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Twitterでフォロワーを増やす方法とは?自然と“増える”流れを生む4つの考え方

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photo by The Logo Smith

「ブログやTwitterで、読者数・フォロワー数を増やすにはどうすれば?」

 

 先日、メールでこのようなご相談をいただきました。「メディア」としてブログを運営している人や、SNSをホームとして仕事をしている人にとっての命題とも言えるこの問い。

 ……でもぶっちゃけ、どうすりゃいいんでしょ?
 ということで今回は、「Twitterフォロワーの増やし方」について。

 ただし、僕個人はフォロワー数2,000程度の一般ユーザーに過ぎません。なので、本記事では書籍などを参照しつつ、「こうすればいいんじゃね?」といった提案も加えた一個人の意見としてまとめました。ひとつの例として、どなたかの参考になれば幸いです。

 

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Twitterでフォロワー数を増やすには?

 そもそも、Twitterのユーザーはさまざま。それぞれの用途もいろいろ。それゆえに、「こうしときゃあフォロワーが増える!」という全クラスタに跨る王道はないと思います。もともとファンや利用者の多い、著名人や有名企業・サービスならば勝手に増えるでしょうが。

 

 個人的な意見として、Twitterのヘビーユーザーたる現役の学生、若い世代を狙い撃ちすれば、ある程度まではフォロワー数を増やすことも可能だと考えています。ただし、彼らの文化と文脈をその身でもって体感・把握し、そのとおりに振る舞う必要はありますが。

 ふぁぼ数やRT数を日々競い合っているようなクラスタに飛び込めば、結構な速度でフォロワーも増えるんじゃないかと思いますし、ネタの回し方を知り、発想力でもって戦うという方法もあるっちゃある。でもそのためには時間をかける必要がありますし、それも楽しくなければ続けられない。

 

 その点、オタク系コンテンツに親しんでいる人は、ツイートのバランスさえ間違わなければ割と楽にフォロワー数を増やせる(んじゃないか)というメリットも。ハッシュタグ「#○○(作品・アーティスト名)好きさんフォロー祭り」に乗っかるとか。ね、簡単でしょ?*1

 ただ、こうした「特定層を狙い撃つ」という視点は、他のクラスタに対しても適用できるのではないかとも想像できるもの。そういった考え方から、本や他の人の意見も参照しつつ、自分なりに思うことをまとめてみました。

 

1. Twitterの「双方向性」を理解する

 Twitterに限らず、この数年で一般的になった各種ソーシャルメディアに当てはまることではありますが、もっとも基本中の基本。一方的に自分の意見を垂れ流す使い方もありますが、自分に少なからずフォロワーがいる以上、それを“見ている”誰かがいて、「@」を付けるだけでいとも簡単に交流できる状況にあるという、当たり前のお話。

 

 でもこれって意外と忘れがちで、特定の人物を強い言葉でもって批判するような物言いや、グチグチとネガティブな感情をどばどば放出してしまうこともしばしば。その「批判」もウィットに富んだ皮肉や毒舌ならば「キャラ」としてファンも付きますが、多くの場合は他人を不快にさせかねない、「悪口」で終わってしまうものです。

 たとえ交流はなくとも、どこかの誰かが自分の呟きを“見ている”という意識。そして逆に、自分がタイムラインで追いかけているのも機械的な文章ではなく、どこかの誰かの呟きを“見ている”という意識。「使い方は自由」なTwitterであるからこそ、そのツールの基本的な構造は知っておく必要があるのではないかしら。

 

 “基本的な構造”と言えば、交流の方法も同様ですね。一対一でやり取りをする基本的な「リプライ」はわかりやすいですが、他者の呟きを引用する「リツイート」や、「お気に入り」(ふぁぼ)機能はちょっと曲者。

 「何をRTし、どういうタイミングでふぁぼる」かは人によってまちまちであるため、その辺は互いに交流を重ねながら帳尻を合わせていかなければなりません。めんどくさくても、良くも悪くも「自由」なのだから仕方ない。

 

2. プロフィール欄も含めた「軸」を決める

 使い方がはっきりと定められていないため、Twitterには多種多様なユーザーが存在します。自分の思考をメモするだけのアカウントもあれば、リアルの友人とのコミュニケーション用アカウントもあり、ビジネスにおける広報・宣伝用もあり、特定の趣味用もあり。

 先日、“女子高校生Twitterユーザーはアカウントを平均3.4個所有”*2なんて調査も話題になっていましたが、まさしく。一人で複数アカウントを持っているのが珍しくもない現状、ユーザーを一括りにして「増やそう!」というのは難しいのではないかと。

 

 そこで大切になってくるのが、「このアカウントはこのように使う」という「軸」。「コンセプト」と言っても良いかと。情報発信に使うのか、交流に使うのか、徹底的に自分用の個人アカウントなのか。――あるいは、そのすべてを、ひとつのアカウントで並行してこなすのか。

 あるアカウントが「どのように使われているのか」、そのツイート内容を端的に示すのが、プロフィール欄になります。ウェブビジネス云々の本で「プロフィールはたいせつ!」とたびたびツッコまれるのは、こういった事情があるからなのではないかしら。

