
毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2025年8月編です。他の年の8月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
『新潮文庫の100冊 ぜんぶ読む』 本企画の失敗と再発防止策につきまして
- ホンマコレ・オブ・ザ・イヤー候補です。ダルくたって時間がかかったって、感想を言語化することで得られるものは多いぞーーー!!!
しかし感想文っていうのの効能はすさまじい。書き出してみることで『自分の考え』が手に取れるかたちになる。小説を読んだあと、感想というのは身体のまわりをふわふわしていて、ぼんやりと知覚しているけど、手には触れられない。そのふわふわしたものに文字という質量を乗せることで、手でつかめるようになる。そうすると、手に取っていろんな向きから眺めたることができて「自分ってこういうふうに感じてたんだな~」とわかるようになる。これがすごい!!
社会・時事
「制作には2年近くも」日本に8人しかいない≪切手デザイナー≫東京藝大の受験に4回失敗、45歳で辿り着いた職で味わった“悲喜こもごも”
- 記念切手も含めて、そんな少人数でデザインしてるんだ!?何気なく使っているものがとてつもない労力をかけて作られていることがわかるインタビュー。すてき。
「山崎元の遺産は全世界株式VT1000口と…」相続税はいくら? 山崎元さん妻が初登場
- 前後編まとめて良い記事だった。「失敗・成長の法則」……これ……“効く”な……。過去の失敗が、忘れた頃に押し寄せてくるやつ……。
「チラシ・図録なし」の戦争画展、その真相とは? 東京国立近代美術館の担当者に「異例」の対応について聞いた
- 「予算の都合」という何ともやるせない理由だけれど、それも「展覧会をより良いものにするため」であることが、現場の人たちは全力で仕事をしていることが伝わってくる回答で、余計にやるせない。折を見て行こうかな……。
醜い嫌われ者から食卓の定番へ 知られざるジャガイモの歴史
- 「育つのは早いが、見慣れず、見た目も悪く、泥まみれで、土の中に置いておいたほうが良さそう」という評価からのし上がってきた、西欧におけるジャガイモ史。パルマンティエさんの策略家ぶりがすごい。
日本で広がる韓国文学 なぜ?芥川賞作家が語る魅力とは
- 遠いはずの国や社会で生きる人の感性に共感し、癒やされることがある。これこれ文学の魅力よねー。もちろん映画やゲームでも似た体験はできるのだけれど、“自分の孤独が慰められるような”感覚は、1人で黙々と活字に没入する読書ならではの体験に感じる。
生活・学び
夜の飲み会に使う「時間とお金」を朝使うとどうなるか?
- 「つまり朝活では?」と一瞬思ったけれど、「“飲み会”のマインドで集まってメシを食う(しかも朝に!)」と考えたら、そりゃもう元気いっぱいに盛り上がろうというもの! いいないいなー! ちょっとやってみたい!
北海道のユルリ島の馬を1.5キロ離れた場所から見ることはできるのか
- 目的は果たせなかったとのお話だけれど、ぽこぽこ野生動物が出てきて楽しい。
- お馬さんのお目々って、見ているとやっぱり“知性”というか、自分のことを見透かされているように思えてきて、なんだかドキドキする👀🐴
図書館ってすごいよな。税金で本を買って、それを無料で貸してくれる施設
- 図書館すごい。まじすごい。本を借りられて、読みたい本のリクエストができて、必要な本を探してもらえる。無料であれだけのサービスを受けられる施設が街中にあるなんて、現世はなんて良いところなんだ……。
今年リニューアルした「千葉市動物公園」の動物科学館、ヤバない? 自然博物館的な側面を持ち、個人的に思う「良い動物園」の条件を満たしている→「スコールで急いで逃げるナマケモノ」もいいぞ
- なにこれ楽しそう!!行ってみたいめもめも。
- そして「風太くんもがんばってるし、俺も負けてらんねぇな……」という気持ちになりますね……。
夏だけの貴重な味「メジカ」を食べに高知に行って驚く
- ぜぜぜぜったいにおいしいやつ〜〜〜!!!高知で食べた海鮮はどれもこれも激ウマだった記憶しかないので、たまに行きたくなるんだよな……。
考え方
「バズる才能」がなければ「バズらない才能」に目を向けて。絵描きとしての居場所の探し方
- すごく大切な話をしている……!
