
毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2026年3月編です。他の年の2月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
東京中に謎のシールが貼られている
- すさまじい調査記事だった……!!山手線沿線の調査だけでもとてつもない作業量になるのに、後半の展開が本気すぎてびっくり。こういうことに気づけるアンテナと、「なんだろう?」とすぐに動けるフットワークの軽さが、今の自分には足りない……!
- 絶対にどこかで見たことがあるし、何なら自販機に飲料を補充する仕事をしていた経験もあるので、自分でも調べる機会はあったはずなのに……と思ったけど、さすがにここまでの行動力はないので脱帽するしかない。
社会・時事
“推し活”が動かすアニメ映画市場 それでもオリジナルが必要な理由
- 映画は「推し活の最前線」であり、「女性向け」ではなく「推し活」の対象になるかどうかが重要なファクターの1つとして挙げられる。
- 推し活としての側面は間違いなくある一方で、シンプルに「誰かにおすすめしたくなる熱を生み出せるかどうか」は今も昔も最重要、かつビジネス的な観点では難しい部分でもあるんだろうなと。
- あと、それゆえに「宣伝」の難しさがますます際立っている側面もあるのかも。応援してくれる人を巻き込みつつ、周囲を盛り下げるようなわざとらしさは避けなくちゃいけない問題。
「本が売れない時代」なのに30年間右肩上がり…京都生まれの大垣書店が突き止めた"本離れ"の意外な突破口
- 前後編あわせて一気に読んじゃった! 「麻布台ヒルズの売れ筋が絵本」だなんてマジでやってみなくちゃわからないし、「書店」と「本」の意義を問い続けていることが伝わってくるインタビューですごくおもしろかった。
「少年ジャンプ+」はなぜ王者なのか? ダブル編集長が語る「新人漫画家が無名であればあるほど嬉しい理由」
- 「新人作家のSNSのフォロワー数は少なければ少ないほうがうれしい」「マーケティング的な視点でみんな創っていない」という話が興味深くもあり、納得感も強い。
- ネットでは数字が基準とされがちだけれど、実はもう結構前から数字“以外”の部分に着目する流れがあちこちであるんだろうなと思ってる。
生活・学び
日本野鳥の会が主催する「探鳥会」に参加して春の訪れを感じてきた
- 会員じゃなくても参加できるんだ!? しかも参加費やっすい!! 記事でも次々に野鳥が出てきて楽しめたので、実際に参加したらハチャメチャに楽しいんだろうなー。
ブラジル料理専門のファミレスみたいな楽しい店「セリアハウス」へ行ってきた
- どれもこれもおいしそう!!店主さんのお人柄が文字からも伝わってくる、最後のインタビューもいいなー。
非オタの一般人は『…』(三点リーダー)を使わないと聞いてしまい、娘の幼稚園の保護者会LINEやクラスLINE見たら三点リーダー多用してるの私だけだった
- 三点リーダーは2つ連続で「……」にして使う人が引用にたくさんいらっしゃってなんだか嬉しいマン……!(語尾)
「東京のハトは黒い」は本当か?
- 都内をぶらぶら散歩していてうっすら感じてたけど、やっぱり黒かったんだ……! 埼玉県人のスピリットを宿し者としては、コバトンが出てきてにっこりせざるを得ない。
日本一小さい市、蕨市を約6時間かけて一周した
- わぁい街歩き記事だいすき! 自分も久々にこういう企画やりたいな……。あと、冒頭のアマゾン川との比較で、川幅の広さとデカさにビビった。おそるべしAMAZON……。
考え方
この世界の居心地の悪さについて(芥川賞贈呈式スピーチ)|畠山丑雄
- 「移動」というキーワードにあれこれ思いを馳せてしまう、素敵な読み物でありスピーチだった。
- 「人は移動することで進化、発展してきた生物だ」なんて話もあるけれど、今は物理的な移動だけでなく、価値観の大移動が常に起こり続けている。そう考えると、大勢いる“間に合わなかった”人たちの寄る辺となる場所は間違いなく必要で、小説はその役割を果たしてくれる媒体のひとつなんだろうな、と思った。
綿野恵太が語る令和人文主義
- 令和人文主義の話はさておき、「父性に敏感な現代社会で、母殺しの問題が浮上している」という指摘はおもしろかった。他人の言葉に乗っ取られてしまいそうになる「自己」の感性を、自由に自分の感想を持つ余白をいかにして確保するか。
- 「ツアーガイド」という指摘も興味深い。否定性を嫌がるポジティブなSNS社会を前提にすると、ノイズを嫌がる人たちにノイズを届けようとすると、自然とツアーガイド的な語り口になってしまう。
11年続いた「パパ・ぼく謎解き探検隊」が、ついに解散した話
- なんて素敵な親子関係……! いいなあ……! 「幸せのアンテナ」のお話もすごくしっくりきた。昔から誰かが楽しそうにしているのを見ているのが好きだけど、この感覚は忘れずにいたいよなあと思う。
インターネット
良い記事は、非合理である──AI時代のメディアのあり方を、電ファミの10年をふり返りながら考える
- 電ファミさんのような良心的なWebメディアがこの業界で産声をあげて、アテンションエコノミーに飲まれず今なお存在してくれていて、本当によかったなあと改めて思う。
- あと、「これからのAI時代において何が重要になってくるか」の話が自分の考えとほぼ一致していて、ちょっと嬉しかった。自分は一介のライターに過ぎないけれど、できることをやっていこう。
それでもPOPOPOを広めたい、「VRMの父」が読み込み機能を外した苦渋の決断の裏側 岩城氏(MIRO)氏インタビュー
- やっぱり設計思想のお話を聞くと「なるほどな〜!?」ってなるし、おもしろそうではあるのよね……!