 

 例えば――あえて極端な例を引用させていただきますが、こんなプロフィール。

「総合商社、コンサル志望/10代までアメリカ、シンガポール育ち/慶應義塾大学3年/三木谷浩史氏と孫正義に心酔(2人とも会ったことあり) /FC東京好き/ 学生団体○○代表/TOEIC950点/ビジョナリーカンパニー2、ドラッカーを愛読/フォローリムーブご自由に」

 

 いわゆる「意識高い系」*3の「Twitterアカウントあるある」として提示されている事例ですが、方針としてはまったく間違っていないというか、むしろ良い具合に狙い撃ちできていると思うんですよ。単純な話、“類は友を呼ぶ”

 プロフィール欄をこのように設定し、普段から「今日は誰々と会って話をした」「ビジネス雑誌を読んでこう思った」「プライオリティを意識しつつ、アグレッシブかつフレキシブルにインセンティブを確保していきたい」といったツイートをしていれば、自然と同様の興味を持った人がコミットして相互にイノベーションを起こすべくドラスティックなアウトプットをアグリーアグリーするようになるはず……はず?

 

 要するに、然るべき「軸」を持ったプロフィールを設定し、それに裏打ちされたツイートを続けていれば、自然とフォロワーも増えていきますよ、という話。

 逆に僕のように、ブログと日常生活と時事ネタと下ネタとアニメの話を混ぜこぜにして好き勝手にツイートしていると、せっかく増えたフォロワーさんも離れていきます。ご注意をば。

 

 

3. 継続してフォロワーを増やすための4ステップ

 では、「軸」を決めた上で、普段はどのようにTwitterアカウントを運営すればいいのかと言うと、ひとつ、以下のような考え方があります。

  1. 自分自身がツイッターでフォローを増やす
  2. 有用な情報を発信することによってフォロワーに貢献する
  3. 自分の日常の様子やアイデアを書いて自身についても興味を持ってもらう
  4. それをくり返す

 

 こちら、日本国内におけるTwitterのアーリーアダプターとして、自身も47万のフォロワーを抱えるジャーナリスト・津田大介@tsudaさんが著書で示していた、「フォロワーの増やし方」。前述のとおり、クラスタによってアプローチの方法はいろいろだと思いますが、基本的な立ち回り方としては端的かつわかりやすいものなのではないかな、と。

 「Twitterの「正しい使い方」って?改めて考えてみよう」という記事でも書かせていただきましたが、「フォロワーが増えねえ!なんでじゃ!」と悩んでいる人は、この4ステップの何かができていないのではないかしら。

 

  • 誰もフォローせず、文字通り一人で“呟いて”いるだけ。
  • 他人にとってはどうでもいいことを垂れ流しているだけ。
  • 更新情報などを機械のように淡白に書き連ねているだけ。

 

 ざっくり言えば、「自分にとって価値がない(と考えられる)人はフォローしない」という、当然のこと。

 中には、クラスタごとに細かくリストを分けてタイムラインはほとんど見ないという人もいますが、逆にTL上の邪魔なツイート、“ノイズ”は表示させたくないと考え、フォロー数を絞っている人も少なくありません。そういった層からのフォローも狙うのであれば、自分の普段のツイートをたびたび“点検”するのも一手だと思います。

 

 また、中には自動投稿を行う「bot」*4を嫌う人も。個人的な印象ですが、長くネットに親しんでいる人はなんとなく、「テンプレ」の類を嫌う傾向にあるような気がします(自分も若干その気がありますが)

 いつもいつも「参考になります!」と同じコメントを投稿しまくっていたり、代わり映えのない更新通知に辟易したり。最近は目に見えて減ったような気もしますが、毎日同じ時間に同じツイートを自動投稿するユーザーは、それだけでフォロー対象に入らないと話す人もいました。

 

 こうした基準は人によって違うため、一概に「これはいけない!」と言えるものでもありません。反対に、そういった更新通知をありがたいと感じる人も少なからずいますしね。

 だからこそ、自分は「誰」にとって有益な、「どのような」情報をTwitterで発信するのかという、「軸」の部分がより重要になってくるのではないかと自分は考えています。何を選択し、何を捨てるか。情報の取捨選択でござる。

 

4. 「個人」でない「メディア」としてのTwitter運用

 ここまで、どちらかと言えば「個人」視点でのTwitterでのフォロワーの増やし方について書いてきましたが、「企業」や「メディア」として運用する場合にも大きくは変わらないのではないかと思います。

 

 一口に言えば、“「宣伝」よりも「紹介」、「Q&A」よりも「交流」”

 

 「これからTwitterを活用したい企業が学ぶべきアカウントと事例」という記事で書いた文言ですが、あながち間違ってはいないのではないかと。これは僕個人の考えというよりは、元NHK_PR1号@NHK_PRこと、浅生鴨@aso_kamoさんの著書を読んで感じたことです。

 

「媒体だって考えてしまうと、ついつい何かの告知をしたくなるんですよ。でも告知するよりも会話をたくさんするほうがいいみたいなんです。私のツイートで言えば2割が全体への告知で、8割がリプライでの会話です」

