※画像はイメージです。
友人と自分を含めて、5人でぶらっとドライブに行ってきました。
目的地は栃木。
ふわっと、とりあえず、栃木。
「温泉行きたいね―☆」と全員が言って、候補地まで絞ったはいいものの結局、当日朝に集合した段階で「じゃあ、どこ行くべ?」という無計画っぷりでござった。な、何を言ってるのかわからねーが、お、俺は悪くねぇ!
そこで、栃木在住で土地勘のあるドライバーU氏にいざなわれるまま、とりあえずは栃木方面へ向かうことに。もうどうにでもな~れ! ……しかし終わってみれば、密度の高いぶらり旅でありました。いやはや、楽しかった。無計画でもなんとかなるもんね!(目を逸らしながら)
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都内〜東北自動車道〜西那須野塩原
ぽかぽか陽気の週末。前回のぶらり茨城ドライブと同様、10:00前くらいに集まった一行は、「とりあえず空いてそうな北方面に行くべ!」と目的地も設定せず、風の向くまま気の向くまま、ドライバーこと、友人U氏の運転に従い、栃木方面を目指すことに。
道中は特に何事もなく、時たま思い出したように「あ、そういや、どこ行くべ?」と話が挙がる程度。この、「顔なじみで集まってどっか行けりゃいいや!」みたいな適当感、悪くないです。出会いはみんなオフ会だけど、顔なじみ。
昼ごはん目的で千本松牧場へ
「栃木なら、日光周辺でいいんじゃね?」とふわふわした目的地設定のまま、西那須野塩原で高速道路を降りたところ、目に入った看板に『もみじ谷大吊橋』の文字が。
「それや!」と乗っかる形で吊り橋方面に向かうはずが、高速出口からわずか1km進んだか進まないくらいのところで、今度は『千本松牧場』の入り口の看板を発見。
「牧場だ!うまいもん食おう!」とすぐさまUターンし、まずは千本松牧場へ入ることになりました。てきとーだな!マジでてきとーだな!(嬉)
この時点で、時計の針は13:00を過ぎたところ。ここでお昼を食べたら、吊り橋を見て、露天風呂でまったりする感じになるのかな……と。
――そんなことは、なかった。
「千本松牧場」って?
公式サイト「那須千本松牧場」より。
こちらの「那須千本松牧場」、栃木に行く機会の少ない僕は存在すら知らなかったのですが、帰ってきてから「じゃらん」で情報を見てみると評価も高く、人気のスポットらしい。
その「じゃらん」に投稿された口コミの中に、ものっそい共感できる感想があったので、引用させていただきます。
「千本松牧場のクチコミ-じゃらん観光ガイド」より。
仰るとおり。ついでに、赤線部分が重要。
場内に入って、駐車場に車を停めるまではのどかな景色が広がり、ところどころで動物さんがモグモグしてたり、モフモフしてたりしたのだけれど。
車を降り、案内マップを広げて、少しうろついてみると、入る前の想像とは全く違った、「地方のテーマパーク!」感満載、でも超楽しそうな風景が広がっておりました。
パターゴルフに、ダーツに、子供が中に入ってキャッキャウフフする遊具に。
釣り堀に、広場に。
神社に。
ようやく“牧場”っぽさの垣間見える直売所に、BBQ、売店に。
これは……なんだろう……“天空の城”って、まさか……。
何はともあれ、遊び場たくさん、食べ物もいっぱい。どことなく「文化祭」っぽさも溢れる、楽しい空間が、そこにありました。家族連れも多いけれど、大学生くらいのグループもうろうろしていたり、何かのおばちゃんグループもちらほらと歩き回っていたり。
遊園地やアミューズメント施設のようなわくわく感、雑多感とは似ているけど方向性の違う、別のわくわく感と雑多感がありました。こいつは……意外と……楽しめるのでは……?
