読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

オトナの味?給食の珈琲牛乳?僕と「コーヒー」の思い出

 

 ちびっ子の頃。初めて触れた“オトナの味”と言えば、コーヒーだったんじゃなかろうか。もちろん、ブラックコーヒーの話。

 コーヒー牛乳は子供にとっての嗜好品であったけれど、同時に“おこちゃま”の飲み物として馬鹿にされるような時期もあったように思う。――こわっぱが何を仰るか。風呂あがりのコーヒー牛乳先輩には、大人になった今でもお世話になっておりますがな。王道にして大正義。

 

 コーヒーに限らず、ビールもまた、“オトナ”の記号として語られがちなもの。大学生時代を思い出せば、「とりあえずビール」が飲めない男子は“KY”と揶揄され(最近聞かなくなりましたね)、カクテルやサワー、ソフトドリンクも含めて“邪道”とされていた印象。

 ――これまた、今となって考えてみれば、いろいろとツッコミどころがあったように思えなくもないけれど。ビールの魅力ってなんぞや、カクテル&サワーとの違いはどこぞ……っちゅーか、その割に女子がカクテルを頼んでいるのを見て「くぁわぅい〜♪」とか言うのは差別じゃないんですか! 見た目が三十路に見える髭面の男子がカルーアミルク頼んだっていいじゃん! 牛乳はジャスティス!

 

 そんな「背伸び」の話は、とりあえず置いときまして。ふと気になったのは、自分がどういったきっかけでもって、そんな「オトナの味」を楽しめるようになったのか。まずはかるーく、自分にとっての「コーヒー」について振り返ってみませう。

 

 

給食の人気メニューと、はじめてのコーヒー

 例外なく、子供の頃の僕もコーヒーが苦手なおこちゃまでございました。

 身近な「コーヒー」として思い出されるのは、月に1回ほどのペースで給食に登場する、紙パックのコーヒー牛乳*1欠席者がいて余った日には、クラス中の男子が熱狂するじゃんけん大会が繰り広げられておりました。埼玉の学校給食と言えば、“わたぼく”だよな!

 

f:id:ornith:20151004173135j:plain
わたしとぼくのコーヒーミルク200ml (24本/1ケース) | わたぼくオンラインショップ

 

 学校外――家では両親がコーヒーを飲んでおり、一緒に飲ませてもらうこともあったけれど、そこは自分でコーヒー牛乳にカスタマイズ。砂糖は入れてなかったものの、牛乳の分量が多めの、ほとんど牛乳状態の形でごくごく飲んでいたはず。だって、苦いんだもん。

 でも一方では、母方の実家にあった手挽きのコーヒーミルで、じっちゃんばっちゃんにお願いされてコーヒー豆をゴリゴリするのは好きだった覚えもある。味はともかく、香りは昔から好きだったのよね。というか、生まれて初めて飲んだコーヒーが、多分それだ。

 そんな少年期の体験はあれど、それから大学生になるまでの10年ほどは、「コーヒーは苦いから好きじゃない」というイメージでもって、好んで飲むものではありませんでした。香りは好きだけど、味があかん。……やっぱり、コーヒー牛乳っしょ!

 

「やる気スイッチ」としての缶コーヒー

 転機となったのは、大学時代に始めたアルバイト。某ベ○ッセの採点バイトや、個別指導の塾講師として仕事をする中で、自然と「眠気覚まし」の必要性が高まってきたのです。――で、白羽の矢が立ったのがおなじみ、缶コーヒーでござった。

 

f:id:ornith:20151004174834j:plain
【ジョージア】40周年 山田孝之 TVCM「この国を支える人々」篇 30秒 GEORGIA TVCF - YouTube

 

 仕事の合間に1杯を飲み干すことによって、「カフェインを摂取したし、これで眠くならないぞ!」という、ある種の自己暗示をかけていた感じ。実際に効果があったのかはわからないけれど、気づけば習慣として染み付いておりました。やる気スイッチ。休憩後もがんばるぞい。

 一応、各メーカーのブランドや、ブラックやらブレンドやらといった種類など、いろいろな商品も試してはいたけれど、特にお気に入りのコーヒーができることもなく。銘柄にこだわりはなく、味についてもさほど美味しいとは感じず、ただただ「スイッチ」としての役割を求めて飲んでいた格好です。

