
毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2025年11月編です。他の年の11月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
消えた1500万円|岸田奈美
- この激重エピソードを、爽やかな読後感と共に読み終えられる文章としてまとめ上げる、その技量に圧倒されてしまった。人が抱える執着にもいろいろあり、価値観もさまざまで……許せなくても、理解はできる、かもしれない。
- どうしたって許せないことはあって、それを無理に許そうとする必要はなく、本当に酷いことをした相手のことは、一生恨んだっていい。でもそれとは別に、「その人はなぜ、そうしたのか」に思いを馳せて、納得も共感もできずとも、少なからず“理解”はできる理由を見つけられるなら。恨み憎しみに執着しそうになる自分の気持ちを救ってあげるための、相手ではなく自分のための小さな“赦し”はあってもいいのかなと、そう思ったのでした。
社会・時事
地味ハロウィン2025開催レポート
- 仮装きっかけでロールプレイが始まるのがめちゃくちゃ楽しそうだし、生活の中で見つけた「これだ!」というネタを持ち込んでいる人が多くていいなー。日常に「地味ハロウィン」の視点が加わることで、人生が豊かになっている。
- 「交流会で大活躍した」という「選手交代」の人が好き。僕も謎仮装でタイムキーパーしたい。あと、コメダの料理すごくない!? 粘土!? これが!?
ハルウララに感謝を込めて
- なんて素敵な読み物……! そういえば、競馬のことを何も知らない子供の頃に知った「競走馬」の代名詞が、自分にとってはハルウララだったかもしれない。
「休日は誰とも話さない」友達離れ孤独深める独身男性 「友活」策は
- 明日(と言ってもまだ結構先ではあるものの)は我が身かもしれない……と思って読んでみたら、中年独身男性の半生の一端を覗くことができる、興味深い読み物だった。
- 自分から見た「大人」が何を考えて過ごしているのかって案外知らないし、知ってみるといろいろ思うところも出てくるよね。
- 自分は昔から1人でぶらぶら過ごすことが多いし、孤独耐性はそこそこ高いほうなんじゃないかと思ってるけど、歳を取ったときに感じ方が変わってないとは限らないものね……。
今こそ「何もしない」ことの豊かさを知ろう。韓国で広がる癒やしブームの最前線
- 火を見てぼーっとする行為が広がり、すっかり定着した「何もしない」ブーム。おもしろ〜〜〜!!ジャンルとしてはASMRやマインドフルネスと接していそうで、世界的にも1つの文化として定着しつつあるのかな🤔
オリローで降りる
- オリロー! オリローじゃないか! 普通に体験してみたいけど、垂直式救助袋が文字通りの“垂直”っぷりでちょっと慄いた。
- あと、思い浮かんだのでそのまま書いちゃうのですが、「オリローモコピ」をちょっと見てみたい👀
生活・学び
皇居をのぞき込む「竹橋の円筒連結ビル」の実態 モダン・オフィス建築の金字塔「パレスサイド・ビルディング」のすべて
- こんな連載始まってたんかー! 建築なんもわからんマンの自分でも興味深く読めた。皇居周辺をぶらぶらするたびに気になっていた、あの円筒形の内部を知れてにっこり。VRChatにこういうワールドがあったら行きたい。
モンゴルで馬に乗る
- これこそかけがえのない体験だよなあ……。モンゴルまで行くのは難しいとしても、お馬さんに乗って駆けてみたくなった🐎
- あと、すごく気持ちのいい読後感で、最後の一言に首をぶんぶん振って頷きたくなった。「言葉にできない」って、いい。
お揃いの服を着れば仲良くなれるのか
- お、おもしろ〜〜〜!! これ、もうちょい掘り下げて研究対象にしてもいいのでは!?