そんな中、特に異彩を放っていた施設が、ひとつ。
平成初期?の残り香漂うゲームセンター
他のアトラクションとしては、バギー体験やトレジャーハントなど、体を動かす系の遊び場が多い中、その片隅に、ひっそりとした空間が、ぽつんと。
げ、ゲームセンター……?
それも、もう20年は前にデパートの屋上で見られたような、そんな趣きの。
何かを諦観したかのようなトー◯ス氏(友人が近づいたところ、急にBGMと共に喋りだして仰天してた)。
こんな“こどものくに”はちょっと……。
ホコリを被り、ところどころが剥げた筐体。
でも、ちゃんと動いている。
ノリで『電車でGO!』を始める友人H氏。調べてみたら、こちらは1998年頃に稼働していた模様*1。
ラインナップが明らかに古い……! “1996年”って書いてあるし! 『同級生』*2に時代を感じる。
極めつけは、こちら。
“ちびまる子ちゃん”である(CV.キートン山田)。
きゅ、きゅうじゅうねん……。
僕とほとんど同い年じゃないですか……。
プリクラ。“バンダイナムコ”ではなく、“namco”の表記。検索してみたら、『雪月花3』が2006年の稼働開始*3なので、その前っぽい。
まあ、撮るよね。
で、書くよね。
……が、しかし。取り出そうとしたら、エラーのランプが!
スタッフのおじちゃん曰く、「もう用紙がないっすね」とのことらしい。料金の400円は返金してもらいました。電源も落とされてしまったので、僕らが最後にあの筐体を使った人間になるのか……。
プリクラで無駄に時間を過ごしたことにもめげず、馬と戯れる僕ら。
なんだろう、“イケナイ”臭いがする……。
外遊びはランチのあとで
古き良き(?)ゲームセンターを30分ほど堪能した後、ようやっと当初の目的を果たすべく移動。
お昼ご飯は、牧場内の食事処「もみじ亭」で。他には、レストランにBBQ、さらに「ジンギス館」なる施設もありました。
そば・うどんがメインのメニューから、僕を含めた4人はそれぞれ、「冷やしたぬきそば・うどん」と「冷やしきのこそば・うどん」、もう1人は、「天丼」を注文。
冷やしたぬきそば。味に特筆する点はありませんが、器がちゃんとしたものを使っているように見え、腹ペコだったこともあり、ひっじょーに美味しく感じました。まんぞくまんぞく。
はじめてのアーチェリー
食事を終えた後はまず、みんなでアーチェリー体験へ。
11射500円という値段設定で、やったことがない人にも、スタッフさんが丁寧に教えて下さいます。
やるきまんまん。
めっちゃ様になってる……! 最初はみんな、矢が上へ逸れてしまって苦戦していたようだけど、慣れてくると的に命中するように。――え? 僕ですか?
いっやー、だめだめっすね!うふふ☆
かろうじて、黒い部分に1射命中したのみ。手前に刺さってるのはね、なんかね、もうね、ギャグだよね。
とっとこ走るよ男衆!水上ハムスター
どきどきわくわくの遊びがたくさんの千本松牧場ですが、中でも特に目を引いたのが、『水上ハムスター』の文字。ど、どういうこっちゃ……?
最近できたものなのかは分かりませんが、公式サイトには情報が載っていない模様。ただ、検索したら「小岩井農場」が引っかかりました。こちらが先なのかな?
「遊ぶ | 小岩井農場 まきば園」より。
やだ、なにこれ、超たのしそう……!
ただ、“8分1000円”という料金設定は悩みどころ。しかも、中に入ったら撮影できないこともあり、僕は外から見守ることに。そして、他の男衆、3人がハムスターとなる。
ビニールのボールの中に入って、ハム◯郎と化す友人T氏。
大海原(ビニールプール)へ解き放たれるT氏。
どうにか立って一歩を踏みだそうとするものの……。
ばしゃーん!!と倒れて中で爆笑するT氏。
意外と……というかほとんどどうやっても、中で立ち続けることができず、ごろごろ転がりながら、必死に動かそうとするのでいっぱいいっぱいの模様。波に足を取られるみたい。
でも、超たのしそう!!!!
