渋谷のブックカフェ&バー『森の図書室』を覗いてきた


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「森の図書室」公式サイトより。

 「森の図書室」は、先月、渋谷にオープンしたばかりの、お酒が飲める、夜の図書室。クラウドファウンディングで資金を募り、パトロンの数で日本最高を記録したのだとか(当時)*1

 お酒が飲めて、軽食も出て、本も読める。「図書室」の名が示す通り、店内の本を借りることも可能。本好きの人からすれば、もう聞いただけでわくわくする要素が詰まってると思うんですが、どうでしょうか!(わくわく)

 というわけで、行ってきました。

 

道玄坂の若者溢れる道を登ると本の森であった

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 渋谷駅から、徒歩7分ほど。人通りの多い時間帯は、もう少しかかるかも。道玄坂を上がった先、交番を超えたあたりの右手のビル3Fに、「森の図書室」があります。本本本…… “本” が3つで “森” ……って、あれ?(混乱)

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これ、完全に“森さん”の家だー!

 エレベーターで3Fへ上がると、無機質なフロアに、マンションで見慣れたような扉がお出迎え。全く本っぽさを感じない。

 インターホンを押すと、「どうぞ扉を開けてお入りくださーい」の声。で、このシンプルなドアを開けた先にはびっくりするものが待ちかねているのですが、写真を撮り忘れたので、他の方のレポートやニュース記事を参照ください。ちくせう。

 で、いざ店内へとおじゃますると――。

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 ここが、天国か。

 まず目に入るのは、壁一面の本棚と、そこに並べられている本。そして、どこか懐かしい “木” の香り。……あ、このにおい、めっさ好きだわ。

 訪れたのは金曜の23:00過ぎでしたが、そこそこの混雑具合。空席はちらほらとあり、どのお客さんも思い思いに本を読んでいたり、話をしていたり。

 カウンター席で文庫本に集中している人がいれば、窓際のソファ席でカクテルを片手にまったりと話しているカップルもいる。本棚に沿って店内をゆっくり歩きながら、本を探しているお客さんもちらほら。こんな雰囲気のお店、初めて来ましたよ!

 店内をキョロキョロ見回し、すげーだのうひょーだの言いながらソファー席につくと、店員さんがメニューを持ってきてくれました。

 お酒の種類はかなり多い! つまみなどの軽食も食べることができ、デイタイムにはタコライスも出るそうな。1000円払えばフリードリンクで、「フリー読書&フリーWi-Fi&フリー電源」利用可能という素晴らしさ。ここに住んじゃダメですか!

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 無難にジントニックを注文。本棚を眺めていたら、『図書館戦争』が目に留まったので、思わず。

 で、このコースターがまた良いんですよ!

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 なんと、書評になっている。ブロガーさんたちの飲み会の後の二次会的な流れで来たところに、よりによって『ネット・バカ』である。運命感じちゃう。

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本棚の並びは、割とごった煮状態。それとなくジャンル分けされている箇所もあるけれど。

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 カウンター付近に一際大きな本棚があるのですが、そちらは、貸出禁止コーナー。

 クラウドファウンディングでパトロンになった人たちが選んだおすすめ本が並べられており、本のジャンルもサイズもバラバラで、圧巻。確かに、自分のお気に入りの本を置いてもらえるのは、本好きとしては嬉しいだろうな。

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まさかライトノベルまであるとは思わなんだ……。あ、そういや『禁書』積んでた。読まねば。

 終電が近かったこともあり、1時間弱まったりして、この日は退散。俺は絶対にまた来るぞー! 覚えてろよ―!

 そんな「森の図書室」さん。非会員の場合は、席料500円が必要となります。会員権は、10000円。席料が無料になるので、年に20回以上は訪れるのであれば、会員になっちゃった方がお得ですね。

 オーナーの森俊介さんは、5月のトークイベントで、 “「友達の家」みたいな場所になればいい” と仰っていましたが、実際に訪れてみて、本当に素敵なところだと感じました。

 「本に興味がなくはないけれど……」という人でも気軽に足を運ぶことのできる、渋谷の新しいサードプレイスとして。僕自身も、渋谷に行った際には、ちょくちょく立ち寄ろうと思います。むしろ、暮らしちゃダメですか?……ダメです…か……。

 

参考サイト

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