夏の屋外は暑い。そんなこと、誰だって知っている。けれど、夏の午前中は、意外と涼しい。――先日それを、上野公園でミニリュウを探して練り歩く『ポケモンGO』オフ会のなかで学んだ。
運動するなら午前、もしくは夜が良い――というのも、普段から身体を動かしている人にとっては周知の事実。が、たまの気まぐれで夜に走る程度の「なんちゃってジョギングマン」の自分にとっては、それすら新鮮な驚きだったのです。朝晩が涼しいのは、屋内だけじゃなかったんだ……!
とは言え、そんな涼しさも一時のこと。正午をまわるなり、お天道さまは3倍ものパワーでもって、僕らポケモントレーナーの肌を焦がしにかかる。画面内でボールを投げる手も汗ばんでくる。
例年ならば8月中旬、夏の祭典を終えてからの「コミケ焼け」で肌が真っ黒になるのが常なのに、今年はすでにお肌こんがりの「ポケモン焼け」状態。ちくしょう……ガングロなルージュラ成分はもう間に合ってるんだよ……タマゴから生まれてこなくてもいいんだよ……。
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はじめての二郎インスパイア系
はてさて、ミニリュウ探しで程よくカロリーも消費し、そろそろ小休止したい頃合い。どっかでメシでも食うかー……という流れになったところ、つじもん氏(@iTsujimon)の希望によりラーメン屋さんへ向かうことになった。わぁい!
基本的には一人行動で、普段ならばあっちも良さそうこっちも良さそうと飲食店選びでも優柔不断っぷりを発揮し、結局はチェーン店に落ち着いてしまいがち。そんな自分にとって、すっぱりどーん! と希望を示してくれる氏の勢いは、まさに天啓だったのです。ありがてえありがてえ。
そこで訪れたのが、上野駅から徒歩8分程度の距離にある『ラーメン麺徳 東上野店』さん。
俗に言う「二郎インスパイア系」のラーメン屋さんであり、看板にも端的にそれを示すような「ボリューム満点!!」の文字が。入店の段階でどきどきする。
同年代の男性と比べると食が細い(らしい)自分は、こういった店舗に足を運ぶ機会がそもそもない。
過去、友人に連れられて2箇所の『ラーメン二郎』に行ったことはあるものの、1回目は地獄を見て、2回目は少なめにしたところ「まあまあ」という感想。……あ、すた丼は好きです。
ただ、まったくこの手のお店に興味がないわけではなく、きっかけがあるのなら入ってみたい。けれど、1人で入るにはハードルが高く、あの独特の雰囲気のなかで戦える気もしない……。
ゆえに、此度のお誘いは渡りに船だったのです。つじもん氏にマジ感謝。
というわけで、注文したのはこちら。ラーメン(ハーフ・580円)に、味玉(100円)をトッピング。
野菜は「普通」でお願いしました。過去の経験から、初手は小さめサイズで様子を見つつも、野菜は少なめにせずとも大丈夫なんじゃないか――という予想でもって。
山盛りの野菜を掻き分け、スープの下部を覗き込んでみると、「あ、これなら大丈夫だ」と安心できる程度の量の麺がお目見え。となれば問題は……モリモリの、お野菜だ。
普段は見ない盛り具合と相対して軽く怯みつつも、食べ始めてみると……これが、想像以上においしかった。
醤油感の強いスープはガツンとくるタイプではないものの、キリッと舌に刺さる味わいは素直に好み。まったくしつこさを感じさせないので、これならば飽きずに食べられそう。
太麺を想定していた麺は思いのほか細く、個人的に好きな縮れ麺。ハーフサイズの限りある麺を必然的に大量のもやし先輩と一緒に口に頬張るため、あまりしっかりと味わうことができなかったものの、食後に「もっと食べたかった」と感じるほど。次は絶対、並盛りにしよう。
けいろーさんとラーメンきた(^◇^) pic.twitter.com/nAeJwwGub6
— つじもんポケモンGO赤 (@iTsujimon) 2016年8月8日
ちなみに、隣のつじもん氏は「野菜少なめ」で、お肉と格闘していた様子。
さすがにこちらは食べきれる自信がないので、次に食べるならば並盛りで野菜をもぐもぐしつつ、トッピングを加える感じかしら。シャクシャクたまねぎと、キャベツも良かったです。
何よりも驚いたのが、食後の並々ならぬ満足感と、「また食べたい」と再訪の意欲を我ながら示したこと。
二郎デビュー時のトラウマゆえか、「おなかいっぱいにはなるけど、味は普通……」と微妙な感想を持っていたので、うめえうめえ言いながら食べられる山盛りラーメンとの出会いは僥倖。他のインスパイア店も体験してみたい。……1人は怖いけど。
店舗情報
- 営業時間(月~金):11:00~15:00 / 17:00~21:00
- 営業時間(土):11:00~15:00
- 定休日:日・祝日
- 席数:12席
- アクセス:東京メトロ東西線『木場』駅1番口 徒歩6分
- 住所:東京都江東区東陽3-15-3(地図)
- 周辺のお店:ぐるなび 東陽町×ラーメン