Pokémon Go: everything you need to know in 9 minutes - YouTube
※「長い説明はいらねえ!」という方はこちらをどうぞ↓
配信されるやいなや、あっという間に世界中で話題となった『Pokémon GO』。20年来のポケモンファンであり、フィールドテスト版もそこそこ楽しくプレイしていた自分としては、待ちに待ったリリースです。
本作はスマートフォン向けアプリということもあり、難しい操作は要求されず、感覚的にプレイできるゲームだと言えます。既にさまざまなサイトで「遊び方」が取り上げられている現状もありますが、本記事では、自分なりにその遊び方と魅力をまとめてみようかと。
それとせっかくなので、本作とは深い関係にある『Ingress』の視点からも「攻略法」と「注意点」を提案できればと思いまして。効率的にプレイするにあたっては、Ingressエージェントとしての経験が役に立つのでは……?
と言うのも、『Pokémon GO』のマップ上に登場する「ポケストップ」と「ジム」は、同作における「ポータル」の情報を流用したもの。ゲーム性や遊び方に関しても似通っている部分が多く、『Ingress』での経験やノウハウが役に立つのではないかと考え、まとめてみた格好です。
そんなこんなで、あれこれと書いていたら思いのほか長くなってしまったのですが、『Pokémon GO』が待ちきれない人の参考になれば幸いです。慣れてきたら、チームを組んでプレイしたい。
『Pokémon GO』のコンセプトは、本家『ポケモン』と同じ?
【公式】すべてのポケモントレーナーたちへ - YouTube
さて、冒頭にも書いたように、『Pokémon GO』の遊び方はまったく難しくありません。一口に言えば、僕らのよく知る『ポケットモンスター』をそのまま踏襲したもの、それをスマートフォンの画面を通して見る、「現実世界」に置き換えたものと考えて間違いないかと。
『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりするといった体験をすることのできるゲームです。
このゲームはモニターの中だけで完結せず、プレイヤーは実際に家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーと出会ったりしながら楽しむことができます。
こうして見ると、『ポケットモンスター』シリーズのコンセプトである「収集・育成・交換・対戦」を、そのまま受け継いだアプリとなっている様子。それをリアルワールドでできるとか……最高か!
海外の反応として「遊び方がわからない」といった声を聞かないのも、僕らが『ポケモン』の遊び方を知っていたからだと言えるのではないかしら。主人公はポケモンを選び、ボールを投げて捕獲し、育てて強くしたらライバルと戦うーーという。おなじみの流れが、そこにはありました。
【公式】『Pokémon GO』 初公開映像 - YouTube
ただし「交換」に関しては、まだ機能が実装されていないようです。公式サイトにもPVにも「交換」の表記があるため、ゆくゆくは追加されると見て間違いないはず。じゃないと、遠隔地のポケモンが入手できませんしね。課金要素として、「通信ケーブル」が必要だったら笑う。赤緑世代が喜びそうだけど。
続けて、具体的にどのようにプレイしていくか、追って見ていきましょう。
基本1:歩く!
【公式】『Pokémon GO』 初公開映像 - YouTube
GPSを使った位置情報ゲームである『Pokémon GO』は、街中など、主に屋外を歩きながら遊ぶアプリです。現実世界そのままの形で表示されたマップを開いて歩きまわり、ポケモンを探し、捕まえ、戦わせて楽しむゲーム。ついに僕らも、リアルワールドでポケモントレーナーに!
その拠点となるのが、フィールド上に浮かんでいる四面体の「ポケストップ」。遠くからはちっこい第5使徒ラミエル四面体にしか見えませんが、近づくとモンスターボールを模したバス停のような形に変化。中央のフォトディスクをグルグル回すと、さまざまなアイテムが手に入ります。
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特に多く入手できるのが、モンスターボールやスーパーボールといった「ボール」類。他にも「キズぐすり」「げんきのかけら」といった各種アイテムがドロップし、プレイヤーレベルが上がれば、手に入るアイテムのグレードも高くなるようです。
また、シリーズ本編でもおなじみの「タマゴ」も、ポケストップで入手可能。タマゴを「ふかそうち(孵化装置)」に入れた状態で、一定距離を移動するとポケモンが孵ります。タマゴ=珍しいポケモンというわけでもないらしく、テスト版ではケーシィとトサキントを確認しました。
それともうひとつ、フィールド上には「ポケストップ」のほかのシンボルとして、「ジム」の存在があるのですが……この説明は後ほど。
基本2:捕まえる!
