ぐるりみち。

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『スタディサプリ』は大人にもおすすめ!高校の総復習で教養を身につける

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【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

 まさかこの歳になって、改めて中学・高校の学習課程を振り返ることになるとは思わなんだ……。いや、数年前から漠然と「歴史と英語くらいは勉強しなおしたい」という思いはあったのですが。

 きっかけとなったのは、先日読んだ本『僕らが毎日やっている最強の読み方』。サブタイトルに「新聞・雑誌・ネット・書籍から『知識と教養』を身につける70の極意」と続く、池上彰さんと佐藤優さんのお二人による対論本です(感想記事:池上彰・佐藤優の両氏による70のインプット術をまとめた対論本

 そのなかで勧められていたのが、こちらのWebサービス『スタディサプリ』でした。

 

 ビジネスパーソンが短期的に基礎知識を強化しようと思ったら、リクルートが2012年に「受験サプリ」としてスタートさせた「スタディサプリ」はすごくいいですよ。受験生向けのオンライン予備校ですが、ビジネスパーソンの「やり直し勉強法」としても最適です。

 

 高校受験に挑む中学生、あるいは大学受験を控えた高校生向けの「オンライン予備校」でありながら、大人にもぴったりの学習サービス。無料でお試し受講もできるということで、半信半疑で登録してみたら……これが、思いのほかおもしろかった!

 「勉強になる」とか「学生時代の復習になる」といった感想よりも前に、素直に「おもしろかった」と思えるほどには魅力的に感じられた『スタディサプリ』。まだ使いはじめてから日は浅いですが、学習意欲のある社会人にこそおすすめできると思えたので、ざっくりとご紹介。

 

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月額980円で中学・高校の主要科目を総復習できる

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 この『スタディサプリ』、具体的にはどのような教科が学べるのかといえば、中学・高校の主要科目は網羅しているという充実っぷり。登録すれば、国語・数学・英語・理科・社会(歴史・地理・政治経済)の一通りを学ぶことができる。

 教科書や参考書を買い直そうとすれば出費がかさみそうなところを、月額980円ですべて利用可能なのは嬉しい。実家に過去の教科書を残しているという場合でも、現在の学習課程の「最新版」を学べるのは『スタディサプリ』のメリットと言えそうだ(公民とか歴史とか、結構変わっててビビった)

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 各講座の画面はこんな感じ。基本的には動画で受講する形で、テキストは別途ダウンロードが可能。PDFファイルのテキストを画面上に並べて講義を聴いてもいいし、 “学校の授業” よろしく、テキストを印刷して手元でメモを取りながら受講してもOK。板書を見ると写したくなる、あの感覚。

 講座動画はそこそこ細かく「チャプター」として区分されており、だいたい動画1本が10〜30分程度。例えば上記の「中学 社会 公民(基礎)」の講座だと、「第1講 現代の社会」が4チャプター、計60分程度の講座となっており、最後に「問題」を解いて内容を復習するという流れ。

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 同じ講座を、スマートフォンの専用アプリで見るとこんな感じ。上画面で動画を再生しつつ、下画面に表示したテキストを追うことができるので、むしろWeb版よりも見やすいかもしれない。Web版もアプリ版も、動画の速度は2倍速まで変更が可能。

 チャプター1本が極端に長いわけでもないから、電車移動のスキマ時間にもぴったりなのだ。いつでもどこでも、レッツスタディー。隣に立った人から「このオッサン、なんで中学の公民を勉強しているんだ……」と思われようが、そんなの気にすることはございません。たーのしー!

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 フルスクリーンにして、講義に集中してもOK。

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 また、完全に「現役の学生(受験生)」向けかと思いきや、一部では「おとな」を意識した説明も散見される模様。特に高校3年生を対象とした講座はやはりレベルが高く、「普通に勉強になるわ……」とふんふん頷きつつメモりつつ動画に集中してしまうほど。

 自分も過去に受験勉強を経験してはいるものの、すっかり忘れた内容があれば、そもそも選択しなかった科目もあり、登録当初はどの講座を受けようか説明を読むだけでもおもしろかった。学習意欲が高まりんぐ。志望校別の対策講座まであるというね……。

 実際問題、『スタディサプリ』を利用することでどの程度の学力がつくのかはわからないけれど、冒頭に挙げた本『僕らが毎日やっている最強の読み方』によれば、かなり実用的かつ実践的なんじゃないか、との言でした。マジでっか。

 

やってみた実感として、論述問題がある国立大学の2次試験や慶應義塾大学の医学部など一部の学部を除き、早慶上智の文系まではこれで十分合格できると思いました。

 

