人生を楽にする『無敵の思考』とは?“ルール”に従い“選ぶ”ことをやめる

 ふらっと書店に入ったら、見覚えのある顔が新刊コーナーからこちらを見ていた。本のタイトルは『無敵の思考』。サブタイトルには「誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21」とあります。

 著者名は、ひろゆき。ネット民にとってはおなじみ、2ちゃんねるやニコニコ動画を手がけた「西村博之」その人です。ちょっと前にインタビュー記事で見かけて以来、そういえばしばらく名前を聞いていなかったなーと思っていたら、いつの間にか新著が出ていたらしい。

 普段はあまり表紙買いをせず、新刊を買うにしても近頃はもっぱら電子書籍がメインになっていた自分。けれど、なんとなーくこの本は気になってしまったのです。 “ひろゆき流「幸福論」” という煽りに釣られたのか、はたまた表紙のドヤ顔と目が合ってしまったからか。

 ──というわけで、ひろゆきさんの『無敵の思考』を読んだので、その感想をまとめました。

 

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末広町『ボンドール』地下にあったのは、洋食屋のような純喫茶

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ドチャクソにサマーデイだったイエスタデイ。

ひんやり涼しげ、人の少ない喫茶店でほげーっと作業していた午前中は何の問題もなかったのけれど、いつまでも引きこもっているわけにもいかない。──そう、昼メシを食うためには灼熱の屋外に出る必要があるのだ。

アツい、ダルい、めんどくさい……などとぶーたれつつも、別に汗をかくのは嫌いではない自分。そも最近は運動不足も否めない生活をしていたため、少しでも外を歩いて体にビシバシイヤンアフンと鞭を打たねばならぬのだ。えっさほいさと、いつものコースを歩きますよっと。

 

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「そういうのもあるのか」を知れる、ゆるく楽しい“暮らし”のエッセイ集『ひきこもらない』

 phaさんの書く文章は、柔軟剤のようなものだと思っている。

 必要不可欠ではないけれど、日々の生活で摩耗し、くたくたになった繊維を柔らかくほぐしてくれる。そして、特定の環境ですっかり染みついてしまった匂いをリセットし、ふんわりリラックスできる香りをもたらしてくれる存在だ。……なんだかうまいこと言おうとして失敗した気がしなくもないけれど、要するに「凝り固まった考えを解きほぐしてくれる」的なアレです。

 既刊すべてを読んでいるわけではないけれど、phaさんの言説からはいつもそのような読後感を得られて心地良い。いわゆる「世間一般」とか「常識」とか「普通」からは少し外れているけれど、別にそれらを否定するわけではなく、自身の考えを強く主張するでもなく、「こうやって考えてもいいんじゃない?」「こういう選択肢もあるよ?」と、ゆるく提示してくれる感じ。

 自分がまだ会社員だったころに読んだ『ニートの歩き方』もそうだし、退職して半無職・半フリーみたいな生活をしていた時期に読んだ『持たない幸福論』もそうだった。

 phaさんの文章はいつも、そのときどきで自分が感じていた「生きづらさ」に対して、別の選択肢を示してくれる存在であったように思う。時に社会から押しつけられ、時に自分の内からわき上がってくる、諸々の「こうすべき」をリセットしてくれる処方箋。

 そんなphaさんの新著『ひきこもらない』を読みました。

 

 

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2017年上半期発売!おすすめのマンガ14冊をまとめたよ

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 過去の名作、誰でも知っている作品のランキングも良いけれど、最近、続々とおもしろいマンガが登場していると思いませんか?

 そこで今回は「2017年上半期に1巻が発売された新作マンガ(あるいは短編集)」に絞って、特にお気に入りの14作品をまとめました。拙い紹介ではございますが、よかったら参考にしてください。

 

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