ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

Amazonセールだらけの3連休〜Kindleセールかいつまみ

Kindle Paperwhite レビュー

 

タイムセール祭り終了につき、一部削除しました。
Kindleストアのセールは現在も続いています!

 

 本記事では、Amazonのタイムセール祭りについて簡単に取り上げつつ、Kindleストアで開催中のセールからおすすめの本を10冊紹介しています。

 Kindleストアのセール情報については別ページでより詳しくまとめておりますので、そちらもご参考にどうぞ!

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50%OFF多数!Kindleセールよりおすすめ本10冊

詳細なセール情報はこちら!

自費出版からついにアニメに!『魔女の旅々』

 一口に言えば、「サバサバ系魔女の旅先での出会いを描いたファンタジー連作短編集」。物語は主人公の魔女・イレイナの一人称で進み、彼女が訪れた国々での出来事や、そこで出会う人々との交流が描かれます。

 特に印象的なのが、イレイナの語り口調。「です・ます」の丁寧語ながら、軽妙でエッジのきいた地の文が、読んでいてすっごく楽しい。変にテンションは高くなく、淡々とした口調ながら感情には素直で、皮肉屋ながら嫌らしくはない、どこにでもいそうなかわいい女の子。たぶん。

 5分程度で読める小話から、複数話にまたがる物語もあり、淡々としているようで緩急のある構成も魅力的。寓話的な話があり、ギャグもあり、かわいいキャラがおり、女の子同士のキャッキャウフフもありと、飽きの来ない短編集となっています。

疲れた現代人に癒やしの1冊!『世話やきキツネの仙狐さん』

 残業を終わらせて一人暮らしの家に帰ったら、ケモミミ幼女が笑顔で出迎えてくれる──。日本人の10人に1人は、きっとそんな妄想をしたことがあるはずだ。……あるでしょう? ……あるんです!

 本作は、そんな夢を冒頭8ページ目にして叶えてくれます。

 仙狐さんが何よりもすばらしいのは、「世話やき」というポイント。ただ単に狐っ娘と共同生活を送るのではなく、ブラック企業勤めで私生活がぶっ壊れている会社員・中野を慮り、押しかけ同然にお世話してくれるのです。

 大人だって、ダメになっていい。子供のように甘えたっていい──。甘え下手な全日本人に捧げる、やさしくあたたかな1冊です。

等身大の言葉で語られる“生きづらさ”に共感した『ナナメの夕暮れ』

 オードリー若林さんのエッセイ集。正直に言うと、芸人に詳しくない自分は筆者さんのこともほとんど知らずに読み始めたのですが──むっっっちゃくちゃ共感できておもしろく読めました。

 純粋に驚いたのが、「日常で感じる違和感や漠然とした『生きづらさ』を、ここまで見事に言語化できる人がいるのか!」ということ。必ずしも答えがある話ばかりではないものの、自身が普段から抱えているモヤモヤに対するちょっとした気づきを与えてくれる。読んでいて胸のすくような感覚がありました。

 もともと電車移動中に少しずつ読み進めていたのですが、最後のほうは「途中で栞を挟むのがもったいねえ!」と感じるほどに夢中に。まっすぐ家に帰らず、夜の最寄り駅のホームで読みふけってしまいました。2019年に入ってから読んだ本としては、特に記憶に残っている1冊です。

最新映画ともつながる“思春期”の鬱屈さ『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』

 『あの花』『ここさけ』などのアニメでおなじみ、脚本家・岡田麿里さんの自伝。興味本位で手に取ったところ、最後の4行でなぜか泣けてしまった。

 周囲を山に囲まれた秩父の街の、家の中の狭い部屋で思春期を過ごした少女が、 “外の世界” へ飛び出して現在に至るまでのノンフィクション。ただ淡々と自分語りをしているだけなのに、それでも読ませる、強く共感させられてしまうのは、筆写の筆力ゆえか、はたまた誰にも普遍的な経験であるためか──。

 岡田さんの作品のファンはもちろんのこと、広い意味で「生きづらさ」を感じている人に勧めたい1冊です。

20代におすすめ!言葉遊びに何度も笑ったエッセイ『時をかけるゆとり』

 『桐島、部活やめるってよ』 『何者』などでおなじみ、朝井リョウさんのエッセイ集。

 作家さんのエッセイを読むたびに思うのですが、作家さんがブログを毎日更新していたら、そのへんの一般人はとてもじゃないけれど敵わないよね……。

 人を選ぶ文体かもしれませんが、とにもかくにも言葉遊びが楽しい。同年代か、それよりも若い世代──20代の人にはきっとハマるはず。どこからどう見てもリア充なのに、それを自虐するかのような切り口と表現に何度も笑わされました。読み終えたあとは不思議とスッキリした気持ちに。

