もしも明日、世界が終わるなら。
あなたと一緒に、SUSHIを食べたい──。
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十人十色のSUSHI事情
無性にSUSHIを食べたくなることが、たまにある。
古くは幼少期に食べたスーパーのパック寿司に始まる、自分にとってのSUSHIの記憶。まだまだ味覚が幼い子供ということもあり、好きなネタは「たまご!」と「いくら!」の2択。ゆえにSUSHIが魚料理という感覚はあまりなく、豪勢な食べ物であるという認識もなかった。
ただ、常にパック寿司ばかり食べていたというわけでもなく。長期休暇に両親の実家に帰省したときなどは、出前でSUSHIを頼んでじいちゃんばあちゃん親類縁者と一緒に食べることもあった。
それでもやはり、ガキンチョだった自分に味の良し悪しなどわかるはずもなく。赤身や光物には目もくれず、ひたすら「たまご!」と「いくら!」を繰り返し、あとは大人たちがやたらと勧めてくるかんぴょう巻きを頬張っていたような記憶がある。──あれ? もしかしなくてもこれ、不人気なネタの処理要員にさせられてね?
そんな子供だった僕も今やすっかりオッサンになり、舌も肥え、特別な日には行きつけの寿司屋の暖簾をくぐり、日本酒を片手においしいSUSHIを堪能している──かと思いきや、当然そんなことはなかったぜ!
年に何度もSUSHIを口にする機会はなく、「回転寿司」は紛れもない「ごちそう」。回らないSUSHIなぞには当たり前ながら縁がなく、ごく稀に口にする刺し身と日本酒のマリアージュに感涙して咽び泣くレベルである。でもそれゆえに、僕にとってSUSHIは今も特別な存在であり続けているのです。
──え? 好きなネタは何かって?
そりゃあもちろん、「たまご!」と「いくら!」っしょ!
回転寿司で五体投地する
というわけで、この日は久方ぶりのSUSHI DAY。朝から妙にタイムラインにSUSHIの写真ばかりが流れてくるという、全国的にもSUSHIの日である(気のせい)。
その流れの速度と並ぶ画像の多彩さと来たら、まさに回転寿司の如し。目にも留まらぬ勢いでTwitter上を流れるSUSHI画像を見ていると、その流れに巻き込まれ押し流され、そのまま寿司屋に連行されてしまうんじゃないかというレベルだった。
というわけで、押し流されてまいりました。石川県を中心に展開する回転寿司チェーン『もりもり寿し』のイオンモール東久留米店でございます。ちょっち自宅からは距離があるのですが、ロードバイクを走らせて足を伸ばしてきた格好。
ところで、埼玉県民として過ごした期間が長い自分にとって、「回転寿司」と言えば『がってん寿司』。週末にがってん寿司に行けるなら、平日はその辺の草を食べるのも厭わない──そう思えるほどには魅力的なお店であり、特別感のある「SUSHI」そのものでした。
そんなこともあり、他の回転寿司チェーンにはあまり特別な印象を持っていなかったのですが……。それでも「石川県発の回転寿司チェーン」と聞けば、やはり期待せずにはいられない。首都圏にはあまり出店していないらしいという点でも特別感があり、わくわくしながら足を運んだわけです。
「お昼時はかなり混雑する」という話を聞いていたため、ランチタイムを避けて15:00頃に訪問。さすがに並んでいる人はいないものの、お店の外に並ぶ椅子の数がランチタイムの人気ぶりを物語っていますね……。
店内は一般的な「回転寿司」のイメージとはかけ離れていないものの、若干のグレードの高さを感じられる内装。整然と並んだ椅子とお品書きが乗った机は清潔に保たれており、汚れやすい調味料入れもきれい。カウンター席に座って、お約束の蛇口を撮影……はやめておこう、うん(という自制が働くような雰囲気)。
回転寿司のレーンに囲まれてSUSHIを握る職人さんを見て、そのままおすすめを聞きたくなりますが、注文はタッチパネル式。好きなネタをガンガン頼もうか──と考えつつ、ふと思い直して、「金沢板前おまかせにぎりセット」をポチポチっと注文。そういえば、こういうのは1人で来ないと頼まないなーと。
目の前ですごい勢いSUSHIが握られていく様子を見ていたら、5分と待たず「あいよっ!」と軽快な声と共にお皿が差し出されました(※以下、色合いが残念なのは目をつぶってくだしゃい……設定ミスった……)。
11貫+味噌汁のセット。貧乏性な普段の自分であれば、「1,600を11で割ると……」などと1貫あたりの値段を考えて震え上がるところ。でも、この日は全世界的にSUSHIの日なのだ。そんなのは気にせず、何はともあれ全力でSUSHIを味わおうじゃないか。
うにいくら、ってヤバくね!?!?
