3月3日にNintendo Switchが発売されてから、はや3週間。
すっかり『ゼルダの伝説BoW』にハマり、メインシナリオそっちのけで夜盗プレイに励んでいる今日このごろでございます。いやー、広いマップを駆けめぐり、ボコブリンに奇襲をかけるのが楽しくて楽しくて……。調子に乗って強敵にフルボッコにされるまでがワンセットだけど。
もはや「ゼルダで元は取った!」と言わんばかりに遊んでいるわけですが、もともとは「スプラトゥーンの新作が出るから」という理由でSwitch購入を決意した自分。当然、今週末の「試射会」は外すわけにはいきません。眠い目をこすりこすり、早速プレイしてみたので、その雑感をば。
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イカした奴らとナワバリバトルが帰ってきた!
Splatoon2|Nintendo Switchソフト|Nintendo
2017年夏に発売予定の『スプラトゥーン2』は、2015年に発売されたWii U専用ソフト『スプラトゥーン』の正統続編。システムやブキが進化しているだけでなく、ゲームの「遊び方」自体も前作以上に幅広くなるんじゃないかと、個人的に期待している作品です。
と言うのも、据え置きゲーム機であるWii Uと異なり、Switchは携帯機としても外へ持ち運んで遊ぶことが可能。その性質も相まって、友人と顔を合わせての対戦プレイやオフ会といった場でも盛り上がるんじゃないかと思うんですよね。別に『スプラトゥーン』に限った話ではありませんが。
「スプラトゥーン2 先行試射会」のソフトが配信開始! 新ステージもプレイ可能に!
さて、そんな新作『スプラトゥーン2』の体験版としてこの土日に配信・開催されているのが、「先行試射会」です。前作では参加できなかったので、今回こそは乗っかるしかねえ!
時間の指定はありますが、誰でも無料で参加してプレイすることができる素敵企画。必要なのは、「Nintendo Switch本体」「インターネット環境」「ニンテンドーアカウント」の3点のみです。詳しくは、公式サイトの記事を参照ください(参考リンク)。
──というわけで、その開催時間の第1回目、土曜朝4:00からの試射会に参加できたので、簡単にではありますが感想をまとめました。最初の10分くらいはつながらなかったものの、Switch本体を再起動したり、複数のネットワークを試したりしたら接続できた感じです。最終的には、スマートフォンのテザリングが一番安定していたというね……。
おなじみのイカと、まだ慣れない操作性と、新しいブキ
どうにかネット接続に成功すると、ものっそい簡潔なチュートリアルがお出迎え。
実のところ、Wii Uの『スプラトゥーン』自体もしばらくプレイしておらず、ブランクがある状態での試射会参加。ひさしぶりの感覚に画面をふらふらさせつつも、割とすぐに基本操作は思い出せました。問題は、後述のマップ操作くらいっすね……。
試射会で使えるブキは、「スプラシューター」「スプラローラー」「スプラチャージャー」「スプラマニューバー」の4種類。お気に入りはローラーだけど、そこはやはり新しいものを試したくなる。マニューバーを選択して、いざ、ナワバリバトル!
一口に言えば、至極簡潔かつ素直な感想として、 す ご く 楽 し い 。
ここ最近はボコブリン相手にひたすら弓矢ばかりを射ていたせいか、「画面の向こうの誰かと戦っている感」が最高に刺激的なのです。バトル開始と同時に、自チームのプレイヤーから送られてくる「ナイス!」の声が、殊更に懐かしい……! 帰ってきたぞー!
マニューバーには、グリップの後ろにもノズルがついている。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2017年1月14日
ここからインクを噴射し、その推進力でマニューバー特有のアクション「スライド」を使うことができる。
スライド後は少しの間動けなくなるが、構えが変わり、一点集中で高速連射が可能だ。
スライドは2回まで連続で行えるぞ。 pic.twitter.com/JjYRnkQFi2
事前に公開されていた「スライド」アクションに関しては、見た目の印象そのままに、とにかく爽快。回避と同時に肉薄して一点集中攻撃に移れるので、うまく立ち回りつつ敵を倒せたときの気持ちよさがたまらない。ただし自分の場合、基本的にエイムが残念なプレイヤーなので……。
あと、まだお互いに慣れていないせいもあってか、純粋に「回避」の面でも生存率を高めてくれていた実感がありました。実際、2人に挟まれた状態からスライドに合わせて牽制しつつ、うまく後退することができた場面もあったので。無理して突っ込むよりは、スタコラサッサだぜ!