【公式】『Pokémon GO』 初公開映像 - YouTube
ーー何はともあれ、ポケモンを捕まえなくっちゃ始まらない! アプリを起動した状態で歩いていると、スマホがブルっと振動し、野生のポケモンと遭遇。マップ上に表示されたポケモンを選択すると、捕獲画面に切り替わります。
シリーズ本編では主人公もポケモンを使い、相手を弱らせてから捕まえるのが定石でしたが、本作のプレイヤーは身ひとつで野生ポケモンに挑むタフネスマン&ウーマン。画面に表示されたボールをスワイプして投げて、ポケモンに当たれば確率でゲット。つよい。
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ボールを投げるときには、長押しして投げる角度を変えたり、くるくると回すようにして回転を加えたりすることも可能。当然、回転をかけたボールは弧を描くようにすっ飛んでいくのでうまく狙いを定める必要が出てきますが、当たれば経験値ボーナスが入ります。
また、捕獲画面では相手ポケモンを中心に収縮する「輪」が確認できます。この輪が小さくなったタイミングでボールを当てると、「Great!」や「Excellent!」の表示が出て、同じく捕獲後に経験値ボーナスを入手。
それと、輪の「色」は、ポケモンの「捕獲難易度」を表すもの。具体的には、緑・黄・橙・赤といった色の輪が存在しており、赤が最もレアで捕まえにくいポケモンとなっているようです。
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ポケモンを捕まえると、リザルト画面では同時に「経験値」を取得。基本は100XPで、「初めて捕まえたポケモン:500XP」「カーブボール:10XP」「Excellent:100XP」「Great:50XP」「Nice:10XP」などがボーナスとして追加されます。
この経験値がたまるとトレーナーレベルが上がり、アイテムがプレゼントされたり、ポケストップで入手できるアイテムの種類が増えたりするので、とにかく積極的にゲットするべく動くのが基本となりますね。図鑑に登録済みのポケモンでも役に立つので、ガンガン捕まえましょう。
基本3:育てる!
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シリーズ本編では「こうげき」「すばやさ」といった形で細かく分類され、さらにはそれぞれに「個体値」や「努力値」といった数値も存在していたポケモンのステータス。『Pokémon GO』ではそれが、「HP」と「CP」の2つに統一されています。
特に優先させるべきは、「CP」の値。この数値は、同じ種類の野生ポケモンでもそれぞれ微妙に異なっており、数が高ければ高いほどバトルで有利になります。同じ野生のピカチュウでも、CP200のピカチュウや、CP180のピカチュウがいる……というように。
とは言え、CPは捕まえたときの数値で固定されているわけではなく、育成して伸ばすことが可能です。ただし、バトルで経験値を集めてレベルアップさせる形ではなく、アイテムを使ってCPを上昇させる仕様になっているので、本家に慣れている人は戸惑うかもしれません。
そのために必要となるのが、「ほしのすな」と「○○(ポケモン名)のアメ」。手持ちポケモンのステータス画面中、「強化」の項目で表示されているアイテムをそれぞれ消費することで、そのポケモンのCPを上昇させることができます。ひたすらズバットを倒し続ける必要はないんや! よかった!
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そしてもう一点、同じくステータス画面で確認できるのが、「進化」の項目ですね。本作では特殊な進化方法は今のところ確認されておらず、どのポケモンも「進化のカケラ」を使って姿を変えることになります。Bボタン連打しようにも、“ボタン”の概念がなかった。
進化にはそのポケモンの「アメ」も消費するため、一度捕まえて図鑑に登録したら終わりではなく、同じ種類のポケモンもたくさん捕まえる必要があります。強くするには数多く捕まえなければならず、捕まえるには長距離を歩かなければならない。名実ともに、“足で稼ぐ”ゲームになりそうですね……。
基本4:戦う!
