
毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2026年4月編です。他の年の4月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
iPhone11を直す/兄について
- 読みながらちょっとだけ泣きそうになっちゃった。
- 一見すると無関係に見える「今」と「過去」を行き来する小説のような構成で、でもその内容は至極個人的ながら大なり小なり心当たりのある人も多そうだから苦しくて。
- どこに共感するかは人によって違うだろうけど、自分は「しーーーーん」のくだりが刺さった。多感な子供の頃に長年をかけて染み付いた「しーーーーん」を変えることは大人になっても難しいし、それで苦しみ続けている人は結構いるんじゃないかと思う。
社会・時事
70歳プロゲーマー・mark25は言葉の重みが違う。アンチコメントには「こっちは社会の話をしているんだ」eスポーツの前に生活基盤を整えて生涯現役ゲーミング
- 御年70で素晴らしい向上心……!あと、辛辣なコメントに対するスタンスが「大人」そのもので頭が下がる。すごい。
コメントをする前に「社会の中でその発言は正しいのか」、「ほかの人からはどういう風に見えるのか」を考えるべきでしょう。優しく教えてあげれば、つぶれずに成長する人もきっといる。その方がいいですよね。
アップル創業50周年 変わり続けたアップルが変えなかったもの
- iPodとiTunesの誕生に端を発する「プラットフォーム型」への変化の話はすぐにピンと来たけれど、「印刷」の話は初耳かも。小規模出版の普及にもAppleとMacが一役買っていたってマジ〜〜〜!?
「推し活」中高年も沼る 物価高でも消費旺盛、3.8兆円市場に
- いろいろと取りこぼしているニュアンスも多そうだけど、「簡潔明瞭に伝える必要のある大手メディアで『推し活』を説明しようとすると、こうなるんだ……!」というおもしろさがある。
昭和の「追っかけ」や平成の「オタク」はファン自身が満足を得るために消費したのに対し、推し活は「推し(対象)」を直接応援するのが特徴。
サントリー「ギルティ炭酸 NOPE」なぜ売れた? わずか1週間で2000万本、担当者が語る勝因
- CMやSNSでの盛り上がりに目が向きがちだけど、スーパーでの売り場づくりに気合が入っているように見えていたので納得!
- マーケティングの話として全体的に興味深い内容なのだけれど、特に「グミを参考にしている」という点がおもしろかった。なるほどな〜!?
生活・学び
毎年、一カ月間しか公開されない幻のニホンオオカミを見に行く
- 知的好奇心をつんつんされる素敵読み物だった……! 足を伸ばせば行けそうな場所もちらほら紹介されていて気になる。
湯島「夜学バー」に学ぶ、“誰も取り残さない”接客術。目指すは常連ムーブのないお店
- 名前は聞いたことがあり、何ならGoogleマップの気になるお店リストに入っているのだけれど、こんなお店だったのかーーー!! コミュニケーション術の話としてもおもしろいし、ちょっと行ってみたくなった。
いまさら麻辣湯(マーラータン)入門
- おもしろかった!! この手の料理のカスタマイズっておじさんが好きなイメージ(偏見)があるんだけど、「健康志向!」の方面で女性人気が爆発しているのも興味深い。
- そして自分はいまだに麻辣湯デビューできていないのでがんばります。ありがたいことに「池袋にこれだけお店がある」と知れたので、あとは勢いで入れるかどうか……!
【34時間の船旅】自販機しかないフェリーで東京から北九州までダラダラと過ごすだけの一人旅
- いいないいなーーー!!! 積読消化&原稿執筆を目的に乗船するのはありありなんだけど、やはり船酔いの問題がどうしようもなく……(乗船費で赤字になるのは置いといて)
「こんなばあに何を聞きたいんや?」地域に長年住まう老女(91)を訪ねなければ判明しなかった…滋賀県に現存する“謎の遺構”の“まさかの正体”
- おもしろかったーーー!! おばあちゃんに繋いでくれたまちづくりセンターの職員さんもすごい。こういう「何のために作られたのか」「なぜそこにあるのか」が資料として記録されていない小さな遺構って、各地にごろごろ存在してるんだろうな……。
考え方
近代日本から消えた討論空間:『江戸の読書会』を読む
- ずーっと気になっていて、いまだに積読している本。この記事を通して読むだけでもおもしろかったので、今度自分でもちゃんと読みたい。
- 家業に勤しむことが推奨されていた江戸時代において、学問は余暇の嗜みでしかなく、白い目で見られるものだった。それが、「草木とともに朽ちたくない」という志を持つ知識人のあいだで、1冊の本をめぐって議論する読書会「会読」が流行。そこでは、固定された身分社会であるはずの江戸時代でも、相互に対等に討論できる独立した空間が成立していた。
「むかない安藤」は高校教師2年目 研究者→氣志團ダンサー→カフェ経営→DPZ編集部員…異色のキャリアを支える信念
- 「以前からDPZでよく見る、好きなライターさんの1人」くらいの印象だったんだけど、経歴が訳のわからない方向に凄まじくてびっくり。「なりたい職業を決めないほうがいい」のお話とか、ほんとそうだよなあと思う。
インターネット
30年続く伝説の個人サイト『とほほのWWW入門』管理人に見る、エンジニアの継続力の正体「どうすればやめられるのか知りたい」
