ぐるりみち。

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初めての青色申告におすすめの本『スマホでかんたん確定申告』【献本】

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 4年前、会社を辞めたあとの申告に始まり*1、翌年はブログの収益を白色申告し*2、そのまた翌年には初めての青色申告に挑戦――*3

 気づけば、今年ではや5回目の確定申告になるらしい。わぁい!(?)

 なかでも大変だったのは、やはりフリーランスとして独立した年の青色申告。ネットで検索し、本を何冊も読み、セミナーに参加し、税理士さんにも何点か質問するなど、結構な時間をかけて勉強しつつ乗り切った覚えがあります。

 もちろん、すべて専門家に任せてしまえば何の問題もありません。税理士さんにお願いしても良いし、最近はフリーランス向けのサービスも充実しつつある様子。自分で書類を作成せずとも、必要な領収書やら何やらをぶん投げればまとめて対応してくれるサービスもあるのだとか。

 

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確定申告の参考書、どれを選ぶべき?

 ただ、人やサービスを頼るとなると、当然そこそこの費用がかかるわけで。それなら自分でやってしまったほうが節約になるし、1,000円も出して本を買えば、書類作成から申告まで最低限の作業をこなすことは難しくありません

 けれど、その手の本だけを参考に申告するのも、ちょっと不安が残る。と言うのも、この時期によく書店で見かける雑誌サイズのハウツー本って、本当に必要最低限の説明しか書かれていない場合があるんですよね。紙面の説明に従って操作するだけで書類が作れる、超お手軽仕様。

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 会計知識の必要なしに、ちゃちゃっと書類作成がこなせるのはありがたい。しかし、どうしてその作業が必要になるのか、経費や控除や固定資産はどう扱えば良いのか――といった具体的な解説が不足していることもあり、神経質な人ほどモヤモヤが残るんじゃないだろうか。

 本当はもっと節税できたんじゃないかと、もったいない気持ちになってしまう。どうせ来年も申告するのなら、まとまった本で勉強しておいたほうがコスパが良いようにも思えてくるんですよね。

 その「勉強」の参考になりそうな本として、過去にはこのような本を紹介しました。詳しくはまとめ記事を参照していただくとして――。少なくとも1冊を読み、知識の補填と復習のために+1冊くらい目を通しておけば、ひとりでも青色申告をこなせるのではないかと思います。

 で、個人的には「もう新しく本で勉強することはないかなー(ただし仮想通貨まわりの情報は知りたい)」と考えていたのですが。

 このたび献本をいただきまして、こちらの『スマホでかんたん確定申告』を読みました。別にレビューを強要されているわけではありませんが、せっかくなので簡単に紹介させていただきます。

 

スマホを併用して、確定申告の書類作成を効率的に進める

 タイトルからして、「スマホで確定申告をする」ことが目的であるように読める本書。読む前の勝手な印象としては、「書かれているとおりに操作すれば、スマホオンリーで書類が作れるよ!」的な、安価なハウツー本スタイルかと思っていたのですが……そんなことはなかった。

 論調としてはむしろ、「スマホ “も” 使って、効率的に書類を作ろう!」と言ったほうが近い。勘定科目を移動中に入力したり、レシートを撮影して現金取引を処理したりと、「スキマ時間にスマホを併用することで、書類作成を楽にする」ことを目指している印象を受けました。

 実際にスマホを使って書類作成をしてみた感想としても、想像以上にサクサク入力できて快適。撮影したレシートの読み取りの精度はちと怪しいものの、「あらかじめ写真を撮りためておき、出先でスキマ時間に入力する」ことも可能なため、作業の効率化につながるのではないかしら。

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 そして何より、スマホうんぬんは抜きにしても、本書が「初心者向けの確定申告解説本」として非常によくまとまっている点が大きな魅力。

 「そもそも確定申告って?」から始まり、青色申告の特徴を挙げたうえで、経費の考え方や控除の解説、税金にまつわる知識まで網羅。それこそ「はじめての確定申告」の最初の1冊にも勧められそうな、初心者にもおすすめできる解説本として読めました。

 たとえば「経費」の項目ひとつ取っても、「経費になるかどうかの基準」として以下の3点、

経費になるかどうかの基準
  1. 常識的な支出かどうか
  2. 事業の目的に合致しているかどうか
  3. 売上に貢献しているかどうか

を挙げて説明していたり、同様に「交際費の基準」として、

交際費の基準
  • 自分の事業の見込客になるような場合
  • お客さんを紹介してくれる場合
  • 仕事の手伝いをしてもらいたい場合

といった形で具体例を示しつつ、その考え方を解説しています。また、特に初めての人ほど混乱しそうな、「発生主義」のルールについてもページを割いて説明しているとくれば、本書の親切設計っぷりが伝わるのではないかしら。その他詳しい内容は、目次を参考にどうぞ。

 ただし、本書で紹介しているのは、会計サービス『freee』を前提とした書類作成方法。「確定申告の基礎知識を身につける」という点では初心者全般に勧められますが、ほかのサービスの利用を検討している人は、そちらの解説本を読んだほうがスムーズに書類が作れるかと思います。

 こちらの記事でも紹介している、以下のような本ですね。

 もちろん、『freee』を使おうと考えている人、すでに使っている人であれば、この『スマホでかんたん確定申告』は書類作りの手助けとなるはず。僕自身、ぶっちゃけあまり意識していなかった「タグ」の使い方などの点で参考になりました。

 また、freeeのスタンダードプラン(月額1,980円)が1ヶ月無料で使えるクーポンが付いているため、今回が初めての確定申告になるという人には特におすすめ。ひとまずは「お試し」としてクーポン期間に書類を作成したうえで、継続して使うかどうか判断することも可能です。

『freee』の詳細はこちら

 そんなこんなで、いよいよもって確定申告シーズンが近づきつつある今日この頃。ちゃちゃっと作業を終わらせたうえで、次回の書類作りも効率的にこなしたいところですよね。

 来年に備えて確定申告の参考書を読むならば、今が最適な時期と言えるのではないでしょうか。「確定申告特集」と称したコーナーを展開している書店も多いですし、本書を含め何冊か手に取って比較しつつ、自分に適した参考書を探してみると良いかもしれません。何はともあれ、まず勉強。

 そして、準備が整ったら――いざ、レシートの山と向き合うのです。がんばるぞい。

 

 

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