今年で3年目となる、川越氷川神社の夏の祭事「縁むすび風鈴」に行ってきました。
小江戸の街の先で待つ、数えきれないほどの風鈴たち
――というわけで、今年もやってきました。池袋駅から電車で30分。蔵造りの町並みが趣深い埼玉きっての観光地こと、小江戸・川越でござる。
そのシンボル的な存在である「時の鐘」や、巨大なふ菓子などで有名な「菓子屋横丁」を抜けた先。蔵造りの町並みの喧騒からは少し離れたところにあるのが、「川越氷川神社」でございます。歩いて行ける距離なので、川越観光の道中に組み込むといいかも。
古くから “縁結びの神様” として信仰を集める、川越氷川神社。こちらで3年前から新たに始めた祭事が、「縁むすび風鈴」です。各種メディアで取り上げられたことで、夏限定の人気スポットとなっている様子。
かく言う自分もその噂を聞きつけ、1年前に初めてふらっと訪れた身でござる。真夏の暑い川越の街を歩いた先で待ち受けていたのは、数えきれないほどの風鈴たち。それらが奏でる音に魅了され、再び今年も訪れてしまったのでした。いやー、神社の雰囲気と風鈴の音色が、めっちゃ涼しげで最高なんすよねー。
今年も祭事は大賑わい!
入り口の鳥居部分にも設置された大量の風鈴をくぐると、平日のお昼すぎにも関わらず、境内は大賑わい。たくさんの観光客が思い思いに敷地内で過ごしており、風が吹くたびにチリンチリンと奏でられる風鈴の音はとても涼やか。――というか、昨年よりも人が増えているような……?
周囲を見回すと、浴衣姿のグループが多く目に留まる一方、外国人観光客らしい姿もちらほら。1年前に川越氷川神社を訪れたときも、たしか7月の第2月曜日、天気の良いお昼すぎだったと記憶しており、条件は同じはず。評判が口コミで広まりつつあるのかしら?
とはいえ、駅から多少の距離があるからか、「人混み」レベルの混雑には達していない様子。週末はそこそこの混雑が見込まれますが、他の有名観光地と比べればまだ過ごしやすいのではないかと思いまする。まあ鎌倉あたりと比較すれば、そりゃあね……。
メインの「風鈴回廊」は、数々の風鈴に囲まれた道を歩くことのできる素敵空間。絶妙に建物に囲まれた場所にあるので、強風が吹いても「ヂリヂリヂリーン!!!」などと風情もへったくれもあったもんじゃない鳴り方はしないはず。浴衣で訪れる場合は、最高の撮影スポットっすね。
また、基本的には昨年と同様の内容になっていますが、随所で新しい“見どころ”が加わっている模様。風鈴が設置された木製のベンチ(?)では、座って記念撮影もできるみたい。これはいい。
こちらの縁むすび風鈴、今年は8月31日まで開催されているとのことなので、よかったらふらっと足を運んでみてくださいな。
時間は9:00から21:00まで。夜はライトアップされ、清涼感あふれる昼の印象とは一転、幻想的な雰囲気になります。日中の混雑を避けて、夕方くらいから向かうのもいいかもしれませんね。
※写真は2015年に撮影したもの。