に突入して、気がつけば夏になっているんじゃないか──と、季節の移り変わりが早く感じられるようになっている僕です。……加齢か。加齢だな!

世間的には連休ですが、なんとなく引きこもりがちな今日この頃。外に出るにもお金がかかるし、金欠気味な自分は、ほぼ近場で過ごすことになるんじゃないかなーと。後半にいくつかのイベントに参加するくらいで、あとはシコシコとパソコンに向かう形。まあそんな連休があってもいいでしょう、うん。

さて、そんなわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に2014〜2017年の「4月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、GWをぼーっと過ごすことになりそうな方は、暇なときにでも目を通してみてくださいな。

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GWに読書はいかが?さっくり読めるおすすめ本12冊

2019年版はこちら↓

 新年度に突入し、桜が散り、早くも真夏日があったと思ったら、4月下旬。あっという間に5月も間近──つまり、ゴールデンウィークが目前に迫っている今日この頃でございます。はっやーい!

 でもぶっちゃけ、連休中はどこへ行っても混雑しているのが目に見えているわけで……。むしろ、引きこもってコンテンツ消費に明け暮れるか創作活動に没頭するかしたほうが、よっぽど生産的なのでは……?

 ならば、GWは読書に当てようじゃないか! ──と思い立ち、この2、3年ほど取り組んでいるのが、「積ん読消化&再読週間」としてのGW。最近読んだ本をざっと流し読みつつ、積ん読を手に取って消化する期間とするのです。ゴールデンウィークはブックウィーク。BW。

 ということで本記事では、連休中に読み切れそうな、軽めの本をまとめてご紹介。最近読んだ本のなかでも、特に気軽に手に取って読めそうな本を選んでみました。

 上から順に、「物語世界に浸る4冊」「日常生活を見直す4冊」「知的好奇心を満たす4冊」と題して、計12冊。本選びの参考になりましたら幸いです。

 

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  • 物語世界に浸る4冊
    • 『最後の医者は桜を見上げて君を想う』二宮敦人
    • 『平浦ファミリズム』遍柳一
    • 『恋の撮り方』たなかのか
    • 『春と盆暗』熊倉献
  • 日常生活を見直す4冊
    • 『天才たちの日課』メイソン・カリー
    • 『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』吉田尚記
    • 『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想』川上浩司
    • 『内向型を強みにする』マーティ・O・レイニー
  • 知的好奇心を満たす4冊
    • 『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール
    • 『世界を変えた10冊の本』池上彰
    • 『語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~』石黒圭
    • 『目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~』松原隆彦
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「なんかつまらん」を打破し「好き」を見つけるための技術『没頭力』

 この世で一番強いのは、「夢中マン」だと思っている。
 そう、いつだって、何かに「夢中」になっている人は最強に見えるのだ。

 「無我夢中」という言葉にもあるように、 “自身(我)” を “無” くすほどの勢いで物事に当たっている人。批判や中傷の声も気にせず、自分の感情に従うまま、淡々と事に当たり続ける人。その姿はどこか現実離れしており、それこそ “夢” の “中” にいるようにも映る。

 そして、そのように自然と「夢中」になれる人は、往々にして何かを成し遂げる。学問でも、スポーツでも、仕事でも、趣味でも。本人はただ楽しいから、好きだから取り組み続けてきただけ。にもかかわらず、ふと気がつけば、彼らは周囲に認められるほどの結果を出してしまう。

 ゆえに、「夢中マン」は最強なのだ。

 たとえ天賦の才能を持っていなくとも、「夢中になれる」というただそれだけで、一定以上の知識や実力が自然と身についてしまう。彼らの多くは凡人かもしれないが、それ以外の大多数が途中でやめてしまうことを鑑みれば、「夢中になれる」ことも一種の才能……なのかもしれない。

 でも、それならば、こうも考えられるのではないだろうか。

 自ずから「夢中になる」方法を習得することができれば、ある活動について一定以上の知識や実力を身につけつつ、毎日を楽しく過ごすことができるのでは──?

