誕生日や記念日。親しい間柄の人へ渡すプレゼント。
「何を渡したら喜ぶかな?」「どんな反応が返ってくるかな?」と想像しながらお店でプレゼントを選ぶのは、結構楽しくもあります。
でもその一方で、贈り物をすることが作業となっている人や、毎回違うものを選ぶのに時間を取られるのが嫌だったり、辟易したりしている人もいるのでは。
良くも悪くも、プレゼント選びは悩みのタネ。どうせ贈り物をするなら、相手に喜んで欲しいけど、無駄に時間をかけて選ぶのもちょっと……。
相手との関係性によって、受け取った相手がそれをどう感じるかを考慮する必要があったり。以前に相手から贈り物をもらっている場合は、もらったプレゼントの価値と釣り合うものを選ぶ必要があったり。はたまた、自分の経済状況と相談する必要もあったり。
贈り物ひとつ選ぶにしても、意外と検討する要素は多くて、さあ大変。……いったい、どうすればいいのだろう?
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自分なりの「基準」を決めてしまう
単純な話、「プレゼント選び」に関して、自分なりの基準やルールを決めてしまう、というのがひとつの手かと思います。
毎度毎度、相手が好きそうなものをリサーチして、その人がそれを持っていないことを確認して、どこで手に入るか、在庫はあるかどうかを問い合わせて、自分のお財布と相談して……なんてやるのは、すっごく大変。
もちろん、お世話になった人へのプレゼント選びに全力を尽くすのは悪くない。でも結局、相手がそれを受け取って喜ぶかどうかなんてのは、そのときにならないとわかりません。
その過程、ドキドキ感を味わうのも楽しいもの。ですが、仕事に勉強にと普段から忙しく、そこまでする時間がない人も多いのではないでしょうか。どうしても、ある程度の妥協は必要になってくきます。
なので、まず考えるべきはその妥協点。家族や恋人、職場の先輩や友人知人、関係性のあるすべての人に対して、等しく全力を尽くしてプレゼントを考えるのかどうか。それが無理なら、時間的・金銭的にどこまで妥協できるか。
ぐだぐだと時間をかけてプレゼントを選んで、結局思ったものが見つからず、中途半端なものを渡してしまった、あるいは渡せなかった……なんてなるくらいなら、あらかじめ自分なりの基準を持って、スパッと決められるラインを設定しておくようにしましょう。
基準①:価格(価値)
ひとつめの基準としては、まず何よりも「価格」。先ほども書いたように、渡す相手やその場面、状況によって、プレゼントの価格帯は変わってくるものかと。
「相手」という視点で見れば、その関係性が基準になります。お世話になった先生や先輩であれば、自然と価格設定も高めのものを検討するようになるだろうし、ちょっとした顔見知り程度ならば、安価なもので済ませてしまうのも選択肢の内に入る。
また、「場面」によっても、贈り物の性質は変わってきます。結婚祝いや引越し祝いなら実用的なものが選択肢として挙げられるし、卒業祝いや記念日のプレゼントなら、それまでの思い出を詰めたアルバムだったり、写真だったり、というのも考えられる。
自分、もしくは相手の経済「状況」も重要です。自分が休職中だったり、大きな出費のあとだったりした場合は、あまり高価なものは贈れない。また、相手の経済状況が芳しくないようなケースでは、既成品よりも金券などのほうが好まれるかもしれない。
これらの状況に応じて、渡す贈り物の「価格」を先に決めておけば、選択肢をある程度は狭めることができる。そうすれば、時間をかけず、余計な迷いを捨てて、プレゼント選びに専念できると思います。
基準②:店(ジャンル)
もうひとつの基準は、贈り物を探す「店」あるいは商品の「ジャンル」。 “なに” を買うか、 “どこ” で選ぶかといったプレゼントの選択肢を、先に一定の範囲に絞っておく考え方です。
もちろん、渡す相手の趣味嗜好を把握しており、「あの人にはこれだ!」という確信があるのなら、選ぶのも難しくはないでしょう。
ただ、なかには「まったく好みを知らない人」や「興味関心が広すぎる人」なんて友人知人もいるのではないかしら。そういった人たちに贈るプレゼントは、どうしても悩みがちです。
そんなときの考え方として、「悩んだときはここ!」というお店、もしくは「困ったときはこれ!」という商品ジャンルを決めておくのはどうでしょう。そうすれば、選択肢をかなり狭めることができるため、プレゼントを選びやすくなるのではないでしょうか。
困ったときはこれ!定番の商品
Amazonギフト券
困ったときの、Amazonギフト券。あまりにお約束すぎるような気もしますが、金券をもらって困る人はいません。Amazonを使わない相手であれば、商品券や図書券でもOK。