何度でも何年でもお世話になる“知”の指針本『アイデア大全』

 何はさておき、持っておいて損はない1冊。本書をきっかけに始めた「ノンストップ・ライティング」の習慣は文章力の底上げにつながり、普段の原稿作業においてまっこと役立ちました。ブログで書いた記事のホッテントリ率も上がった印象。

 内容を一口に言えば、タイトル通り古今東西の「アイデア」をまとめ上げた1冊の辞書。しかしその本質は、「ヒトの知的活動とそれに関わる “発想” の過程・手法を紐解いた概説書」だと言えます。単に個々の発想法を羅列しているだけではなく、その背後にある連関・歴史までをも概説した「発想法の歴史書」。幅広い学問分野にわたるアイデアが取り上げられているにも関わらず、専門知識を必要としないわかりやすい解説も魅力的。

 それまで関心のなかった学問に興味を覚えてくるほどであり、「知的好奇心をくすぐる啓発本」としても読める、おすすめの1冊です。同じくセール対象になっている続刊『問題解決大全』とあわせてどうぞ。

“継続は力なり”の大切さを偉人の人生から知る『天才たちの日課』

 多くの人が説いてきた「習慣」の大切さを、過去の偉人たちの実例から実感することができる本。これを読むと、ある分野で「天才」と呼ばれる人たちの多くが、技術や才能以前に「習慣化の天才」であることに気づかされます。

 本書は文字どおり、古今東西の「天才」の習慣をまとめた1冊。小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督など、161人の日課をまとめています。

 興味深かったのが、生きた国・時代・環境などが異なっても、習慣にはそれとなく共通点があるということ。特に「午前中の3時間は集中して仕事する」「毎日の散歩は欠かさない」といった点は共感できたので、自分も意識的に実践したいところですね。

 主に作品を通してしか見ることがなかった「天才」たちの素顔を、窓からこっそりと覗き見るような読後感もあり、最後まで楽しく読むことができました。

世界の経済・社会・宗教を学ぶブックガイド『世界を変えた10冊の本』

 池上彰さんによる、「世界を変えた10冊」のブックガイド。経済・社会・宗教など、いずれも現代の「常識」を整理・再考するような10冊を選び、それぞれの概要と推薦する理由を説明しています。

 たとえば、キリスト教とイスラム教の衝突や、今も世界情勢を大きく動かし続けている思想体系なども、本文では概説。現在の世界を取り巻く動きと関連を持たせて論じていることから、「2010年代に読むべき10冊」とも言い換えられるかもしれません。

 まったく関係がないように見えて実は明確につながっている、「世界」の問題。幅広いトピックに知的好奇心を刺激される本ですが、文章自体は平易で読みやすい印象を受けました。中学生くらいからでも読めそうな、敷居の低いブックガイド。

VRは世界をどう変える?VTuber好きにも読んでほしい『VRは脳をどう変えるか?』

 VR研究の第一人者による解説書。

 主に認知心理学の観点から「仮想現実」の功罪を紐解いていく本書は、どちらかと言えば技術面で語られることの多かった既存のVR本とは一線を画しています。

 曰く、VR経験は「メディア経験」ではなく「経験」そのもの。現実のように実在性を伴うVR経験はスポーツ・医療・教育などあらゆる分野で有効活用できるが、リアルゆえに不適切な方法でも使われる懸念があるのだそう。

 良きにせよ悪しきにせよ世界を変えうる力を持つ「VR」の魅力と危険性を、20年に及ぶ研究成果と共に説明する。メディア関係者必読の1冊です。

学生や会社員にもおすすめ!“書き方”を学ぶ最初の1冊『新しい文章力の教室』

 「文章力を高めたい!」「ブログで魅力的な記事を書けるようになりたい!」という人に、どんな本を勧めるかは悩みどころ。本気で学ぼうとするのであれば、ここ数年に出た新刊よりは往年の名著やベストセラーをおすすめしたい──のですが、本書はその例外です。

 「インターネット上で公開する文章」の書き方を勉強したいのであれば、最初の1冊としてイチオシなのがこれ。もちろん、それ以外の創作、論文、ビジネス文書といった「文章」においても活用できる作文技法がまとめられており、自信を持っておすすめできます。

 本書では、冒頭で「良い文章とは完読される文章である」と断言し、さまざまな文章に応用できる「書き方」を提案。その切り口も、「上手な文章を書くようにはこのような方法をとる」ではなく、「完読される文章を書くためにはこういった書き方をしない」といったように「してはいけない」ことを教えてくれるため、主体的に学ぶことができます。

 試行錯誤を積み重ねながら、着実に文章力を伸ばしたい人にぴったり。

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