ひとたび読んでしまえば、キーボードに向かう手を止められなかった。SFは普段あまり読まないだとか、元ネタのガチなファンではないだとか、そういった躊躇はすべて蹴っ飛ばした。たとえ門外漢だろうが何だろうが、この本の感想を書くのは、読者の使命である。
そう、期せずして本書の読者となってしまった以上、僕には、彼女・古月みかの〈アイドル〉としての活動記に対する所感を述べておく義務がある。小学校の読書感想文についてまわる義務感などといったチャチなもんじゃあ決してない。これは使命だ。“意識”ある一人の読者として──いや、〈アイドル〉として、僕はこの小説をブログで紹介しなければならない。
俺が、いや俺たちが、〈アイドル〉だった。
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