次々と投入される男衆。
いい年した大人の男3人が、ボールの中で翻弄される図。
どばしゃーん!!
立っては倒れ、豪快に水飛沫が飛び散り、その波によって他のボールがゆらゆらと流される……という展開。無限ループって怖くね?
一緒に見ていた友人B氏が、「きたないハムスターがおるwwwww」と爆笑してた。その後方では、いつの間にか順番を待っていたちびっ子たちが、ポカーン( ゚д゚)顔でおっさん達の狂乱を見守ってた。ごめんね、おじちゃんたち、自重しなくて。
ちなみに、ちびっ子が入るとこんな感じで、「ぴょん、ぴょん、ぴょん……ばちゃん!」って感じでかわいい。
僕らの場合、「バン!バン!バン!……どばしゃーん!!」って感じで、無駄にうるさい。近くで爆笑しながら見てたけど、水飛沫を避けるのに何度か飛び退ったし。
8分後、汗と呼吸とその他諸々の影響で湿度MAX、すごいことになっているボール内。出てきた汗だくのU氏曰く、「息するのつれえ、頭いてえ(^q^)」とのこと。あかんU氏、それ酸欠や!
その間、なぜかパンダと遊ぶB氏。
名前は“ダンパちゃん”って言うらしい(書いてあった)。
もみじ谷大吊橋と塩原温泉郷でまったり
ハムスターとして動きまわり、体力をごっそり持って行かれた男衆のために、しばらく小休止。ソフトクリーム、おいしいです。ヨーグルト味。
しばらく休んだら、千本松牧場を後にして、「もみじ谷大吊橋」を目指すことに。やっと。ちなみにこの時点で、16:00前でござる。牧場、堪能しすぎぃ!
「もみじ谷大吊橋 |那須塩原市」より。
結構、長いんすね。この前の茨城ドライブで行った「竜神大吊橋」が375mなので、それよりちょっと短いくらい。
30分ほどで到着。料金は、大人300円。
造りはしっかりしてるけど、意外と細い! あと、関係ないけど、「高いところ」と「海沿いの展望台」は、だいたい“恋人の聖地”になってる気がする……。
テンションの上がったらしいT氏。
確かに、良い景色。
奥に見える鉄橋っぽいのが気になる……。
下も見えるよ!
橋向こうは公園になっています。
もうちょい後、紅葉の時期に来れば、もっときれいなんだろうな。
大吊橋で過ごした後は車で移動しながら、時間の許す限り、他の吊り橋やら何やらを見て回ることに。
ハイキングコースっぽい渓谷道をぶらぶら。
この手のアップダウンのある道は大好物なので、無駄に元気になる僕氏。
七ッ岩吊橋。
まさしく、温泉郷! って感じ?
高いところっていいよね……!
そんなこんなで遊びまわって、満足した頃に、「ひとっ風呂浴びて帰ろう!」と、ホテルニュー塩原で日帰り温泉に入った後、帰路に着きました。
無計画で動きまわっていた割には、最初から最後まで楽しい、濃密な日帰り旅でした。ただ、ドライバーの負担が大きすぎることは否めないので、次はやっぱりレンタカーの方がいいようにも思うけれど。本当にお疲れ様でした。
何よりも「水上ハムスター」の楽しさが尋常じゃなかったみたい。なので、次にまた、どっかであの手のアトラクションを見つけたら、僕もぜったいにハムスターになってやるんだ……!
さて、茨城、栃木と来たら、次は群馬かな? 電車で行った伊香保温泉は楽しかったので、いつかは車でもあの周辺をぶらぶらしてみたい。
締めの焼き肉。ごっそさん!お疲れ様でした!