コイキングなのにかわいい&切ない…『はねろ!コイキング』はゆるふわ育成ゲームだった

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『はねろ!コイキング』公式サイト

 2月に突如として発表されたポケモンの新作アプリ『はねろ!コイキング』*1。それから特に続報もなく、いったい何だったのか……と思っていたら、これまた急な「配信決定!」の告知が*2。宣伝らしい宣伝もなく、本当に「突然の配信」でございました。 “突然の” 具合までマンボウをリスペクトしていくのか……。

 というわけで、23日にiOSとAndroidで相次いで配信開始となった、『はねろ!コイキング』。とりあえず最初のストーリー目標までクリアしたので、ざっくりと遊んでみた感想をまとめました。スキマ時間に遊ぶ、まったり育成ゲーっすね、これ。コイキングかわいい……超かわいい……。

 

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仕事・勉強・趣味で使える42のアイデア集!知的好奇心もくすぐる啓発本『アイデア大全』感想

 帯に書かれた文句「一生使える必携の書」は、大げさじゃないのかもしれない。本書を読み終えて、いの一番にそんな感想を抱いた。それほどまでに充実した内容であり、今後の学びの指針とするにも最適の1冊だと感じられたのです。

 そして同時に、ちょっとした高揚感もこみ上げてきた。300ページにも渡って列挙された42の発想法を知ったうえで、これからどれを参照し、実際に利用するか。また、本書を読んでいて気になった数々の学問や書物の中から、どれに手を付けてみようか──と。

 そのように、自分としては珍しく意識高めに「今後」に思いを馳せてしまうくらい、最高の読後感だった1冊。それがこちら、読書猿@kurubushi_rmさんの『アイデア大全』です。

 少なからず普段から「書評」に類するブログを読んでいる・書いている人ならば、きっと少なくとも一度は筆者さんの名前を目にしたことがあるはず。

 古今東西の書物を読みあさるにとどまらず、それらを独自の視点で体系化しまとめ上げている海千山千のブログ読書猿 Classic: between / beyond readersの管理人さん。その初の著書となるのが、この『アイデア大全』です。

 読み終えた感想としては、上記のとおり。学ぶ気力さえあれば「マジでこれ、10年単位で使い倒せるんじゃね?」と思えるほどに充実した「発想法の辞書」であり、それでいて「知的好奇心をくすぐる啓発本」とでも呼べそうな代物。

 仕事だろうが趣味だろうが学問だろうがブログだろうが、すべての「創造的活動」に従事する人におすすめできる、渾身の1冊だと感じました。

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ユニクロ「UTGP'17×Nintendo」から、イカと電気ネズミのTシャツを買ってきた

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 久しぶりにTシャツを買った気がする。普段はボタンダウンシャツなどをメインに着ているし、夏場でも七分袖より短いシャツは着ないので(冷房に弱いんです……)そもそもあまり洋服を買わない。

 そんな自分でも、「今年のUTGPは任天堂なんです!?」と聞けば、さすがにチェックせずにはいられなかった。1枚1,500円というお値段も手伝って、ついつい2枚も買ってしまったのでした。いやー、安い安い。これがライブTシャツだったら、1枚3,000円してもおかしくないもんね!(比較対象がおかしい)

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 というわけで、本日から販売開始となりました、ユニクロのデザインTシャツグランプリ「UTGP'17×Nintendo」の受賞作。今年は任天堂とのコラボレーションということで、過去最高の応募数になるほど盛り上がったそうな。

 今日はそのなかから、個人的に気に入った『スプラトゥーン』『ポケットモンスター』のTシャツを買ってきました。

 

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御徒町『羊香味坊』にて異国の空気を味わうお昼時

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ある日。秋葉原から上野公園を目指して歩く途中、ふと目に入ったお店が気にかかった。御徒町駅からほど近い場所にある……ひ、ひつじ……? こうみ……?(読めない)

居酒屋かと思いスルーしようとしたところ、入り口前の立て看板には「ランチメニュー」の文字が。どうやら、ランチもやっているらしい。──よし、入ってみよう。

というわけで、『羊香味坊』(ヤンシャンアジボウ)さんでお昼ごはんをいただいてきました。

 

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『わたしと先生の幻獣診療録』魔術と医療、幻獣と獣医、時代の変革期のファンタジー

わたしと先生の幻獣診療録 1巻 感想1
火事屋『わたしと先生の幻獣診療録』(1) P.45

 時代の「変革期」を描いた物語は、いつだって心躍らされるもの。

 剣から銃へ、蒸気から電気へ。技術革新は言うに及ばず、激動の時代を経て移り変わる価値観や政治体制の変化は、創作物においては人気のテーマであるように思う。日本の歴史を紐解いても、武士の終焉を描いた「幕末」などは常に人気のジャンルですしね。

 近代においては、そういった変革をもたらす存在として「科学」が果たした役割は言うまでもなく大きい。科学技術の発展は、庶民の生活の豊かさに直結する要素だとも言えるほど。反面、科学の隆盛に伴い失われゆく「伝統」との衝突も、避けては通れないように見える。

 本作『わたしと先生の幻獣診療録』も、そのような「変革期」を描いた作品のひとつに数えられる。ただし、前述のような「歴史」を前提とした創作物とは少し異なるし、描かれる「変革」は激動の時代に巻き起こる革命ではなく、むしろ緩やかな変化として示唆されているように読めた。

 ──とまあ “それっぽい” 導入でもって書きはじめてみましたが、そんなことはどうでもいいのです。要するに、ロリっ娘とモフモフが登場する素敵マンガを読んだのです。

 本作を一口に言えば、「『魔術』が『科学』に取って代わられつつある時代で奮闘する、小さな魔術師と無愛想な獣医師、2人と幻獣とのふれあいファンタジー」。絵本のようにかわいらしいキャラクターと幻獣にほっこりしつつも、設定の妙と世界観に自然と惹き込まれる、素敵な作品です。

 

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