2017年1月の話題〜フェイクニュースの拡大、ポエムなネット言語、3DパンツACT

おいっすー。1月最終日だよー。

今年もあと11ヶ月──とカウントを始めるには早すぎるものの、早くも12分の1が過ぎ去ったのもまた事実。さぞや充実した1ヶ月だったはず……と思ったけれど、パソコンに向かっているか、インフルエンザで寝込んでいた記憶しかないぞ……?

さて、毎月最終日にこうしてまとめている「ブックマークまとめ」の記事も、今回で37回目。要するに、4年目に突入したわけでございます。わぁい!

記事自体はほとんど自分用の備忘録みたいなものではあるものの、塵も積もればなんとやら。1年前、2年前、3年前――と過去の話題を振り返るだけでも楽しいし、それとなーく変化もわかって興味深い。ネット界隈に関して言えば、バイラルメディア、キュレーションメディア、そして最近のフェイクニュースと、ほぼ常に何らかのメディアが問題視されている印象。そんななか、いまだ圧倒的PV&読者数を誇る、まとめサイトの存在感もあったり。

何はともあれ、今年もまたこうしてネットの話題を追いかけつつ、自分は自分で思うことを書き連ねていこうという次第でございます。がんばるぞい。

そんなわけで毎月末恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に過去の「1月」へのリンクを貼っておりますので、暇つぶしにでもどぞー。

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創作・グルメ系同人誌はいいぞ!最近読んだ20冊の感想まとめ

コミックマーケット C91 戦利品

年末のコミックマーケットが終わり、はや1ヶ月。

今回は2日間参戦し、企業はまわらず、ゆるーっと東館をめぐっていた格好です。相変わらず艦これ島を渡り歩きつつ、気になる創作ジャンルを端から端まで舐めまわし、恒例の音楽サークルを行き来する感じ。いやー、楽しかった。

コミケ当日はもちろんのこと、その後の委託販売も忘れずチェックし、手元に積み上げられた同人誌と同人音楽CDは数十作品あまり。さすがに100は超えてないはず……多分。きっと。おそらく。毎度のことながら、楽しませていただいておりまする。

 

──で、毎度毎度、それら同人誌を読んでは感想をまとめようとは思うのですが、時間やらタイミングやらの関係で叶っていなかったんですよね……。時間が経てば経つほど入手が困難になる作品もあるという、同人ならではの性質もありますし。

そんなこんなで、1冊1冊の感想記事をそれぞれ書くことは難しいものの、何冊かいっぺんになら……! ということでまとめて勝手に紹介したのが、本記事となります。二次創作まで含むとアホみたいな長さになりそうだったので、ひとまずは目に留まった創作ジャンルを中心に。

 

※コミックマーケット91の新刊が多めですが、全体としては「2016年発行の同人誌」という括りになっています。

 

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効率的な“メモの活かし方”とは?14の手法から紐解く『すごいメモ。』の書き方

営業員時代から、「メモ帳」は必携ツール。業務上のスケジュールや上司からの指示を書き留めるのはもちろんのこと、商品管理に営業文句、さらには顧客とのやり取りや各々の性格や話題の傾向まで、ありとあらゆることを記録していた。

とはいえ、その多くは自分が忘れるのを防ぐための走り書きにすぎず、長期的に見て役立つ「アイデア」となるようなものではなかった。そもそも仕事が忙しく、日々の予定や注文をメモしては捨てることの繰り返しであり、メモを見返す暇もあまりなかったように思う。細かな顧客情報を記録したメモが役立ったのは、退職前の引き継ぎのときくらいだったかしら……。

すごいメモ。 感想 メモ帳

所変わって現在。退職後の無職期間を経て独立し今に至るまで、なんだかんだで変わらずメモ帳のお世話になっている。いつでもどこでも常に紙とペンを持ち歩いているし、1日の終わりにはその日の出来事を記録している。……さすがに、毎日というわけにはいかないけれど。

この2、3年あまり、スケジュール帳に書き綴ってきた日記も含めれば、それなりの量の「メモ」を積み重ねてきた今日このごろ。でもやっぱり、過去に書いたメモが役立つ機会は今なお少ないし、読み返すなかで「これは何の話だったっけ……」などとピンとこないこともある。

「メモ」という行為それ自体は好きでも、なかなかその記録を活かせていない現在。何かしら良い方法はないかしらん──と考えていたところ目に留まったのが、本書『すごいメモ。』です。

「メモ術」というよりは「アイデア本」であり、情報の「整理術」を学ぶことができる内容。さらには、ブログの記事執筆にも活かせそうなハウツー本でござった。これはいいぞ。

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秋葉原『さま田』の“とろとろ玉子の角煮かつ丼”にノックアウトされた

 インターネットは、怖い場所──。

 古くより掲示板や個人サイトをを跋扈する「荒らし」の存在は言うまでもなく、そこはどこから手斧が飛んで来るとも知れない、殺伐とした世界だ。

 荒野を舞台に繰り広げられる信者とアンチの土地争いが決着することはなく、集落ではいつも誰かが家に火を焚べている。なかには自ら灯油を被ってファイヤーダンスを舞い踊り、その周囲に暖を取りに来た人の数で優劣を決める競技もあるらしい。なにそれこわい……。

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 そして、ひときわ恐ろしいのがアレだ。
 夜分のSNSで、突如として巻き起こる破壊活動──そう、「飯テロ」である。

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“巌窟王”エドモン・ダンテスの物語をマンガ1冊で読む『モンテ・クリスト伯爵』

 世界的に有名な「復讐劇」と言えば?

 ──やっぱり、知名度では『ハムレット』が断トツかしら。ご存知、シェイクスピアの著作であり、四大悲劇のひとつとして謳われる長編戯曲。ただしその分類ゆえか、どちらかと言うと “復讐” よりも “悲劇” をキーワードとして語られる印象もあったりなかったり*1

 一方で、日本では『巌窟王』の名で親しまれている『モンテ・クリスト伯』その人を、「復讐者」の代名詞として挙げる人も多い。僕自身、いまだ不思議と敷居の高さを感じる『ハムレット』よりは『巌窟王』のほうが親しみやすいように思うし、実際、後者は少年時代に読んだ記憶もある。

 思い返してみれば、子供心に「難しそう……」と感じられた『ハムレット』に対して、児童向けの『巌窟王』は安心と信頼の青い鳥文庫。読みやすく、理解しやすく、純粋におもしろい。そりゃあ記憶にも残るわけです。

 あと、幼心に触れたシェイクスピア作品って『ロミジュリ』の印象が強すぎて、そっちに記憶を持っていかれた説もある。ギャグマンガでもネタとして登場しやすいし。

 ともあれ、そういった過去の感動が残っているからこそ、自分にとっては「復讐劇(復讐者)と言えば、ハムレットよりも巌窟王!」となるのでした。──というわけで今回は、そんな『巌窟王』こと『モンテ・クリスト伯』のコミカライズ版について。

 

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*1:そもそも「復讐劇」=「復讐悲劇」であるようですが(復讐悲劇 - Wikipedia)。

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