【月初雑話】電子書籍を出版して2年が経っていた


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 8月だ! 夏だ! 海だ! 山だ! 花火だ! 祭りだ!
 ……と思ったけど、何ひとつとして行く予定がねえ(´・ω・`) 夏コミは行く。

 

 どもども。夏と言えば、「自室に冷房がないために外出せざるを得ない、出費がかさむ季節」というイメージが強い僕です。いやー、まあ冷房がなくても扇風機先輩がいてくれるから、一応は問題ないっちゃないんだけどねー。熱帯夜はダルいよねー。

 はてさて、月のはじめのブログ記事。何を書こうかしらんと考えて、特にこれと言って話題もない(書くならちゃんと別枠で書きたい)今日このごろ。

 なので今回は、適当に思い浮かんだいくつかの話題についてつらつらと書き連ねよう……と思っていたのだけれど、ひとつめのトピックの時点で割と長くなっちゃったぜひゃっほぅ! ――というわけで、「電子書籍を出して2年が経ったよ」というお話です、はい。

 

そういえば、電子書籍を出して2年が経っていた

 

 ノリと勢いで作って、2015年7月末に発売した電子書籍。「次はブログライティング的な話題でもまとめようかなー」なんて思いつつ、気づけば2年が経っておりました。わぁい!(わぁい)

 もともと稼ぐつもりで出したわけではなく、実験的にやってみた「電書化」の試み。「ある意味では “失敗体験” とも言える自分の話を、ブログ以外のメディアでパッケージ化してみたら、どうなるんじゃろー?」的な思いつきで、執筆・出版してみた格好です。

 

 

 当初、まったく宣伝せずに出したわりには、予想していたよりも売れてびっくり。そもそも執筆の際に想定したターゲットが、「入社3年以内で退職を考えているゆとり世代」という限りなく狭い層。にも関わらず、それなりに読んでもらえて、嬉しかった覚えがあります。

 で、2年が経ってどうなったかと言うと……これまた驚いたことに、今でもちょいちょい読んでいただけているようなんですよね。売上数は月に5〜10冊程度なのだけれど、Kindle Unlimitedのほうでもちらほら読まれている様子。 “子供のおこづかい” 程度の収益が出ている感じです。

 

 

文章のトレーニングついでに、ブログの過去記事を電書化してみては?

 で、そこで改めて思ったのが、ある程度は記事のストックがたまっているブロガーさんだったら、こうして「過去記事をパッケージ化してみる」のも悪くないんじゃないかなーと。ジャンルにもよりますが、意外と需要があるかも。

 まとめるにあたっては、既存の記事をそのままコピペで羅列してもぜんぜんOK。たしか実際に「ブログのおすすめ記事セレクション」のような体裁でまとめて、出版したブロガーさんがいらっしゃったような……? どなただったかは忘れましたが。

 

 ただ、自分としては、既存の文章をそのまままとめるよりも、再構成してリライトするのをおすすめしたいところ。というのも僕自身、こちらの電子書籍を作るにあたっては、9割ほどの文章は一から書きなおしているので。文字数にして、およそ45,000字。

 そうすることで「誰にでもこんなメリットがあるぜ!」とまでは断言しないけれど、2つの「こうせいりょく」が鍛えられるんじゃないかと、個人的には思う。長文をひとつにまとめ上げる「構成力」と、何度も繰り返し読み返すなかで誤字脱字を発見する「校正力」っすね。

 

 

 「文章力を身につけるにはこうしよう!」的な本はたくさんあるし、僕も結構読んできたつもり。ただ、最終的には「自分で試行錯誤を繰り返す」ことに落ち着く気がするのよね。PDCAをぐるんぐるん……ではないけれど、書いて、読んで、直して……のループ。

 そんななか、「普段は滅多に書かないような長文」と向き合い、ひたすら執筆と推敲を繰り返しまくるのは、良いトレーニングになるんじゃないかと思うのです。

 特に、普段から習慣的にブログを書いている人の場合、記事構成が良くも悪くも「いつものテンプレ」に落ち着いてしまう面はあるんじゃないかしら。別に悪いことではないけれど、表現の幅を広げるのであれば、たまには違った “文章” と向き合うのも悪くないと思う。気分転換として。

 

 けれど、数万字もの文章を、一から考えて書き出すのはダルい。

 

 そこで、「既存のブログ記事を再構成してリライトする」形を採用するわけです。基礎となる文章があるから書きやすいし、かと言って全コピペというわけでもないので、長文執筆のための地力を鍛えられるのではないかと。

 ついでに、複数の文章をうまく組み合わせて1冊の本にしようとする作業は、どこかパズルじみていておもしろくもある。……僕の個人的な印象に過ぎないかもしれないけれど。もともと文章を書くのが好きな人であれば、ちょっとした新鮮さを感じられて楽しくなってくるはず!

 ただし、校正作業はダルい。下手すると、数万字を書くのよりもダルいかも。誤字脱字のチェックだけならともかく、読んでいると「あれ? ここ、もっと良い表現があるんじゃね?」と次から次へと別の表現が浮かんできて、キリがないんですよね……。どこかで妥協が必要になる感じ。

 

 何はともあれ、要するに「電子出版、やってみると意外と簡単だし、楽しいよ?」というお話でした。まとまった時間ができたら、別の記事カテゴリーで書いてみようかな。

 

 

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