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――おーす! みらいのチャンピオン! 歩いて、捕まえ、育てて、準備ができたら、いざポケモンバトル。ジムトレーナーにチャレンジだ! ……ということで、現在、『Pokémon GO』における“バトル”要素として実装されているのが、「ジム戦」です。
マップ上でポケストップ以外に確認できる、ジムバッジを模したシンボルが「ジム」です。レベル5になると、各プレイヤーは「青(フリーザー)」「赤(ファイヤー)」「黄(サンダー)」のうち1つに所属して、各地でジムを奪い合うことになります。そのうち、オリジナルのジムバッジを作る人が出てきそう。
具体的にどうするかと言えば、まず、無所属(灰色)のジムに自分のポケモンを1匹配置することで、自分のチームのジムとして確保することができます。そして、同じ色のチームに所属する他プレイヤーと協力してジムを守る、いわゆる「陣取りゲーム」のように他チームと争うわけですね。
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また、自チームのジムに配置したポケモンを操作することはできませんが、敵チームのジムに対して攻撃を仕掛ける場合は別です。6匹のポケモンを選択し、指示を出して、相手ポケモンを撃破。ジムの解放を狙いましょう。戦闘中の基本操作は、以下のような形になります。
- タップ:弱攻撃(連続攻撃が可能)
- 長押し:強攻撃(“ワザ”を使用、青いゲージを消費して大ダメージ)
- スワイプ:回避(左右に指を動かし、敵ポケモンの攻撃を避ける)
相手ポケモンを瀕死状態に追い込むと、ジムの名声を削ることができます。名声がゼロになるとジムは中立状態になるため、すかさずポケモンを配置し、自分が新たなジムリーダーに!
それと、ジムにポケモンを配置している状態で一定の時間が経過すると、防衛ボーナスを獲得。ポケモンの育成に使うアイテムが手に入るため、各地で敵チームのジムを倒し、自分たちの所属とすることで、より強いポケモンを育てることができるようになります。
プレイヤーが住む地域によって、使うポケモンに個性が出てくる……?
歩き、捕まえ、育てて、戦う。『Pokémon GO』の遊び方としては、現状ではこれら4つの要素が基本的なポイントになると言えるでしょう。あとは「交換」機能の実装を待つのみ。
このゲームのポイントとしてはまず、育成にせよ進化にせよ、強いポケモンを揃えるためには、かなりの数のアイテムが必要になってくる点が挙げられます。
「ほしのすな」も「アメ」も、手に入れるためには同じ種類のポケモンをゲットしたり、何度もジムで戦ったりしなければなりません。特に「アメ」を集めるには、何匹もポケモンを捕まえる必要がある……つまり、レアなポケモンほど集めにくいという問題もあるんですよね。
となれば、「ゼニガメを育てるつもりだったのにコイキングばかり出てくるから、気づいたらコイキングが最強になってた……」じゃないけれど、手に入りやすいポケモンばかりが強くなるのではないかという懸念も。全世界をギャラドス使いが席巻する日も遠くはない……かも?
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でも逆に考えると、「自分の近所(行動範囲)に出現するポケモンは育てやすい」ため、地域によって使うポケモンにも個性が出てくるかもしれない。それはそれでおもしろい気もします。
例えば、ある街ではポッポやオニスズメといった飛行タイプが多く出現するため、自然と“鳥使い”のトレーナーが多くなり、ジムにもピジョットやオニドリルが配置されている。けれど、川向うの街まで足を伸ばしてみたら、ジムにはバタフリーやスピアーといった虫タイプが多い……とか。
そう考えると、まずは近場でよく出るポケモンをたくさん捕まえて育成し、徐々に行動範囲を広げていくのがいいのかな、なんて思いました。近所をふらふらしているなかで顔見知りもできるかもしれませんし。そして将来的には、ジモトタウンにさよならバイバイして、めざせポケモンマスターだ!
