とんでもないくうかんに、まよいこんでしまったぞ……!
四方八方がダンボーだらけとか、なんだこの天国は……。
JR立川駅から徒歩8分!オープンして間もないコラボカフェ
写真展に造形展など、ダンボーにまつわるイベントは全国各地でたびたび開催されていますが、このたび新たな舞台となったのは、立川。
そのお店は、駅から見て北口方向、多摩モノレールの下を歩いてしばらくの道沿いにござります。極上爆音上映でおなじみ、シネマシティの近く。
それがこちら、2016年5月、コトブキヤ立川本店の隣で同時に新規開店した、コトブキヤプロデュースのカフェ『KIT BOX -KOTOBUKIYA Cafe & Diner-』です。
現在はコラボレーション第1弾として、7月いっぱいまで『DANBOARD カフェ』を開催中。
今後もキャラクターとのコラボカフェが展開されるそうなので、何度か足を運ぶことになりそうな予感。それ以前に、電源・Wi-Fiも使えるとの話だったため、ぜひ普段使いしたいお店です。
座席も壁もレジもメニューも、ダンボーだらけの癒し空間
この日は休日。ちょうどお昼になろうかというタイミングで入店してみたところ、まだまだ人は少なめといった印象。
ただ、30分も経つとそこそこ混雑してきたので、タイミングが良かっただけかもしれません。ランチは、早めの時間帯に入ったほうが吉っぽい。
カウンター席に座ると、真正面には、大小さまざまなダンボー。
卓上にわらわらと立ち並ぶダンボーに、メニュー表もダンボーフェイス、ちっちゃな鉢植えの中にもダンボーがこちらを向いて「やあ」なんて……って、いくらなんでも多すぎません!?
左の壁面を見れば、ガラスケースの中にもダンボー。
カフェだからか、「American」「Café Mocha」といった文字と一緒に“それっぽい”ダンボーが描かれており、中央にはマフラーをしたダンボーが、雪を模した綿を被って立ちすくんでいる。春夏秋冬をモチーフにしているそうな。
右の壁面を見れば、黒板にかわいらしい白線のダンボーが――って、よく見たら作者・あずまきよひこ先生の直筆ダンボーじゃないですかー! やったー! かわいい!!!!(あと、レジ横には色紙もあったよ!)
そして背後を振り返ると、『よつばと!』のマンガが全巻、ずらり。奥の席を見れば、家族連れもちらほらといらっしゃっており、何人ものちびっ子がマンガに向かっておりました。少年の心も掴むとは、さすが……と思っていたら、奥から「ジャンボー!」の叫び声が。そっちか!
――と、思わず店内のダンボーに見とれていたけれど、肝心の料理でござる。ドリンク類も気になったけれど、今回は自重して、カレーを注文。9巻でジャンボに問われて、よつばが「とーちゃんのカレーはせかいいちうまい!」と答えていた、アレかしら。
料理を注文したら、きょろきょろしつつ、しばし待機。ちなみにこの時に撮影許可はいただいたのですが、同時に、少しずつ店内が混み始めた様子。さすがにカメラ片手に歩きまわるのは憚られたので、席に座って撮れる範囲でシャッターを切っていた格好です。入口にはデカいダンボーもいたよ!
“せかいいちうまい!” カレーに大満足
10分と待たず、料理が運ばれてきました。
「せかいいちうまい!とーちゃんのカレー」(1,080円)です。
まろやかなルー&ライスの上には半熟の目玉焼きが乗っかり、付け合わせには福神漬けとらっきょうのコンビ。そして、なぜにソーセージが……!? と思ったら、そういえば、件の9巻で話に出ていたんでしたね。「あとソーセージどん」って。これには、よつばもにっこり。
味はピリ辛ながら、「これぞカレー!」と言わしめんばかりの安定感。ファミレスやファストフードで出てくるカレー……というよりかは、なんとなく、純喫茶のカレーを彷彿とさせる味わいでした。具材は大きめカットで、ニンジンもジャガイモも柔らかホコホコ。やさしさを感じる。
何よりたまらないのが、プリップリのソーセージ先輩と、トロットロの半熟目玉焼きくん。“ちょっとステキな週末の朝ごはん”っぽさを覚える組み合わせに、前述のカレールーの味わいを追加。うまくない……はずがない! よつばが“せかいいち”と言うなら、間違いないのだ。
「やさいもしっかりくえよ!」と言わんばかりに、サラダに突き立てられたダンボー……の旗。普段なら「これで1,000円はちょっと……」と出し渋るお値段だけど、『よつばと!』&ダンボーファンとしては、大満足この上なし!
「次は何を食べに来ようかなー?」と再訪をすぐに考え始めるくらい、素敵なカフェでございました。というか、ダンボーだらけの空間というだけでもう、最高のお店でござる……癒される……。いくらでも10円入れちゃるけん……。
また、来るよ。