ぐるりみち。

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「最も親しい友人を『何友』という?」

 ぼーっとブログのアクセス記録を眺めていたら、こんなワードで検索して来ている人を発見した。

“最も親しい友人を何友という?”

 アクセス先はこちらの記事(「友達」という究極の消費コンテンツ)だったのだけれど、言われてみれば、なるほど、確かに。

 

 「友人」を表す表現はたくさんあるけれど、その最上級は何なんだろう?という疑問。最も親密度が高そうな単語と言えば、素直に考えれば「親友」なんだろうけれど、他にも同等の、もしくはそれ以上の言い回しはないのかしら。

 そこで、気になったので、いろいろな「友人」表現をまとめてみました。さらにせっかくなので、「親しみ度」の大きさごとにレベルで表してみた。全て、僕個人の独断と偏見によるものなので、あしからず。

 

友人レベル0

f:id:ornith:20140617185702p:plain*1
いないわけじゃないんだよ!友達だよ!存在感が薄いだけなんです!(『ゆるゆり』より)

 

エア友達

 文字通り、空気な友達。存在しない*2

 ケータイに電話がかかってきた振りをして “エア通話” したり、自分で複数のメルアドを駆使して“エアメル友”を作ったり。ここ数年だと、Twitterでbotと会話するのも楽しい……んじゃないかな。たぶん。きっと。もしかして。

 でも、見えないものを見ようとする努力って悪くないと思います!人間、極限まで思い込めば、なんか見えてくるかもしれないし。守護霊とか。商売の香りがする。

 

大きいお友達

 児童向けのアニメやマンガ、特撮に夢中になる、かわいいおじちゃんおばちゃんたち。「大友」とも。

 趣味は個人の自由だと思うので、ファンの一人として応援するくらいならいいんじゃないかな……。でも、周囲(主に子供たち)に迷惑をかけるのはナンセンスかと。

 最近だと、アイカツおじさん*3とか。調べてみたら、「光のアイカツおじさん」と「闇のアイカツおじさん」の2種類が存在するとか。やだ、かっこいい。

 書いておいてアレですが、どう見ても本記事の趣旨とは異なりますね、はい。

 

友人レベル1

http://www.flickr.com/photos/25880282@N04/5725091674
photo by Hammonton Photography

 

友達

 友達。ともだち。トモダチ。
 最も頻繁に使われる、友情を持った「親しい間柄」を示す言葉。

 「「友達」という究極の消費コンテンツ」にも書きましたが、あまりに範疇が広すぎて、人によって定義がばらばらなんじゃないかしら。

 小中学生くらいまでは「あそびなかまはみんなともだち!」で済ませられるけど、徐々に「知り合い」や「クラスメイト」との境界線が分からなくなってきて、「同僚」や「サークル仲間」といった別の言い回しを使うようになるイメージ。ともだち、とは。けーんぢくーん、あーそびーましょー。

 

ネット友達、リアル友達、etc.

 先の「サークル仲間」と同様に、コミュニティやグループごとに呼び名を変えた、「ともだち」の亜種。ネッ友、リア友などと略される。

 その環境ごとにジャンル分けしているだけかと推測されるので、特別に仲が良い、悪いといった「親しみ度」は並。もちろん、それぞれのコミュニティの親密度が高ければ、相対的に仲良し集団として定義されるでしょうが。

 

らびゅ友

 この記事を書くにあたって、調べる中で初めて知った表現。びっくりした。

ある小6の女の子の携帯電話を見せてもらったら、連絡先のグループ名のひとつに「らびゅ友(とも)」とあった。「らびゅ」とは「love you」。仲良しグループの連絡先かと思いきや、「とりあえず番号を知ってるだけっていう人たち」だと言う。

 やべえ。僕のアドレス帳、数十件はこれだわ。らびゅ友。ちょっとグループ分けしてくる。

 

友人レベル2

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この2人の関係性、好き。(『青い花』より)

 

