台湾糖業博物館、ライトノベルの定義、イラストレーターの生き様〜今月気になった話題(2025/12)


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毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2025年12月編です。他の年の12月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!

 

今月のベストワン

イラストレーターは、どう生きて、どう死んでいくのか? 絵描きの最前線を走る、米山舞と望月けいに聞く「イラストレーター」という職業の生き様

  • 読み物として、創作論として、挑戦し続けている1人と1人の“対話”として最高の記事だったので、今なにかに取り組んでいる大勢に届いてほしい。
  • イラストなんもわからんマンだけど、「“慣れ”は創作の敵」とか、「生きてきた環境で使うものが変わる」とか、「上手い下手の定義は自分で作る」とか、頷けるポイントがもりもり盛りだくさんでおもしろかった。

 

社会・時事

この本がスゴい!2025

  • 毎年恒例。いつもお世話になっております。そしてまたわっちは積読を増やすのであった……。

ケンズカフェ東京の「ガトーショコラ」に学ぶ、スペシャリテのつくり方

  • 男性客が8割はびっくり! でも続く話で納得。他の流行りの店でもたびたび感じていたけれど、「選ばなくていいから買いやすい」「“これしかない”はすごく強い」は本当にそう。
  • 一点特化すぎて参考にはならない――かと思いきや、店舗運営に限らないマーケティング全般に当てはまりそうなヒントが散りばめられていておもしろかった。
    • 「おいしい」or「まずい」かではなく、「どの食べ方が好きか」という視点
    • 口コミはすべてチェックし、商品について正しく伝える努力をする
    • お客さんが選んでくれている理由を自分たちで言語化する

開業から15年、あの「代官山 蔦屋書店」の現状は?

  • 2013年頃にちょくちょく通ってた思い出。「マンガ」や「雑誌」でなく、「旅」や「食」といった分類による本の並べ方は、今でこそ珍しくないけれど、当時は新鮮だったなー。
  • こうして見ると、CCCってなかなかに挑戦的な取り組みを結構されているんですね……。

ブラックフライデーが黒いものを食べるイベントになりつつある…?

  • イオンのブラックパンダ、初めて見たときは「なぜにパンダ……?」と疑問符しか浮かばなかったのだけれど、何度も見るうちに「意外と愛嬌あるやん……」という顔になっていったのを覚えている。BLACK伊達巻がすごい。

 

生活・学び

21世紀、もう四半世紀たってしまったのか ~建物で振り返る25年~

  • 「あの建物ができたのって、もうそんなに前の話になるんだ!?」というものも結構あっておもしろかった。人間にとっては長く感じられる四半世紀も、捉え方によってはあっという間……。

第1回 「世界の見え方が変わるほどの衝撃」をおぼえる土の研究

  • 1ページ目の「土とはなんぞや」の話の時点でおもしろくって、一気に読んじゃった! 連載記事とのことだけど、本も気になるから読んでみようかな……。

高校生の鋭利な言葉たち

  • こういう言語感覚って、文章を書いたり、他人と喋ったりしないと、どんどん損なわれていってしまう感覚がある。書こう。喋ろう。

ここも入っていいの⁉古びた製糖工場を探検「台湾糖業博物館」

  • これはテンションが爆上がりするやつ〜〜〜!!この手の機会がごちゃごちゃしている空間はVRChatで見てもウオオオオオオってなるので、リアルで入れるのはヤバい(すごい)

湯島の人気喫茶店「みじんこ」がDXを進める理由。LINEとセルフオーダーシステムでつくる“温かい店”

  • たまたま通りがかった時に並ばず入れたので入店してみたら、居心地は良いし、ホットケーキはふわふわでおいしいしで、男1人でもニッコニコの笑顔で過ごせた素敵なお店。プリンはまだ食べられてないから再訪したいなー!

 

考え方

自分とは違う職業になりきってインタビューにこたえると楽しい

  • 「脳の引き出しを開く」ってまさにインタビュアーに必要なスキルだし、「脳の引き出しを開くためのアイデア」として、切り口もめちゃくちゃおもしろい!
  • 友達との話のタネにもなるし、インタビューする側、される側にとっては練習になるしで、この発想力よ……!