- カップルコーデや双子コーデなら微笑ましく、学校の制服ならしっくりくるのに、そうでない場合は「なにか」がないと怪しく感じる。
香川県でさぬきうどんを食べ歩く2泊3日14杯の旅
- いいないいないいないいなーーー!! 店構えや内装も含めて魅力的で、うどんじゃなくても「食べ歩き」という営みをしたくなる。絵に描いたような山もかわいい。
猫じゃらしをおみやげにしている
- すてきなお話……ネコチヤン……🐈️ 各地に存在する定番の「おみやげ」も良いけれど、こういう旅先の思い出や帰宅後の体験と結びついた、独自の「おみやげ」ってすてきじゃんね……☺
考え方
ヒコロヒー「直感的社会論」:あなたになら話したい。
- 読み進めるうちにじんわりとしたあたたかさが広がると同時に、ちょっとした寂しさも感じられる。でもその漂ってくる寂しさも悪いものではなくて、自分の身近な人間関係に思いを馳せたくなる。そんな素敵な文章だった。
他人へのアドバイス、99%は「逆効果」。“教えたがる本能”に抗う方法をプロに学ぶ
- 個人的な「〇〇なう」を呟いていた時代はもはや遠く、SNSはどんどん「何かを言わずにはいられない」方向に進化してしまっていて、その果てにあるのが、「対戦型SNS」としてのXなのかも……。
500社から不採用となり人生を悲観する40代男性に、鴻上尚史が「とにかく部屋を出る」ことをすすめる理由
- 久しぶりに読んだ、こちらの連載。コメントにもあるけれど、「顔も知らない他人に、どうやって文章で寄り添えばいいか」のお手本としてめちゃくちゃ参考になる。
酷評された映画だが自分は好きという現象を描いたマンガに映画好きが共感「優劣と好悪で評価軸が別」
- 映画って作品全体で評価されがちだけど、「俳優さんのこの一言の演技で震えた」「このカットが妙に印象に残っている」「劇伴が好きで何度も聞きながら見ちゃう」とか、部分部分でぶっ刺さることは当たり前にあって、そういう「良し悪し」では語れない「好き」の感情の動きこそが、映画を見る楽しさだと思ってる。
インターネット
自宅玄関に「立入禁止」、部屋に蓄光テープ……ライター・んちゅたぐいさん「これが私の当たり前」
- ちょっといろいろすごすぎて感銘を受けてしまったかもしれない。「記事のため」じゃなく、ナチュラルにやりたいことをやって、それがコンテンツになる。それでいて、SNSと“バズ”の勘所は掴んでいる。強すぎる。
相対性理想論とはなんだったのか論。
- 「定期的に開催されるおもしろ楽しい映像制作&鑑賞イベント」という、漠然としたイメージしか持っていなかったFRENZ。このオープニングを見て、初めて現地参戦したくなった。ナラティブを味わいたい。
ホロライブのカバー株式会社は“これから”どうする、『ホロアース』とは一体。社長と担当者が明かす、ファンを“VTuberが存在するあっち側”に入らせる試み
- 「VTuber活動は総合格闘技」と言われることがあるけれど、企業・ビジネス目線で見てもやっぱり(当然)そうなんだなーということがわかっておもしろかった。
- 漠然とそんなイメージを持ってたけど、VTuberの世界って、やっぱりゲーム業界出身の人が多いんだ……!(※あくまでも「カバー社の場合」ではあるものの)
エンタメ
F30のきみ - 須藤碧
- んんんんんんんn!!!!好ぎ!!!!!
- 絵に描かなくても、自分が脳内で思い描いている友人や想い人、推しのイメージって、実際の「あなた」とは往々にして別人だったりするよね……。
【完全版】変な家
- なにげにちゃんと最後まで読んだことがなかったのでおもしろかった!! 一気に読んだ!!そしてラストのアレが気になって調べてみたら、書籍版を大幅にアレンジしているんですね……?🤔
今日から始める人のための現代SFインディーゲーム45選+α
- うおお……すんごいボリューム(40,000字とのこと)の力作だ……!知ってるタイトル自体も少なく、実際に遊んだことのあるゲームとなるとさらに限られてくるので、このジャンルだけ取っても「ゲーム」の世界は広大だなと思い知らされる。
【FGO】奈須きのこ氏が二つ返事でスポンサーに!?プロレスラー「グレート-O-カーン」の“FGO推し活”が人生を変えた話。友人の“ドスケベ礼装絵師”に背中を押され「FGOプレイヤー」と公言するように。今では激務の傍ら冠位戴冠戦を400周する猛者にまで成長
- おもしろくって、愛にあふれていて、一気に読んじゃった!
- コミケで大量のお土産を抱えて配りまくっている奈須きのこ、あまりにも目撃してみたい。
他の年の「11月」を振り返る
- 2024年:深夜の書店探索、全日食チェーンのすごさ、不安を保留すること
- 2023年:「やばい」の汎用性の高さ、「真逆」の広がり、「なるほど」は失礼?
- 2022年:旅行にカメラはいらないのか、相手の話をうまく整理する技術、湯涌ぼんぼり祭り
- 2021年:物事ができるようになる思考法、インディーズ空間、メタバースを面白くするには
- 2020年:同人活動の魅力、VTuberと投げ銭1億円、『鬼滅の刃』担当編集者座談会
- 2019年:4種類のVTuber、演劇の怖さ、一重まぶた論争
- 2018年:誰も傷つけない笑い、バーチャル蠱毒、2018年の鮫島事件
- 2017年:72時間ホンネテレビ、スマホ決済、“普通の人”の定義とは
- 2016年:ネットの問題あれこれ、“コミュ力”の考え方、ポケモン最新作
- 2015年:自爆営業、モバゲーのマキ、「好き」の表現場所としてのブログ
- 2014年:渋谷ハロウィンのゴミ問題、まとめサイトと著作権