友達以上恋人未満

 仲の良い友達同士! ――でも、恋愛に発展するかというと、うーん?といった曖昧な関係性。友達 “以上” ではあるので、親しみ度は高そう。

 お互いに信頼し合う、良きパートナー。ところがどっこい。一方が恋愛感情を持ってしまい、踏み込んだ関係になりたいと動こうとすれば、たやすく壊れてしまう危険性もはらんでいる危うさ。

 恋愛モノでよく見るアレ。意識しちゃって、すれ違い始めて、いろいろ見えなかったところが見えてきて……ぐへへへへ。おっと失礼、思わずヨダレが。いいよね……うふふふふ。

 

ズッ友

 主に『走れメロス』のパロディのツイートのせいで、一時期ネタとして流行した「ズッ友」表現。元は「ずっと友達」の略語であり、ギャルがプリクラで書く表現として流行ったらしい。

 「友達」であることは前提として、「ずっと」そうでありたいという無垢で無謀な未来への願望が如実に現れているので、まあ友達 “以上” ではあるかなーと。でも、同じプリクラなら「チャリで来た」の方が親密度は高そう。4人中3人は今も仲良しらしいし。

 

友人レベル3

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こちらの2人は、親友でありパートナー!なイメージ。(『バクマン。』より)

 

親友

 言わずもがなの、「友達」の上位互換。「えー? 友達はみんな “親しい” のに、『親友』っておかしくなーい?」という突っ込みもあるらしい。わざわざ「親」を付けているから、一応は差別化が図られているんでしょう、たぶん。

 同義語に「マブダチ」など。 “マブ” は、「本物の」「本当の」を意味する形容詞だとか。元は的屋さんが使っていたようで。ヤンキーの香り。マイルドじゃない方の。

 

幼馴染み

 ちょっと悩むところではあったけど、「親友」と同レベルくらいかなーと。幼い頃からの仲良しさんで、その関係性が続いている場合を言う。時間の経過が暗に示されているので、単に親しい「親友」と意味合いは異なると思う。

 類義語に、「旧知の仲」「竹馬の友」など。日本では古来、平安時代より続く、創作作品における鉄板設定であり、萌えポイント。それはいい。がしかし! なぜいつも幼馴染みキャラは報われないのだ! 環境を激変させる「転校生」というファクターの重要性は分かるけど、ぐぬぬぬぬん!

 

友人レベル4

UDF きれいなジャイアン
きれいな顔してるだろ。ジャイアンなんだぜ、これ。

 

心友

 「心の友」と書いて、心友。心で繋がっている(とされる)分、同じ読みの「親友」よりもランクは上っぽいように感じたので。

 「友達」と「心友」にどのくらいの差があるかは、分かりやすい指標がある。アレだ。テレビアニメ版と劇場版くらいの差。きれいなジャイアン。そう考えると、「ここは俺に任せて先へ行けー!」なキャラは、心友と言ってもいいのかしら。

 

友人レベル∞

http://www.flickr.com/photos/60532802@N07/5546445871
photo by Waiting For The Word

 

神友

 特定個人をあまりに大事に思うあまり神格が付与され、長きに渡って崇め奉られ続けた結果、ついに「神」となった最上級の友達。朝、目覚めて登校したら、友達が「神」として教室に降臨していた件。どなたかラノベのネタとして使ってください。

 冗談はともかく、これも「心友」同様、「親友」の同音異義語として生み出された言葉である模様。古くからネットでは「ネ申」「神作品」などと言いますが、これも同系統かしら。ボキャ貧なわけじゃないよ! 大切すぎて神性を付与しちゃったんだよ! おーまいごっど。

 

結論

 はい、というわけで、「友人」の最上級は「神友」に決定しましたー!

 ――異論は認める。認めまくる。なんでもかんでも「神」をつければいいってもんでもないよ!これだから、八百万の神々の御座す国の民は! ぷんぷん!

 細分化すれば、もっといろいろな、それこそジャンルごとにいろいろな「◯◯友」「◯◯フレ」がいるんでしょうが、とりあえずはこんな感じで。他にどんなのがあったかしら?

 

 

参考

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