 というわけで、そのような「夢中になる」方法を紐解いた本、『没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術』を読みました。本書では「没頭」という言葉で表現しているけれど、「夢中」とほぼ同義と考えても問題はないように思います。

 この本が取り上げているのは、即物的な快楽ではなく、意識高く語られがちな成功や承認でもなく、ある意味では自己完結的な「没頭」によって、毎日を楽しく過ごすための方法。なんとなくモヤモヤを抱えながら過ごしている人や、自分が夢中になれるものを見つけられない人に、ぜひともおすすめしたい1冊です。

 

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ガンダムVSメカゴジラ!?映画『レディ・プレイヤー1』の見どころと感想

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映画『レディ・プレイヤー1』オフィシャルサイトより

 映画『レディ・プレイヤー1』を観てきました。

 邦訳版の原作『ゲームウォーズ』を発売当初に読んだときには、まさかスティーブン・スピルバーグ監督によって映画化されるとは思っていなかった本作。そりゃあ期待するのも当然ということで、公開初日の本日、劇場で観てきたわけですが……。

 いやー、期待値を軽く上回るどころか、天元突破するレベルでおもしろかったぞこんちくしょうが!! なんだよアレ! 「レオパルドンが出ない」と聞いてしょんぼりしていたら、それ以上にいろいろぶっこんできて終盤はニヤけっぱなしだったぞ!

 劇場内でも自然な笑い声が何度も聞かれたし、大迫力のロボバトルでは叫んでいる人もいたくらい。……わかるわ。僕も途中、何度か\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーーーッ!!! って叫びたくなったもの。あと、特にアレだ。これだけは書いておかなくちゃ。

 親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは、涙なしには見られなかった。

 

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千駄木『yorimichi cafe』可愛らしいカフェで食べる、やさしいドリア

 目的もなく街中を歩いていると、いつの間にか住宅地に迷いこんでいることがしばしばある。駅前を歩いていたつもりが、ふと気がついたら、一軒家が立ち並ぶただなかにいた──みたいな。

 特に、何もかもがギュウギュウに押しこまれた東京23区では、それが日常茶飯事だ。

 繁華街として名高い渋谷・原宿エリアですら、「ふらっと脇道に入ったら閑静な住宅街が広がっていた」なんてことがよくある。駅前や大通りの喧騒はどこへやら、道を1本挟んだだけで雰囲気が変わるからびっくり。あまりに空気が違うから、すわ異世界召喚か!? と期待してしまったじゃないか。まったく。

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そして迷いこんだ先では高確率で猫と出会う。新マップの案内役だろうか。

 ただ、繁華街や観光地とは異なり、わざわざ進んで見知らぬ住宅地を歩こうという人は少ないんじゃないかと思う。特に映える建物があるわけでなし、基本的には一軒家やアパートが立ち並ぶのみ。その土地に住まうお猫さまと出会うことはあるかもしれないが、それくらいだ。

 しかし一方で、そういった住宅地ならではのスポット、というのもある。あちこちに点在する神社だとか、住人の憩いの場となっている公園だとか。そして、一軒家や個人商店が並ぶなかに、突如としておしゃれな建物が現れることもある。チェーン店ではない、個人経営の喫茶店だ。

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 先日、日暮里駅から谷中銀座の混雑を抜けて、なんとなしに大通りを避けつつ住宅地を歩いているときに目に入ったのも、そんなおしゃれカフェだった。根津神社にほど近く、神社仏閣やら学校やら一軒家やらが混在したゾーンなので、あまり冒頭に書いたような「住宅地」然とした感じではないかもしれないけれど。

 表の看板には、 “cafe yorimichi” の文字。
 かふぇよりみち……あなた、ヨリミチっていうのね!

 そういえばまだお昼ごはんを食べていなかったと思い出し、お店の前のメニュー表を眺めつつ、店内もチラチラと観察してみる。……よし、どうやら「見るからに常連さんだらけで入りづらい」ような雰囲気ではない様子。お腹もペコペコだったので、こちらでランチをいただくことにしたのでした。

 

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