ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

Kindleセールかいつまみ

Kindle Paperwhite レビュー

 「そういえば最近、Kindleでポチる機会が減ったなー」と考えていた矢先に、気になるセールが複数始まった本日。普段からセール情報をチェックしている人からすれば目立ったものはないのかもしれませんが、それでもちらほらとポチりそびれていた本があったので。

 ──というわけで、コミック系の大規模セールがあるわけではありませんが、「久々にセール情報でもまとめてみっぺー」というノリで、おすすめの既読本をざっくりと並べてみました。例によって簡単な感想を併記しておりますので、本を選ぶ参考になりましたら幸いです。

 

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『ボカロPで生きていく』たま、40mP

 「トリノコシティ」や「からくりピエロ」でおなじみのボーカロイドP・40mPさんの軌跡を描くコミックエッセイ。

 初音ミクとの出会いに始まり、動画制作、初投稿、楽曲制作、コラボ、オフ会、CD制作、メジャーデビューといった主だった活動を時系列に振り返っていく内容となっています。数々の作品が生まれた経緯についても描かれており、彼の楽曲が好きな人は間違いなく楽しめるはず。

 また、たまさんの描く40mPとその仲間たちはみんなかわいらしく、ほんわかと穏やかな気持ちで読むことができます(後に結婚するシャノさんのほか、DECO*27さん、ぎたさん、arico.さん、事務員Gさんなどが登場)。合間合間にはボカロやDTMや創作活動にまつわるコラムも掲載されており、読み応えがありますよ!

『武器になる哲学』山口周

 「無教養なビジネスパーソンは『危険な存在』である」という見出しから始まる、哲学の入門書。ただしその内容は他の類書と一線を画しており、哲学の力を借りて日常の問題と向き合おうという「哲学の使い方」を紐解いたものになっています。

 素人目には小難しく、何の役に立つのかもわからない哲学を、「こういう問題を考えるときに使える」という実例を交えて説明。哲学を身近なものとして感じられるだけでなく、純粋な読み物としてもおもしろく読めました。

 複数分野に跨る解説も刺激的で、知的好奇心を満たしてくれる1冊です。

『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』吉田尚記、石川善樹

 アナウンサーと予防医学研究者、2人による対談本。「科学的」というタイトルが踊るものの、対談形式ということもあってか、内容は思いのほかゆるい印象。

 感情・学問・恋愛といった切り口から2人の考え方を整理しつつ、後半では「幸せになる方法」に迫っていく。話題がとっ散らかっているように見えて、最後には「幸せ」の在り処へと帰結する構成はおもしろく読めました。

 読み切って終わり──ではなく、本書の内容を自分なりに考え、誰かと話し合ってみるのにも適していそうな問題提起が多い。現代ならではの「幸せ」を再考するのにおすすめの1冊。

『ライフハック大全』堀正岳

 長年にわたって数多のライフハックを学び、紹介し、自身も実践してきた筆者さんによる、ライフハックの事典。「時間が経っても新鮮さを失わない、最もラクに実践できるもの」に絞って、仕事術を厳選&類別化してまとめています。

 同時に「小さな習慣を積み重ねることで大きな成果を得る」というライフハックの本質から説明しており、入門書として捉えることもできそう。その目的は「ラクになる」ことであり、楽しみながら生活を豊かにする考え方を紐解いた内容となっています。

 読んで終わり、ではなく、読了したこの瞬間からお世話になる1冊。

『新しい文章力の教室』唐木元

 創作、論文、ビジネス文書、ネットなど、一口に「文章」と言っても多岐にわたる今、「文章力」を1冊の本で取り扱うのは無理があると思っていた──のですが、そんな諦観を見事にぶち壊してくれた本。

 冒頭で「良い文章とは完読される文章である」と断言することで、それを共通の目標にさまざまな文章に応用できる「書き方」を提案しています。

 それも本書は「上手な文章を書くようにはこのような方法をとる」ではなく、「完読される文章を書くためにはこういった書き方をしない」という書き口なので、自分で試行錯誤しながら文章力を伸ばしたい人に勧めやすい。