一方で気になった……というか、1時間かけて慣れることができなかったのが、マップ操作。
と言うのも、前作では「ジャンプ」動作だったXボタンが、今作では「マップを開く」操作に当てられている格好。戦闘・移動中にジャンプしようとXボタンを押すとマップ画面になるので、「前が見えねえ!」と焦ったところを狙い撃ちされて倒される……そんな場面が、何回もありました。
これはまあ、「慣れ」の問題と言えばそれだけなのでしょうが……。Wii Uのときとは異なる大きな変化であり、しばらくは戸惑うことになるのだろうなーと。場所を指定してのスーパージャンプに関しても、徐々に使っていきながら慣れていきたいところです。
おなじみのブキもまた、新しい
やはり最初だけあってか、周りを見てもマニューバーを使っているプレイヤーが多かった試射会初回。そんななか影で輝いていたのが、チャージャーです。
基本機能は(おそらく)変わらず、新アクションとして「チャージキープ」が実装。フルチャージのまま少しだけ移動できる──というアクションですが、それはひとまず置いといて。
何かと言うと、マニューバーを使っている人が多いこともあってか、その “隙” を付くように立ち回りつつ、あれこれ試しているガチっぽいチャージャー使いさんがちらほら見受けられたんですよね。その “隙” の最たるものが、マニューバーのスペシャルウェポン「ジェットパック」です。
インクを噴射して空を飛ぶ姿はPVでも注目されていましたが、まだ慣れない操作でふわふわと宙空を漂うイカたちは、スナイパーから見れば格好の的。ステージのあちこちでイカが浮き上がったかと思えば、ガチのチャージャーに撃ち落とされる……そんな光景が見られていました。
ローラーは相変わらずの安定感。自分のようなクソ雑魚エイムマンでもコロコロと走っているだけでそれなりに活躍ができ、今作では移動速度もちょっとだけアップ。
後方で地道に塗り続けるもよし、前線に出て轢き逃げにかかるもよし。 新アクションの「タテ振り」は想像以上に飛距離があって驚いたけれど、威力はそれなり。でもローラー使いにとっては新鮮な飛距離なので、振るのがたーのしー! 仲間の援護射撃にも使えそうです。
基本にして王道のシューター。なんだかんだで安定したプレイングになるので、やっぱり最終的にはここに戻ってくるような気もする。……負けてるけれど。
そんな安定感の一方で新鮮に感じたのが、スペシャルウェポンの「マルチミサイル」。狙った相手に追尾弾を連射する──のですが、ロックオン操作が楽しい。範囲指定のトルネードとはまた異なる操作感で、ロックオンされた側も避けようと思えば避けられるけれど、状況によっては結構当たる。
そんなこんなでざっくりとではありますが、『スプラトゥーン2』先行試射会の初回を終えての雑感でした。言ってしまえば「体験版」に過ぎないものの、とにもかくにも楽しい1時間。気づけばあっという間で、むしろ物足りなさを感じるほどでした。
ひさしぶりにインクを撒き散らし、潜伏し、ローラーをコロコロするのがやたらと楽しくて仕方がない。『スプラトゥーン』を遊ぶこと自体がひさしぶりなせいか、前作を購入した当時の興奮が蘇ってきたかのような感覚すらあります。イカちゃんかわいい。
たった2日間、計6時間しか遊ぶことのできない企画ですし、すべての回に参加するのは難しいにしても、あと何回かはプレイしてみたいところ。すっかりバトルに夢中になり、音楽やステージ、イカちゃんたちの挙動にまで目を配る余裕がなかったので、次はその辺も楽しみつつ。染め上げていくぞー!
© 2017 Nintendo