「Intel Map」を使ったポケストップ探しと、おすすめスポット
一方では、こんな人も出てくるかもしれません。『Pokémon GO』をプレイするべく起動してはみたものの、画面上に広がっているのは何もない、まっさらなタウンとマップのみ。歩けばポケモンは出てくるけれど、ボールを補充するためのポケストップがない……と。
特に、寺社仏閣や特徴的な建造物が少ない地域に関しては、こういった事態になりかねません。これは、本作における「ポケストップ」と「ジム」が、『Ingress』における「ポータル」の位置情報データを置き換えたものであるためです(Ingressに関しては、こちらの記事が詳しいです)。
そこで、「わざわざポケストップを探しに遠出するのもダルいし、どうすりゃいいんじゃい!」という人におすすめなのが、『Ingress Intel Map』。これは、Googleアカウントでログインできる、Ingressエージェント向けに全世界のポータルを記録した詳細な地図です。
「全世界のポータルの位置を確認できる」ということは、同じデータを使っている「全世界のポケストップ&ジムの位置を確認できる」ということ。検索窓に施設や街の名前を入力することで、その周辺にどれだけのポータル≒ポケストップがあるかを調べられるわけですね。
ただし、ローソンやソフトバンクといったスポンサー企業のものは除きますし、すべてのポータルが『Pokémon GO』に反映されているわけでもない様子。いずれは『Pokémon GO』でも同様のサービスが登場すると考えられますが、それまでの参考として使うのはありだと思います。
また、Intel Mapを使うことでポータル≒ポケストップの密集地帯を探すこともできるため、週末の「経験値稼ぎ&アイテム掘りスポット」を探すのにも最適です。
上画像は「お台場」近辺の地図ですが、かなり多数のポータルが点在していることがわかりますね。東京都内では他に、新宿・渋谷・池袋・上野・秋葉原・六本木といった主要駅付近は数多くポータルが存在し、レベル上げにぴったりの人気スポットとなっています。
ただ、駅前は人の往来も多いため、『Pokémon GO』のプレイには向かないんじゃないか……とも。そこで、ポケストップが多い場所の候補として挙がってくるのが、敷地の広い都市公園です。
都内では、上野公園に日比谷公園、そして新宿御苑など。ポータルの多さと歩きやすさの面から、個人的にもおすすめしたいスポットです。なかでも上野公園は敷地内に複数の施設があるため、散策するぶんにも楽しいという利点があります。ポータルの多さは、実際に見ていただければ……。
- ポケストップにチェックイン:50 XP
- タマゴを孵化させる:200 XP
- ポケモンを進化させる:500XP
- モンスターボール:ポケモンの捕獲に使う【ポケストップ、ショップ】
- キズぐすり:ポケモンのHPを回復する【ポケストップ、ショップ】
- タマゴ:ポケモンのタマゴ【ポケストップ】
- ほしのすな:ポケモンの強化に使う【捕獲、孵化、防衛ボーナス】
- アメ:ポケモンの強化・進化に使う【捕獲、孵化、博士への転送】
- しあわせタマゴ:しばらくの間、獲得XPが倍になる【ショップ】
- おこう:しばらくの間、野生ポケモンの出現率が上がる【ショップ】
- ルアーパッチ:しばらくの間、指定したポケストップに野生ポケモンを呼び寄せる【ショップ】
- ズリのみ:野生ポケモンが捕まえやすくなる【ショップ】
- ふかそうち:タマゴを入れて一定距離を歩くと、ポケモンが孵る【ショップ】
マナーを守って、めざせポケモンマスター
さてさて、いい加減に長くなってきたので、最後はちゃちゃっとまとめましょう。『Pokémon GO』をプレイするにあたっての注意点としては、次の3つが挙げられると考えています。
- 周囲に迷惑をかけない
- 身バレに気をつける
- (いろいろな意味で)無理をしない
1. 周囲に迷惑をかけない
書くまでもないことではありますが、あまりにもゲームに夢中になりすぎると、どうしても周囲への気配りがおろそかになってしまうもの。自戒を込めて、再確認しておきたい部分です。