Amazonギフト券の場合、金額は1,000〜50,000円のあいだから選ぶ形になります。誕生日、記念日、お年玉、感謝といった種類もさまざまで、用途や相手によって選ぶと良いでしょう。
スターバックス コーヒーギフト
安価で気軽に渡せるプレゼントと言えば、コーヒー・紅茶のギフト。
もちろん、こだわりのある人に贈る場合はそれなりの価格になりますが、普段使いであれば、スターバックスなどのチェーン店のギフトセットを利用するのが良いでしょう。
今治謹製タオル
ギフトの王道、タオルのセット。
特に肌ざわりが抜群に心地良い今治タオルは、幅広い年齢層に好まれるプレゼントとして、重宝されているように思います。実際に使ったこと・贈ったことがある人は、ピンとくるのではないでしょうか。
ビアグラス/真空ステンレスタンブラー
手づくりに並ぶ「プレゼントらしさ」が感じられる贈り物として、名入れのできる商品は、おすすめの選択肢のひとつ。最近は実店舗でなく、通販でも対応してくれるところも増えました。
こちらのビアグラス/真空ステンレスタンブラーは一例ですが、お酒好きの中高年男性に向けてのプレゼントとしては鉄板ですね。また、ステンレスタンブラーは冬場にホットコーヒーを入れて飲むのにも重宝しますので、意外と若者にも好まれる印象があります。
高級お茶漬けセット
インパクトが大きなプレゼントの一例として。ただのお茶漬け……かと思いきや、デカい具材がまるごと入った高級お茶漬け。
高級なお茶っ葉ほどに特別感はなく、贈る側も手軽に選べますし、もらった側も気軽に食べられるという点で、程よいバランスのギフトと言えるのではないでしょうか。
悩んだときに行こう!おすすめショップ
東急ハンズ
おなじみ、困ったときのハンズさん。最近は郊外地立地型の「ホームセンター」というよりは、どちらかと言えば「総合雑貨店」のイメージが強いですね。
都心の店舗であれば、階層ごとにジャンル分けされているのでわかりやすく、そこから絞って選ぶのもあり。ただ、最近は季節に合わせた特設コーナーや、一風変わった商品の紹介なども頻繁に行われているので、そちらから探してみるのもいいかもしれません。
ヴィレッジヴァンガード
全国のサブカルチャー好きの聖地、ヴィレヴァン。割とネタ系の商品で溢れかえっている印象も強いですが、その本質は「複合型書店」。店舗ごとのカラーもあるので、結構「おっ?」と思うものが目に留まることもあります。
店内スペースの大半を占める雑貨から選ぶのもいいですが、自分としては、書籍やCDの「掘り出し物」が見つかる場所だとも考えています。
一般的な書店やレコード店には置いていない――と言っても、同人や自主制作ほどのどマイナーでもない――「知っている人は知っている」くらいのアーティスト・作品が発見できるイメージ。そういったジャンルが好きな人ならば、「なにこれええやん!」と喜んでくれるかも。
代官山 蔦屋書店
代官山 T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設
多くの大人が口を揃えて「心地が良い」と評する、代官山の蔦屋。 “大人のための文化の牙城” とサイトで打っているように、他の書店では見られない品揃えが魅力です。
店内のスタバで商品を読むことができたり、ラウンジで食事をするこもできたりと、施設全体を楽しむことができる、一種のアミューズメントパーク。と同時に、贈り物選びにもおすすめできるお店です。
書籍なら、一般書はもちろんのこと、建築・アート・クルマといった、趣味の専門書も豊富。CDなら、ジャズにクラシック、ロックにポップスとなんでもござれ。それぞれのジャンルごとに独立しており、厳選された世界の「文化」を取りそろえています。
日本百貨店
ここ数年、自分のなかで熱いのが、日本百貨店さん。ふらっと立ち寄って自分で欲しいものを買うこともあるし、プレゼント選びで訪れることも増えました。
「日本全国からモノづくりにこだわった職人の手による商品を集めている」ということで、陳列された商品のすべてが、社長さんと社員さん自らが全国を巡って厳選したものだという話。
食器に食品、生活雑貨に文房具、服飾雑貨など、取扱商品はさまざま。そのどれもがほかの雑貨店では見られないものなので、プレゼントとして贈れば、珍しがられること間違いなしです。
Hacoa
おしゃれな木製雑貨・iPhone7用木製ケースブランド Hacoa
オリジナルの木製雑貨を取り扱うブランド、Hacoaさん。デザインから製作、販売までを一貫してこなしており、木製の商品の多くは、どれも微妙に異なる一点もの。
時計、メッセージボード、カードケース、印鑑ケースなどのステーショナリー、インテリアを始め、外装すべてが木の “木ーボード” やマウス、USBメモリなど、PCまわりの商品も。レーザー刻印による名入れ、イラストを入れてもらうことも可能なので、プレゼントにぴったりですよ。