 あともう一点、教科書や参考書に向き合うのではなく「オンライン授業」ならではの特徴として、「講師」の魅力も挙げられるように感じた。

 授業スタイルはもちろんのこと、先生によって話し方や説明の仕方も異なるので、複数の授業を受けていくうちに「好きな授業・講師」が自然と出てきそうな印象。僕はまだあまり数多く受講していないので何とも言えないけれど、現代文の小柴先生が気になります。

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 数日ほど利用してみた印象としては、個人的に学び直したい科目をチェックするだけでもかなり役に立つサービスだという印象を受けました。なんたって月980円、教科書1冊よりも安いですし。

 極端な話、冒頭に挙げた本でも勧められていたように、「歴史」系教科を中学〜高校の6年分にわたって振り返るだけでも、得られるものは大きいんじゃないかと。僕もそのつもりで登録したら、ついでに受講した現代文もおもしろかったりなんだりで……まあ楽しく勉強しております、はい。

『スタディサプリ』公式サイトはこちら

 

大人になった今からでも身につけたい「教養」のための勉強

 少し話が逸れますが、こういった「学生時代の学習過程」を改めて学び直すことについて、ちょっと考えたことをば。余談です。

 僕の周りだけかもしれないけれど、入社3年目くらいまでを振り返ると、なんだか妙に「もっと勉強したい(もっと勉強しておけばよかった)」と話す人が多かったように思うんですよ。

 学生時代を怠惰に過ごしてしまった後悔からか、はたまた仕事において必要だからか、あるいは金銭的な余裕ができたことで「勉強」に投資したくなったか。いずれにせよ、仕事に関係のあることも無関係のことも引っくるめて、何らかの「勉強」を志向していたイメージ。

 

 僕自身、入社2年目はやたらと学習意欲に満ち満ちており、営業トーク術やらマーケティング入門やらのビジネス書を買いあさっていた覚えがある。――で、実際にそうして勉強を始めてみると、意外と楽しいんですよね。学校の勉強と違って、自ら進んで学ぼうとするからだろうか。

 勢いのまま、そのあふれんばかりの学習意欲をふと思いつきで過去の “学校の勉強” に向けてみても――やっぱり、同様に楽しい。日本史・世界史は言うに及ばず、当時は退屈に感じていた教科・講義までもが、なぜか楽しく感じられる不思議。大学のレジュメを読みふけってしまった休日もあった。

 

 なぜ、社会人になって急に「勉強やる気マン」として覚醒したのか。その理由のひとつとして、社会に出て労働に従事するようになったことで、「自分が必要とする知識」を選り分けられるようになった――という点が挙げられんじゃないかしら。

 と同時に、ある程度の年齢になったことで「複数分野の知識を結びつける術を身につけた」という面もあるのではないかと。

 もちろん、早い人は高校・大学生時代に当たり前に実践していたのでしょうが、それまで「なんとなく勉強してきた」人がその術を知るのが、働きはじめたくらいのタイミングなのではないかと思います。“実践” としての労働に携わることで、自然と学生時代に学んだ知見を仕事上で活かすようになり、逆に自分に欠けている知識・技術を自覚できるようになった……みたいな。

 

 さまざまな分野の知識を紐づけることによって得られる能力、心の豊かさは、すなわち「教養」と呼ばれるもの。僕自身、本来ならば学生時代に身につけておきたかったそれを、この歳になってようやっと会得しはじめている今日このごろでござる。今からでも、きっと遅くはない(と思いたい)。

 ただ、「教養」の基礎は、主に「学生時代の学習課程」によって築かれるもの。数年ぶりに当時の教科書・ノートを見返すことによる「復習」だけでは、ちょっと心もとない部分もある。ぶっちゃけ、中学理科ですら覚えているか怪しいくらいですしおすし。水上置換法って、なんだっけ……。

 

 そういった点を鑑みると、中学・高校の各教科を総復習するツールとして、この『スタディサプリ』が有効活用できるのではないかと思うわけです。ぶっちゃけ当初はあまり期待はせず、すぐに飽きるんじゃないかと懸念しつつも、試しに無料体験登録してみただけ……だったのですが。

 けれど、その結果はご覧のとおり。実際に “講座” を受けてみたところ、これが想像以上におもしろかった。今や電車移動中のスキマ時間は、ゲームアプリもそこそこにこちらを起動して “受講” しているほどで、楽しくお勉強に励んでいる日々でございます。スタディサプリはいいぞ。

 そもそもが「現役学生」をターゲットとしたサービスであるため、当然、万人に勧められるものではありません。でも一方で、学生時代に勉強してこなかったことを後悔している大人や、学習意欲に満ちあふれているビジネスパーソンには、ぴったりの学習サービスであるとも感じました。

 まずは、無料登録から試してみてはいかがでしょうか?

『スタディサプリ』公式サイトはこちら

 

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