- 単純明快な「好きだから」で続けてきて30年……! すごい……! 「自分を騙してでも、まずは一度好きになってみたら?」というアドバイスもすてきだなー。
日本人にはSNSより日記かも
- 日記かぁ……はてなブログで以前は書いてたけど、やっぱり「読まれる」ことを意識するとあれこれ書きたくなって長くなっちゃうし、それを続けようとすると作業量も増えるので、もっと気楽に公開できる場があるといいんだろうな……。
- Notionで書いている日記はいつの間にか丸3年続いているので、それをどこかで(個人的過ぎるあれこれは調整しつつ)公開するのはありかもしれない🧐
クリプトン・佐々木渉とLAMが語り合う「初音ミク像の再定義」 『V6』開発&イラスト制作秘話から、初音ミクに宿った“主体性”の正体に迫る
- ボカロ好きはもちろん、何らかのクリエイターとして活動している人に広く深く刺さりそうな、素敵なインタビュー記事だった……。ミューズ的な存在であると同時に、正解も間違いもない、何者にでもなれる、電子の歌姫。LAMさんのデザイン解説もめちゃくちゃおもしろかった。
- 初音ミクのブレイクに際しての一番の想定外が、「クール系のビジュアルをまとう」ことだった、という話がおもしろいなー。男性ファンが世界観を作り上げるのかと思いきや、瞬く間に女性ファンや若年層にも広がっていった――と。
海外で急増する謎の音楽「Japanese Funk」とは何か? | 徹底検証「Japanese Funk」
- J-POPのグローバルヒットとTikTokの存在によって、いつの間にか自分の知らない「音楽」の世界がこんなにも広がっていたんだなあ……と興味深く読んでいたら、後編の最後のほうで急に雲行きが怪しくなり、最後の追記部分で何とも言えない顔になってしまった。インターネット……。
エンタメ
密かに、着実に、進化してきた“まんがタイムオリジナル”の現在 リニューアルで変わったことと、過去から受け継いだもの
- 1ページに“広い”4コマを載せるスタイル、単行本で見かける機会が増えたなーと思ってたら、ずばり「ワイド4コマ」って言うんだ! ――という話からの、 「『コボちゃん』は単行本だとワイド4コマ」と聞いて「マジで!?」となるなど。
ロボットが“出演者”になれた日──アイマス・如月千早武道館公演、テクノロジーと物語が共創した“実存感”の正体
- 如月千早の武道館単独ライブで気になってた、groovotsについての取材。気になっていた採用の経緯や、当日の運用について知れておもしろかった!
- 特に象徴的に感じたのが、「ハードウェアとエンターテインメントの融合によって、リアルとバーチャルの垣根がなくなっていく」という話。今まさにあちらこちらで起こっている変化であり、この挑戦によってこれからどんどん新しい表現や演出が生まれてくると考えると、ワクワクしてくる。今回のライブでは、そこに「ファンの存在」が強く関わっている点も素敵だなあと。
【数土直志の「月刊アニメビジネス」】Netflixオリジナル「超かぐや姫!」はどう誕生したのか? 企画・山本幸治氏、山下清悟監督が語る
- 山本Pの語る「いいアニメ」の定義になるほどなーと。最近見た中で印象に残っているアニメをいくつか思い浮かべても、そのすべてに共通しているように思う。
- あと、山下監督の「僕はちょっと不思議なことが起きる青春ものをバッドエンドにするのはやめてくれと思っていて」のコメントでちょっと笑っちゃった。言われてみれば、「ちょっと不思議なことが起きる青春もの」って、バッドエンドないしはビターエンドになりがちかも……!🦆
【インタビュー】映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」原作/プロデューサー:アンディ・ウィアー
- 「僕は科学を強く信じています」のくだりがアツい。
- 言語やコミュニケーション手段が違ったとしても、科学は宇宙共通。だから異星人とも理解し合える。本作を読んだ後だと、(それがフィクションとわかっていても)納得感がすごい。
【勇気爆発バーンブレイバーン感想文・微ネタバレ有】プロジェクト・ヘイルメアリーの話をしていたらブレイバーンを見ることになっていたのマジで何?????
- 徹頭徹尾ものすごい“““惑い”””を感じられる最高の感想文でした。この順番に作品を摂取し、これだけの“““惑い”””を感じられることに羨ましさすら感じる(そうかな?)(そうかも)
他の年の「4月」を振り返る
- 2025年:ジンゴキレア、Nintendo Switch 2、塚口サンサン劇場
- 2024年:“祈り”としての創作、インプット座談会、テキスト操り力 - ぐるりみち。
- 2023年:生成系AI、KOTY休止、13,000円の防音室
- 2022年:偽文書研究、継続のコツ、観察力の鍛え方
- 2021年:僕がスカートをはく理由、優秀さについて、ドリキャスがつないだ縁
- 2020年:オンライン読書会、テレワークによる変化、新型コロナと一人暮らし
- 2019年:令和元年、着物を着る理由、魔法のiらんどの今
- 2018年:イラク日報文学、サブカルムカデ委員長、前向きなネガティブ
- 2017年:マストドン普及、けものフレンズとコンテンツ論、ネガコメの行方
- 2016年:理不尽な研修、“ゆとり世代”の疑問
- 2015年:挫けそうな社会人へ贈る言葉、お寿司はおやつ
- 2014年:退職した新入社員への説得、ネット上に数多ある“おすすめ”