 

 もちろん、企業やメディアによって方針はさまざまでしょう。炎上を避けるため、ツイートは更新通知のみ、完全にマニュアル化したテンプレの投稿しかしないという選択も、まったく間違ってはいないと思います。

 しかし、Twitterを企業やメディアで運用して膨大なフォロワーを獲得し、“ファン”を増やしているアカウントの多くは、こういった「紹介」「交流」に重点を置いているように見受けられます。あと、「ネタになる」という視点もありますが、技術が必要なので……。

 別に無理に面白いことを言う必要はなく、マニュアル対応に縛られない感想や感情を混ぜ込んだツイートをすることで、そこに人気(ひとけ)のある「中の人」を感じてもらうこと。大切なのは、その一点なのではないでしょうか。

 

「これからNHKにはたくさんのアカウントが出来ます。そのアカウントは宣伝をします。番組の宣伝です。でも、あなたのアカウントは宣伝をしません。あなたはたくさん会話をしなさい。それはソーシャルメディアの一つの正しい使い方です。それがあなたの役目です」

同書籍より

 

 結局のところは、ここに戻ってくるのだと思います。それすなわち、「ソーシャルメディアって、なーに?」という根っこの部分。たいせつたいせつ。

 

結論:続けていれば勝手に増える?

 なんか偉そうに書いてきましたが、ぶっちゃけ、僕自身はこの中の何ひとつとして実践しておりませぬ。「フォロワー数」の影響力は自分のブログ記事が共有されたときのアクセス数で実感してはいるものの、かと言って、数を増やすべく演じるのも疲れるので。

 この点は、Twitterを使う理由・目的によりけりなのでしょう。僕の場合はこうしてブログと紐付けてはいますが、基本的には自分が呟きたいことを呟き、たまーにフォロワーさんとキャッキャウフフと交流できれば大満足なので、現状維持でいいかな、と。使いたいように使えばいいのです。

 

 Twitterを使い始めたのは、2010年1月のこと。現在のアカウントになってからはまだ5年目ですが(※2017年現在)、結論、「続けていれば勝手に増える」んじゃないかと思ってます。

 もちろん、好き勝手に呟いているだけでは、余程その内容に魅力がない限りはどこかで頭打ちになるでしょう。でも、それでもええやん、と。所詮は個人アカウント。自由気ままに使いきり、時が来たらお引っ越しすればいいのです。Twitterは好きだけど。

 

 一定期間以上「軸」を持って継続的にツイートを続けていれば、どこかで興味を持った人がフォローしてくれるはず。逆に、興味を持ったアカウントは積極的にフォローする。それだけ。そういう意味では、自分のような“好き勝手”も、ひとつの「軸」だと言ってもいい……よね……?

 継続は力なり。“続ける”は、さいきょー。せっかくこんなおもしろいツールがあるのだから、使わない手はありませんぜ。ぐへへ。

 

余談:あえて触れなかった話題として、「相互フォロー支援」のアカウントを利用したり、業者からフォロワーを“購入”する方法もありますが、諸刃の剣なのであまり推奨できません。やたらとフォロワー数の多い企業アカウント、ブロガーさんのフォロワー数を遡ってみたら捨て垢ばかりだった……なんて、がっくりした経験も何度か。そもそも、フォロワーの購入は公式で禁止されています(参考リンク:「フォロワーの購入」はTwitter公式で禁止されています - ぐるりみち。)。

 

参考になるかもしれないブックガイド

『ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す』/津田大介

 「ソーシャルメディアの使い方」に関して改めて見直すことのできる内容・構成。プロローグと巻末の付録を除けば、一冊を通してQ&A方式の構成になっており、項目ごとに読みやすい仕様となっている。情報のインプット・アウトプットの論点についても語られており、ブログ運営者におすすめしたい一冊。

 

『中の人などいない』/浅生鴨

 記事中でも紹介した、「軟式アカウント」代表のNHK_PR1号さんによる手記。ツイートと同じく非常にユルい文章で、Twitterの本質を捉えているように感じた。Twitterだけでなく、メディアの在り方や組織と人の関係性などについても考えさせられる、示唆に富んだ一冊。 

 

『ツイッター幸福論』/海原純子

 Twitterにおけるユーザーの利用目的、呟きの内容、利用頻度、満足度などを、アンケートの結果に基づいて論じた内容。アンケート結果には自分も感じていたような意見が多く、目立った真新しさはないかもしれない。

 一方で、それに対する著者のTwitter論はおもしろい。サービスの特徴を独自の視点で捉えるだけでなく、その問題点や活用方法までしっかりと言及されている。自らのTwitterに対する向き合い方を改めて考えさせてくれる内容。

 

『ソーシャルメディア進化論』/武田隆

 一からソーシャルメディアを説明するだけでなく、著者自身の経験と活動を元にしたマーケティング戦略などについても細かに書かれており、非常に刺激的な内容。ソーシャルメディアに限らず、インターネット、ネットワーク、コミュニティなどを再考するに当たって、参考になるポイントが多いのではないかと思う。

 

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