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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

『AFURI』で食べる、さっぱり柚子塩ラーメン

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 この日は、ドチャクソ暑かった。

 とてもじゃないけれど外でポケモンを探せるような陽気ではなく、かと言って冷房のない自室にこもれば、最悪の場合は死に至る。――とくりゃあ、涼めるところへ行くしかあるめえ。

 そこで思い至ったのが、美術館。しばらく足を運んでおらず、そもそも芸術にはとんと縁のない門外漢ではあるものの、昔から美術館内の雰囲気は好きだった。「なんとなく名前は聞いたことがある」レベルの知識だけで訪れて、自分なりに好き嫌いを判断するのは結構楽しい*1

 

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 そんなわけで、たまたまチケットを持っていた美術展を鑑賞するべく六本木を訪れてみると、目の前には一面の猫型ロボット畑。そのなかを多数の少年少女が駆けまわる様子は、まるでひまわり畑かと幻視するような「夏休み感」に満ち満ちていた。……ひまわりじゃなく、“ドラ畑”だけど。

 何十体ものドラ焼きジャンキーの照り返しにも負けずに写真撮影をする親子連れは、はたから見てもまっこと微笑ましい。……だけど、そんなことより、とにかく今は、この暑さを、なんとかせねば、やばい。お空のてっぺんに昇ったお天道さまが、全力で僕らを焦がしにかかっているのだ。

 

 

六本木ヒルズ地下の人気ラーメン店

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 ――というわけで、メシである。ラーメンである。暑い夏にはラーメンだ、カレーだ、味噌汁だ……と、じっちゃんが言ってた。特にこの季節のラーメンは、屋外でただ突っ立っているだけでも消費されゆくカロリーを瞬時に補給できる、スーパー麺類と化すのだ、と。

 とは言え、美術館に乗り込む前に「こってり」を食すのは少し考えもの。真っ昼間からがっつりとこってり先輩のお世話になってしまったが最後、においも汗もお腹も、いろいろな意味で“スーパーメン”になってしまうことは目に見えている。カロリークイーンは助けてくれない。

 

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 しからば選ぶべきは、あっさり&さっぱりの夏ラーメン。柚子塩らーめん(980円)でござる。こちらのお店『AFURI』の代表的な一品であり、夏場は「冷やし」もあるらしい――が、今回はスタンダードを選択。ほのかに香る柚子ちゃんが、食欲をツンツンしてくる。かわいい。

 なぜだか定期的に食べたくなるタイプの細麺は言うに及ばず、そこそこ透明感のある塩スープは、こってり系と比べて躊躇いなくゴクゴクと飲んでしまう魅力をはらんでいる。鶏をベースに、魚介や香味野菜などの旨味をかっちり凝縮した淡麗スープは、塩分求めがちな夏でこそ。

 

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 柑橘類特有の酸味でもって鼻腔を爽やかに吹き抜ける柚ちゃんに対して、炭火で炙られたチャーシューの香ばしさが舌から攻めてくる。もっと食え、もっと食え、と。――ええ、言われんでも食べますよ、と麺を啜れば、再び香り吹き込むセカンドゆずちゃん。かわいい。

 あっさりさっぱり、すっかり爽快の柚子塩ラーメンをチュルチュルと啜り続け、食べ終えてみればあっという間。ドラ畑で感じた炎天下の気だるさも何のその、エネルギーも塩分も補給して、ほっと一息。今日も一日がんばるぞいの面持ちで、いざ美術館へレッツゴーしたのでありました。

 

 ……混んでたので、諦めました。

 

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