- あえてありきたりなたとえを使うと、つまるところは「持っているカードで勝負する」しかないのかなと。
- 「バズって有名になった人は実はほんの一握りで、第一線で活躍している人の大多数は地道な積み重ねで今のポジションにいる」のだと前々から思っているのだけれど、これだけSNSの影響力が落ちても「バズ」の幻想がいまだに幅を利かせているのは、なんとも罪深いよね……。
「おじさんビジネス用語」考。言葉の裏に隠された“楽しく仕事するための心がけ”
- 「よしなに」はおじさんビジネス用語なの……か……?ネット上で見かけてなんとなくわかるようになった言葉はあるものの、基本的には縁のない言葉なのでおもしろいなー。
同人で知った神がおばさんになっていて本当にほっとした
- 中盤の流れでどうなっちゃうのかとハラハラしたけれど、読み終えてみたら素敵な話だった……!時には過剰な執着にも繋がる「憧れ」の感情について、過去の想いから淡々と紐解きつつ、収まるところに収まった感じ。
インターネット
【クソゲーオブザイヤーの語り部たち#8】初代クソゲーオブザイヤーまとめwiki管理人
- すごい。“インターネット”が手招きしているようだ。
書け、ブログを‥‥!SNSみたいな軟弱なところでブーブー言ってる暇があったら長文を書け‥‥!あなたを救えるのは、あなただけなのです。
「最高に面白いサイト見つけた」世界中のみんなで地図上に一緒に絵を描いて楽しめるサイト“Wplace”が話題に、アニメやマンガの聖地にファンアートを描く人も
- タイムラインで見かけたやつ!“たのしいインターネット”だ……。
VRChatユーザー4000人アンケートレポート:新規ユーザーの動向とインサイト
- 「アンケートキャンペーンに回答した人」という前提はあるものの、VRChatを始めて1年未満の人が全体の約半数を占めているの、すごくない!?
- 2024年夏の盛り上がり以降もしっかり新規層が入ってきてて、それなりに定着しつつあると。その後の「参入障壁」や「課題」についての回答も興味深い。
- 別軸の話題として、「VRChat関連のリアルイベントの参加経験」についての回答分布もおもしろいなー。「VketRealをはじめとするイベントが、まだまだ盛り上がる余地がある」とも言えそうで。
「本とPodcastは似ている」?第一人者が語る“音声×出版”から生まれる新たなビジネスの手法とは
- Podcastはコンバージョン率が高そうなイメージあったけど、「YouTubeと比べてケタひとつくらい差がある」というのが本当ならすごい……!
エンタメ
【検証】お父さん監修で作った乙女ゲームは傑作になるのか?
- お父さんのアイデアとシナリオ力もだけど、そこから湧き出るオリジナリティを担保しつつ、しっかりと舵取りをしながらゲームを完成に導く筆者さんもすごくない!? しかも実際に遊べるとか!!
金の糸 銀の糸
- いろいろな知識と経験、人と人とがゆるく繋がることで紡がれる「日常」のお話。
- こういうしんみりとした読後感を得られる読み切りマンガをしばらく読んでいなかったので、なんか今ふわふわしてる。SNSをこう描くの、いいなあ……。
10年後、ガンダムやエヴァは生き残っているか──鶴巻和哉監督が見つめるロボットアニメの未来
- “向こう側の世界”とも通じる、作品テーマとしての「母親」と「母性」。後半で語られているニュータイプ感も今っぽくてすごく共感できた。
北米VR市場の“今”と日本企業の勝機を探る 〜Mogura VR × G-SMASH イベントレポート〜」
- 岸上さんの発想「TikTokのタイムラインをアメリカのα世代が見ているものと同じにする」がおもしろいなー! SNSのフィルターバブルを逆手に取って、「自分たちがターゲットとするユーザーの目線を、自ら獲得しに行く」ようなスタイル。
- いわゆる「SNS戦略」とはまた別だけど、同じ「SNS」でもユーザーごとに見ているものが異なり、大きなバズが生まれにくくなっている今となっては、「自分のコンテンツを見てほしい人たちが、何を見ているか」を意識するのはめちゃくちゃ大事なんだろうな。
他の年の「8月」を振り返る
- 2024年:好きと嫌いの活かし方、予測不能な広辞苑、フェイクドキュメンタリーの現在
- 2023年:メタゲーミング、言葉の意味の変化、自分語りが読まれない理由
- 2022年:サンリオ時間、キッザニアの魅力、効果音ラボの実態
- 2021年:陰謀論と洗脳、言語化する能力、リングフィットRTA
- 2020年:いのちの輝きくん、10年残る故人ブログ、感想文の書き方
- 2019年:初音ミク誕生12年、都市のVR化、無意味の意味
- 2018年:カメ止め現象、写真の在り方、VRとAIが作る世界
- 2017年:叶姉妹とコミケ、非会社員の稼ぎ方、インスタ映え
- 2016年:PCデポ問題、安倍マリオ、ゴルスタ炎上
- 2015年:言葉と文章、ネットにおける「表現」の話
- 2014年:内定辞退、餃子の王将、無報酬問題