- POPOPOの通話でも似たお話を先日されていたけれど、「ありそうで意外とない」を的確に刺しに来ている感覚は間違いなくあって、今後どうなっていくのか楽しみ。
- ただ、POPOPOの「自分から通話をかける」仕組みは個人的にハードルが高いので、DiscordのボイスチャンネルやVRChatのフレオンインスタンスのような、「共通のメンバーが出入りできる部屋」の概念があったら嬉しいな、とは思ってる💭
映画「超かぐや姫!」監督&アニメーションプロデューサーインタビュー ツクヨミのモデルはVRChat……じゃなかった!
- 個人的に気になってた「ふじゅ~」のシステムの話とかもあっておもしろかったーーー!!
- 「スケールが壮大な細田守監督作品との対比を考えて“日常”を描写した結果、VRChatのあり方に近くなった」というお話は、ちょっと示唆的かもしれない🤔
- 自分は「『超かぐや姫』はVRChatが元ネタ!」とまでは考えていなくて、でも「リアルに存在するサービスの1つ」として軽く調べてはいたと思っていたので、「そもそも知らなかった」のはちょっとびっくり。でもたしかに、1、2年前ならいざ知らず、3年前だと今ほど通じる話題ではなかったよなーと。
- VTuberとVRChatの接点があったのは初期の「バーチャルYouTuber」の頃まで遡る必要があるし、もともとVRに興味があったり、普段からネットであれこれ話題を追ったり、身近に遊んでいる人でもいない限りは、VRChatを知るきっかけって当時はそう多くはなかったんじゃないかしら🧐
エンタメ
SF小説を読んだことがない男がプロジェクト・ヘイル・メアリーを読む
- 「あの文体なら、みくのしんさんも読みやすいのでは?」と思ってたら、案の定ノリノリで読んでいてにっこり。自分が初めて読んだときの衝撃をかまどさんと一緒に追体験しているような読み方もできて、記事としても最高でございました……🙏
『ウマ娘』キャラの魅力を最大化する、デザインの必然性と服づくりとは?
- ゲーム業界でも珍しい「衣装原案プランナー」の仕事と、デザイナーと二人三脚でどのように仕事をしているのかを紐解くインタビュー。具体的な衣装デザインを参照しながらの話も多く、門外漢の目線で見てもおもしろかった。
おば山月記(中埜)
- 虎だ……! この李徴、真の“虎”の魂を持っている……! ってか普通に人生エンジョイしてない??冒頭でもう笑いそうだったけど、ハンドバッグのくだりから別れのシーンまでの情景が浮かんで耐えられなかった。傑作だ……。
俺は如月千早の日本武道館ライブに行った
- よかったねえ……うれしいねえ……最高だったねえ……の気持ちでいっぱい。開催から1ヶ月が経っても激アツ激重感想が流れてくるのすごい。
他の年の「3月」を振り返る
- 2025年:声優新幹線、お冷写真、ラジオ放送100周年
- 2024年:大学生の「推し」事情、絶対悲観主義、好きな惣菜発表ドラゴン
- 2023年:クリエイターの時代、食のプロフィール帳、オリジナルコンテンツの広げ方
- 2022年:失敗の楽しみ方、タコピー完結、メタバースでの生活と仕事
- 2021年:学びの本質、ハルウララの有馬記念、エヴァが思い出になった日
- 2020年:令和の“蘇”ブーム、集中力の使い方、特化型VTuberのコンテンツ論
- 2019年:“オンリーワン”の地獄、ソロキャンの楽しさ、Vケット2
- 2018年:選択的夫婦別姓、VRの美少女おじさん、読解力の重要性
- 2017年:マナー広告の是非、炎上経験者インタビュー、けもフレ最終回
- 2016年:いらすとやフィーバー、批判と主張、信頼の積み上げ方
- 2015年:不寛容になる会社員、数字から解放されたブログ飯
- 2014年:黒子のバスケ脅迫事件、悪口との付き合い方