 

 それは、会社員になってからも変わらず。営業車による外回りが日常となったこともあり、むしろ缶コーヒーは手放せない存在になっていましたねー。事故るわけにはいかない以上、より強い“自己暗示”の存在が必須であったゆえ。……最悪、死に至る。

 お昼すぎに眠くなるのは目に見えていたため、「昼食 → 缶コーヒーをごっくん → 15分の仮眠 → 午後の業務へ」という流れが習慣に。どっかで“カフェインが効き始めるのは30分後から”みたいな記事を読んで、それに影響されたんだったと思う*2

 

 その頃になると、学生時代にはなかった「お気に入り」の缶コーヒーもできておりました。タリーズコーヒーのブラック。独特の変な後味や臭みがなく、すっきり(?)した味わいにハマった模様。“缶”に関しては、これが初めての「好き」だったのかも。

 ただ、お値段がちと高い。しばらく飲んでいないので忘れましたが、他のボトル缶と比べて10円だか20円だかくらい高いんじゃなかったっけ? 最近はコンビニコーヒーの普及もあって、たまの運転の際にはそちらを選択するようになりました。さらば、缶コーヒー。

 

 

喫茶店のコーヒーとの出会い

 では、缶に限らず「コーヒー」という飲み物全体で見て、その味を楽しめるようになったのはいつかと言えば、割と最近。 ――多分、入社1年目の休日に喫茶店をぶらぶらするようになったことが、直接的なきっかけなんじゃないかと思う。

 

f:id:ornith:20150127212203j:plain
平成っ子が昭和レトロの世界に迷い込む(本格珈琲昭和@池袋) - ぐるりみち。

 

 それまでに飲んできた「喫茶店のコーヒー」は、イコール「チェーン店のコーヒー」であったため、わざわざそれを飲むために通ってまで飲むかと言えば怪しいところ。

 良くても『銀座ルノアール』のコーヒーで――他の某チェーンほどにまずくはないけれど――特別に美味しいわけでもなく。カフェイン先輩のお世話になる必要がないのなら代わりに紅茶を頼むくらいの、ドリンクメニューの選択肢のひとつでしかありませんでした。

 

 そんなあるとき、「会社員ってこんなにお金がもらえるのか!せっかくの休日だし、普段は行かないようなお店でうまいもん食いたい!そんなら、おしゃんてぃな喫茶店とか入っちゃう?ドヤ顔しちゃう!?ひゃっはー!!」と思い立ち……まあそんな感じ。

 

 当時はまだブログをやっていなかったし、どこが美味しいとか調べずにぶらぶらと気になるお店に突撃していたので、具体的な店名やメニューは覚えていないのだけれど。

 それでも、そうしたいろいろな喫茶店を試す中で、コーヒーにこだわりを持つ店舗に何度か入り、味や香りといった魅力を知り、気づけば「コーヒー」を楽しめるようになっていたんじゃないかと思う。

 

 今もコーヒーに関する知識はないし、特段に味覚が敏感な人間ではないけれど、「おお!?缶コーヒーとも、喫茶チェーンのコーヒーとも違うぞ!?」ということくらいはわかる。たぶん。

 その“違い”が何かはわからないし、全部が全部、好みというわけでもないけれど、その中には「美味しい!」と感じるコーヒーも少なからずあった。……ので、結果として、コーヒーを“好んで”飲めるようになった――のではないかと思いました。

 

 ざっくりとまとめると、

  1. 子供時代は苦いコーヒーが苦手だったよ!(でも香りは嫌いじゃないよ)
  2. “眠気覚まし”として缶コーヒーを飲むようになったよ!(でも味は微妙だよ)
  3. 大人になったある日、喫茶店のコーヒーを飲んでみたよ!
  4. 「なにこれ美味しい!僕の知ってるコーヒーと違う!」
  5. 知識はないけど、コーヒーを飲むのは楽しいです(^q^)

といった感じかしら……なるほど、わからん。

 

 主な要因としては、それまでの「コーヒーは眠気覚ましの道具で、味は微妙」という価値観から、「喫茶店で飲んでみたら全然ちがった!」というギャップによる効果が大きかったような気がしなくもないっすね、はい。

 

 

関連記事

*1:愛知の小学校はビン牛乳だったような?

*2:真偽の程はわかりませぬ。