いや、ウニとイクラが並び立つ存在であることは知っていました。僕自身、先ほども触れたようにイクラちゃん大好きマンですし。機会さえあればイクラ丼をもぐもぐしていたし、軍艦=イクラくらいのイメージでもって食べまくってましたしおすし。
それでも、これまであまり食べる機会がなかったウニ先輩がそこに加わっただけで、こんなにもおいしくなるとは思わなんだ……! ウニって、おいしかったのか……! そして、彼とイクラちゃんとのゴールデンコンビは、こんなにもすばらしいものだったのですね……。
カニって、実在したんだな!?!?
いや、だって奥さん! カニですよ! カニ! てっきりこの世のすべてのカニは昭和の世に食い尽くされ、だからこそ、僕の視界には「カニカマ」なる存在しか目に入らないのかと思っておりましたわよ!
とにもかくにも、おいしすぎてヤバい(語彙貧)。いや、味もそうだけど、あまりにも柔らかすぎて、口の中が軽くバグった。なんかもうカニカマに慣れすぎてしまったのか、予想外すぎる食感と味わいが口の中に広がった結果、口内革命が起こった。僕の舌が、歯が、口内炎が、喜びに打ち震えている……!
──ってな感じのノリで、1貫1貫を全力で味わいながら、内心では感動の荒波に揉まれていた僕氏。なるほど……これが……日本海の波か……!
とは言え、それでもやはり脳裏をチラついてしまう「1,600円」の文字。普段であればランチに1,000円以上使おうとするだけでもためらうのに、それが今回は1,600円である。四捨五入すれば2,000円である。決して収入が多くない自営業にとって、これはあまりにも豪勢すぎる……。
しかし同時に、食事を進めることで体内にSUSHIエナジーが貯まりつつあったのか……ふと、こう思ってしまったのです。
「四捨五入して2,000円なら……
プラス900円までは誤差の範疇なのでは?」
誤差じゃないよこのあんぽんたん!
そんなんだから、「けいろーはチョロいよねー」とか「チョロQだよねー」とか「チョロQが車を運転してる……ブフーッ!」とか、わけのわからないイジられ方をするんだよ! このチョロQ野郎!
ってなわけで、ノリと勢いで注文したのがこちら、「のどぐろ(2貫)」です。いつぞやに食べた喉黒のお刺身の味が忘れられなくて、思わず頼んでしまった。おすすめって書いてあったし。
この味の魅力を語る語彙は、残念ながら僕は持ち合わせておりませぬ。でも、まずは1貫、箸で掴んで、「これで牛丼1杯分……」などと貧乏くさいことを考え、えいやっと一口で食べた、その次の瞬間。声にならない声で「うんみゃ〜〜〜〜!!」と悶えながら、残りの1貫を口にするのがもったいないと感じるほどのおいしさでした。すまねえ、牛丼よ……同じ値段で出されたら、たとえ空腹だったとしても、僕はこっちを選ぶぜ……。
そんなこんなで、しめてお会計は2,376円(税込)。おそらくはランチ代過去最高額を更新したんじゃないかしら……?
しばらくぶりのSUSHI、しかも自分が食べたものとしてはハイグレードに当たるだろうSUSHIは、最高においしくて、ちょっとした感動が胸に去来するほどのものでした。次は……というかそろそろ、回らないお寿司屋さんにも行ってみたいな……。
↓タイムラインに寿司を流していた元凶の1人。推しです。
チーズおかき×Kizuna AI「Say チーズおかき」
— mix師🍣れいちゃん🎧 (@Zeropro11mix) 2019年4月20日
CMソングを歌ってみました!
キャンペーンページ=https://t.co/9OLXPwWCK8
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mix&歌 mix師れいちゃん#キズナアイ #チーズおかき#Vsinger#ぜろぷろ pic.twitter.com/7yWkWusevT