初めてファンの人に、自ら会いに行った話

  • ファンと演者の関係とか、推し活の文脈とか、いろいろ思い浮かぶ思考や感情はあるのだけれど、それらを全部抜きにして、悲しいけれど、それ以上にあったかいお話だなあと思う。
  • SNSでの会話とか、配信でのコメントとか、対面で話す機会もあるアイドルやアーティストのイベントとか。個々のやり取りは小さなものかもしれないけれど、それも何年も続けば「日常」だし、場合によっては家族や友達よりも長い時間を過ごすようになっていてもおかしくないのよね……。
  • そう考えると、たとえステージや画面越しのコミュニケーションだったとしても、それはかけがえのない「人間関係」だよなあと思う。

“体力の使い方”と“お金の扱い方”

  • 本日の本質情報だ!!!お金の話もそうだけど、SNSで悩みの声を見聞きするかぎりでは、特に後半の指摘が重要かも🦆
  • 自分の“体力の種類”を知ること。そして、「“やらなくていいこと”を増やすと人生は加速する」という指摘。

 

インターネット

推し活が“刺さる人”の共通点──学歴じゃなくて「夢との距離」の話

  • 発端になったnoteは、前提からして「本気で仰ってます!?」状態だったのでスルーしてたけど、こちら興味深い指摘だなーと感じた。
  • そもそも、「推す」という言葉が示す具体的な行為がジャンルや個人によって異なるので、あのnoteも「そういう人もいるかも」くらいの話ではあるのかなと思う。「推し」に対するめちゃデカ感情の熱量や性質も人それぞれだから、本気で全体像を語ろうとした場合、カテゴリー分けは不可欠っぽいよね。
  • あと、「推し」と「推し活」という言葉に関しても、もしかしたら切り分けて考えたほうがいいのかもしれない。

世界一わかりやすい「令和人文主義」入門

  • ここ数日のタイムラインで見かけるようになった言葉。それが「人文」であるかどうかは置いておいて、まずこのような枠で捉えたことがなかったので、パッケージ化することで語りやすくなっている一面はありそう。
  • ただ、書かれている「枠」に当てはめるとするなら、コテンラジオとQuizKnockに関してはちょっと方向性が違うような気もする。肌感として。

【対決】知恵と工夫でキャラになりきれ!「ごまかしコスプレ選手権」!

  • 最初のガンダムの時点ですごいのに、次々にハイクオリティなコスプレが登場して楽しい。あとは「ダークウェブで配信してるでんじろう先生」という、人生で二度と見聞きしないだろう例えと出会えたので満足です。

 

エンタメ

東大卒・元弁護士・元プロ雀士の“ガチ小説家”に「ライトノベルの定義」「悪役令嬢はなぜ流行るのか」を聞いてみたら、「ラノベはなぜ気持ちいいのか」が理解(わか)った【新川帆立氏インタビュー】

  • 「『なろう系』のフォーマットを下敷きにて書いた新聞での連載小説が、70〜80代の読者層を熱狂させている」ってすっごいな!? 「なろう」のフォーマットが優れていることの証左になっているし、まだまだ世代を超えていろいろできそうな余地が残されている、とも捉えられる。
  • 「科学技術をベースとした現象をファンタジーとして取り扱うのは、『ハガレン』がきっかけの1つにあるんじゃないか」という旨の指摘になるほど〜〜〜!?
    • 『ハガレン』の人気をきっかけに、ファンタジーを科学技術で説明する作品が広がった
    • ライトノベルは「マンガを文字で代替する試み」「マンガの濃縮還元」
    • TL小説のメインストリームは、『水戸黄門』と同じ

35歳の大人が初めて■■■■■■を読んだらどうなるのか

  • 毎度ながら超大作のシリーズ記事だけど、今回は輪をかけてとんでもなかった……! 読後の達成感が半端ないのと同時に、「これを執筆・編集するのにどれだけの時間を……」とライター目線で考えて身震いした。こわい。

『アビス』は、ひとつの奇跡だった──膨大な開発資料とともに『テイルズ オブ ジ アビス』開発陣に聞く、「生まれた意味を知るRPG」が生まれた理由

  • びっくりするほどいろいろなことが噛み合っていて、奇跡的にあのゲーム体験が形作られているの、すごすぎる……!そしてありがとう藤原基央マジ感謝しかないぞ藤原基央。

超面白かった歴史小説&歴史ノンフィクション6選

  • いつか読まなきゃと思っているガリア戦記、そろそろ手を出したいところ……と思っていたら、ほかの5冊もどれもおもしろそうでウワアアアアアアア

『空の軌跡 the 1st』が「2025年プレイすべきJRPG10選」の1位に!「日本のRPGの中でも最高傑作の一つ」と米ニュースメディア大絶賛

  • チャンネル登録しているVTuberさんの中にも、ちらほらと実況プレイされている方がいてにっこり。
  • シリーズものRPGとしてはかなり好きな作品ではあるのだけれど、ちょうど生活環境が変化したり、ゲームハードの問題もあったりして、『閃の軌跡』以降プレイできていないのよね……<軌跡シリーズ
  • リメイクきっかけに改めて追いかけたい気持ちもありつつ、積みゲーもてんこ盛りなので、果たしていつになることか……。

 

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