実際、アメリカではすでに「私有地への立ち入り」「公共の施設を占有してのプレイ」「脇見運転による交通事故」などが発生している様子。普通に徒歩でプレイする際にも、邪魔にならないように道の脇に避けて立ち止まり、その上で捕獲やバトルに臨む癖をつけておきたいところです。
2. 身バレに気をつける
目下のところ、特に意識しておきたいポイント。SNSと連携することで、容易に個人情報が特定されかねないリスクがあります。「ゲームだから」と高をくくっていると痛い目に遭う……かも。
と言うのも、先にも書いたように、アプリ上で表示されているマップは「現実世界の地図」そのもの。そのスクリーンショットをネット上に投稿した場合、少しでも特徴的な地形が確認できれば一発で特定できますし、周囲のポケストップと照らしあわせて場所も分析することも可能です。
「バレても別に困ることはない」ということでしたら、話は別ですが……。それでも、自分の生活圏が他者に把握されることで何らかのトラブルに巻き込まれないとも限りませんし、少なからず意識しておくべきでしょう。スクリーンショットの扱いには要注意、です。
3. (いろいろな意味で)無理をしない
「迷惑をかけない」とも被りますが、熱中しすぎて無理をするのは危ないよ、という話です。深夜に人気のないポケストップを目指すとか、見知らぬ人にホイホイ着いて行くとか、調子に乗って課金しすぎるとか。最後に関しては、任天堂・Niantic・ポケモン社的にはおいしいでしょうが。
特にこれからの季節、何よりも怖いのが熱中症。炎天下の長時間プレイはスマホを酷使するだけでなく、体力がガンガン奪われる危険な状態です。水分補給のために水筒を持ち歩いたり、プレイ時間や休憩場所を決めておいたりするなど、無理のないプレイを推奨します。
『Ingress』では、ゲームを効率的にプレイするために現実世界でお金を使うことを「リアル課金」と呼ぶことがありますが、効率云々の前に、自分の体調を慮る“課金”は積極的に行いましょう。モバイルバッテリーの前に、水分補給や喫茶店休憩にお金を使うべし。無理してぶっ倒れ、気づけば「リアルポケモンセンターなうwww」なんて、笑えないことになりませんように。
――以上、『Pokémon GO』の遊び方と序盤の立ちまわり方でした。そもそも国内では未配信ですし、これからもっといろいろな楽しみ方を提案する人が出てくるのではないかと思います。
エイプリルフールネタ*1から始まったという本作も、2年の時を経て、ついにリリース。当時の自分はこの動画を見て、“実際に、GPSを利用したポケモン集めアプリとかあったらやります”*2なんて書いていますが、まさか数年以内にマジで出てくるとは、考えもしていませんでした。
この、「現実世界を歩いてポケモンをゲットする」というコンセプトとムービーだけで、ワクワクが止まらないんすよ。
思い出されるのは、小学生時代に友達としていた「ポケモンごっこ」的な遊び。自作の地図を作って、ここにはこのポケモンがいて、あっちにはこのポケモンがいて――と考えながら、外を走り回っていた記憶。「ゲーム」の世界をリアルに置き換え夢想するのは、子供の頃の特権だったようにも思います。
ところがどっこい。それが今や、その夢想の半分ほどは現実になってしまうというすごさ。ゲームをあまりプレイしなくなった「大人」の自分でも、昔はそれに熱中し夢見ていた「元・子供」として、ワクワクさせられないはずがないのです。
そうなってくれば、現在の「子供」も、当時「子供」だった現在の「大人」も関係なく、みんな等しく「ポケモン好き」として、あるいは「ゲーム好き」として同じ世界を共有できるわけで。「いい大人がゲームなんて……」ではなく、“いい大人”だって楽しめる共通の「遊び」として、「ゲーム」の存在があるような。
いつか夢見た、大好きな「ポケモン」の世界が、現実に一歩近づいた。何も考えず、いつまでも無邪気に遊びまわることは叶わないけれど、今はただ、このステキでサイコーなゲームを心待ちにしたいと思います。配信早くううううううううううううううう!!!!
ポケット モンスターの せかいへ!
レッツゴー!
(C)2016 Niantic, Inc. (C)2016 Pokemon. (C)1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
参考ページ