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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

無心になれる趣味、ありますか?

http://www.flickr.com/photos/96332310@N08/9582577712

photo by matteokutufa

 

 昨日はなぜだか頭が妙にボーっとしていて、ブログを書くにしても支離滅裂になりかねず、自粛した次第でござる。

 たまーにあるんですよね。いくつかの条件が重なって散発的にしか考えることができなくなり、気分はフワフワ、思考はガバガバ、まとまった思考がFly awayしちゃう感じ。Ah yeah...

 

 そんなときには、左脳を使わなくてもできる趣味があれば便利。

 

 何も考えず外をジョギング、とっとこ走るも良し。歌詞の意味も何もない、インスト曲の音の奔流に身を任せるも良し。ひたすら食う、あるいは飲み続けるも良し。頭がふわふわ時間(タイム)のときにアルコールをぶっこむと、なんかヤバいことになりそう。泥酔状態では、決してパソコンに向かってはなりません。黒歴史がログに残ります。

 

 考えてみれば、最近の自分がハマっていることの多くは左脳先輩が大活躍するものばかりで、愛すべき右脳ちゃんの出番がほとんどないのです。いつでも気軽に、簡単に思考をFly awayさせることのできる趣味って、何かないのかな?

 

 

何も考えずに没頭できる作業

 どことなく気分がふわふわしているときには、頭を使う作業や行動には取り組みづらい。理論よりも感性が表に出ている分、普段よりは感情本位に動くことができるかもしれないけれど、それをブログに書こうとしても、文章化するのは難しいように思う。右脳ちゃんがお留守なので。

 

 ふわふわ時間に取り組むことのできる作業と言えば、何も頭に思い描かず、思考を放棄し、ただただ目の前のコトに当たるような活動。冒頭にも挙げた“ジョギング”に代表される、運動の類は割と手軽で簡単であるように見える。

 でも、ダメなんです……。現在の僕にとっての“ジョギング”は、同時にIngressのエージェント活動を意味するのです……。夜道を歩き回りながら、頭の中ではポータルを訪れる順番や、CFの形を思い描く必要がある。ゆえに、無心になって走るのは無理なのです。

 

 “身体を動かす”系の活動で言えば、楽器の演奏もひとつ、代表的なものかもしれない。学生時代に和太鼓を叩いていたことがあったけれど、アレは無心になりやすい、というかいわゆる「ゾーン」に入りやすい活動だったように思う。

 仲間たちと練習中、一人が特定のリズムを叩き出したのを合図に周囲がそれに乗っかり、思考のネジがぶっ飛び力尽きるまで、ドンドコドンドコスットントンと叩き続けるだけ。アレは超楽しい。脳内麻薬ドッピュドピュやで。どこかのタイミングで脳の回路が切り替わり、別次元にいるような錯覚を覚えられる。……バンドの場合にもあるのかな?

 

 学生時代と言えば、就職活動中の一時期、なぜか切り絵にハマっていたことがあった。自己分析にES作成、自己PRに面接の準備などなど、“考える”作業だらけの就活当時、何を思ったか世界堂でアートナイフを買ってきて、適当にコピーしたイラストを切っておりました。

 自分で一から絵柄を考えて“切って”いく場合には、もちろん頭を使わなければできないと思う。けれど、自分がやっていたのは既存のイラストを紙に印刷し、考える作業と言えば「どこを切り、どこを残すか」くらいのものだったので、ナイフを持ったらあとは無心にザクザクするのみ。並行してジョギングもやっていたはずだけど、良い気分転換になっていたんじゃないかしら。

 

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こんなん。影の調整に試行錯誤しつつ全体を1枚に切り抜いていく作業は、リンゴの皮むきにも似ている……?

 

右脳ちゃんを意図的に「ゾーン」へ落とし込む活動

 ブログを書いているときでも、たまーに似たような感覚を味わうことは過去にあった。調べ物や本の感想、何かの「記録」としての文章を書くときではなく、自分の内から溢れ出る感情を言葉にして描き出すような文章の場合。

 言うなれば、徹底的な“自分本位”を貫いた文章。うちだと、カテゴリー:自分語りの記事なんかでたびたび見られるものかと。最近は時間を気にしてしまって難しいけれど、当初はめっさ集中して好き勝手に書いていた記憶がある。そうした文章はだいたい伸びるんだよね……。

 

 他方では、無心になる、まわりが見えなくなる、目の前の一点のみに集中する――そんな状態を「ゾーン」とか「フロー」と言うらしい。関係ないけど、どっちも日本のJ-POPグループにいますね。両方好きです。

 

 世間的には、スポーツ選手が入り込む“究極の集中状態”として取り上げられる「ゾーン」だけど、これはスポーツに限った話でもない。確かに僕も和太鼓ドンドコやってたときの方が“ぶっ飛び感”はすごかったけれど、ひたすら黒い紙を切り抜いていたら外が暗くなっていた――やべえ……明日の面接の準備してねえ……なんてこともあったので。

 

 そんな「ゾーン」を解説している本として、ひとつ、簡単にご紹介。ちょっと前に実践して「マジもんや!」と驚いたものに、『脳の右側で描け』というデッサンの技法書があります。

 

決定版 脳の右側で描け[第4版]

決定版 脳の右側で描け[第4版]

  • 作者: ベティエドワーズ,野中邦子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 8回
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 1年近く前に「美術成績「2」の僕が3DSの『新 絵心教室』で遊んでみた」なんて記事を書きましたが、それと並行して取り組んでおりました。いやね、お絵かきレベルが壊滅的だからね、なんとかしたかったのよね。

 ぶっちゃけ、イラストは「継続は力なり」の最たるものだと思う。描いて描いて描きまくるその過程で、技術も合わせて学んでいくような。その点、「とりあえず論理的に教えてください!」と頭でっかちな自分にとっては、本書はすてきな“解説書”となってくれました。

 

 一口に言えば、「絵を描く視点を養う」ための本なのだけれど、その中で、脳を“Lモード”から“Rモード”へ切り替える方法を解説している。

 要するに、左脳から右脳へ。言語や論理を取っ払い、知覚や直感をフルで使えるようにするための方法を説明。そこである種の「絵描きの視点」を体験させることで、“左脳”的な日常とは異なる“右脳”の別世界を楽しみながら、絵を描くスキルを習得することのできる内容です。

 

 これが、思いのほかうまくいった。見事に思考がぶっ飛んだ。ドンドコやザクザクと似たような体験、感覚を味わうことができた。なので、日常生活の中で意図的に“無心になろう”とするのなら、お絵かきに時間を割いてみるのも悪くはないのかな、と思って紹介しました。

 

 もちろん、人によっていろいろな気分転換方法があるでしょうし、「ゾーン」に入り込む方法もさまざまだと思います。良かったら、あなたにとっての“思考をぶっ飛ばす方法”も教えてくださいな。

 

決定版 脳の右側で描けワークブック[第2版]

決定版 脳の右側で描けワークブック[第2版]

 

前述の本と合わせて使えるワークブック。

 

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