『任天堂ノスタルジー』牧野武文

 1960年代〜90年代にかけて任天堂に所属し、開発第一部の部長として『ゲーム&ウオッチ』『ゲームボーイ』『バーチャルボーイ』などを手がけてきた伝説的な開発者・横井軍平さんの生涯を紐解いた本。

 ただ、本書で語られるエピソードや横井さん本人の言葉を読んでいると、そんな「すごい人」であると同時に「手先が器用でやんちゃなおじちゃん発明家」のような印象もわきあがってくる。ものづくり哲学「枯れた技術の水平思考」を携えて、ゲームだろうが玩具だろうがとにかく「遊び」の魅力を突き詰めた人。

 折に触れて読み返したい本です。

『珈琲の世界史』旦部幸博

 「歴史を知ればおいしさが変わる」という一文から始まる、コーヒーの物語を紐解いた1冊。

 想像以上に歴史上で存在感を放ち、時には歴史の転換点や革命のきっかけとしても役割を果たしていたコーヒー。こうして今、当たり前に飲めているのが不思議に覚えてくるほどに、すさまじい道のりを歩んできたことがわかります。専門的な知識は必要なく、他方で、高校世界史で習ったことを覚えていればよりおもしろく読めそうな印象を受けました。

 知的好奇心が満たされる、まっこと「おいしい」1冊です。

『傷口から人生。』小野美由紀

 「エッセイ」というジャンルは「自分語り」という自意識の高さが前面に出てくることもあり、文体によっては人を選ぶ印象が強かった。その点、本書は過去語りという側面も手伝って、どこか過去の自分を“別人”として客観視しつつ描き出しているようで読みやすい印象を受けました。

 勧めるならば就職活動生、あるいは仕事や働き方に悩んでいる20代若手社員。就活を辞めろと諭すでなく、曖昧模糊な「夢」を追いかけることを勧めるでもなく、「こういう選択肢もあるんだよ?」を示すことで、日々の生活を再考するきっかけとなるのではないかしら。

『弱いつながり』東浩紀

 ざっくりとまとめれば、「Googleのシステムによって最適化された情報を“見せられている”環境から抜け出し、ネットのもたらす“強い絆”から自分を開放するための方法として、偶然性と“弱いつながり”に満ちた旅に出よう!」という内容──であると、僕は読みました。

 ネットは広大だと言うけれど、見える景色は人それぞれ。個人個人の知識や経験からしか「検索ワード」は参照されない。その「検索ワード」幅を増やすためには、環境を変える必要がある。読み終える頃にはきっと、遠くの見知らぬ土地を旅したくなっているはず。

『記者たちは海に向かった』門田隆将

 東日本大震災を取り上げた、ノンフィクション。主に福島民友新聞の記者たちの視点から当時を物語っています。

 発売が2014年ということ、そして本文の書き口を鑑みるに、綿密な取材の上で執筆された本であることがわかります。最初は「海へ向かう」記者たちの心情が理解できなかったのですが、読み進める中で「新聞記者」という職業そのものを紐解くことのできる構成となっており、最後は感極まってしまった。

 2011年当時を鮮明に伝える1冊です。

『彼女の季節』にいち

 Twitterをはじめ各所でもたびたび話題になっていた、にいちさんの短編マンガ作品集。多くはウェブ上でも読むことができるものの、ファンとしては1冊通して読める形で持っておきたかったので。

 ウェブ未公開の描き下ろしでは全作品の主要キャラクターが登場し、各々の「その後」が垣間見えるストーリーになっていて良かったです。それぞれは独立した短篇でありながら、どこかでつながっている感じがまた好み。

『もうミスらない 脱オタクファッションバイブル』久世、水月とーこ

 ファッションに疎い初心者、特に「オタク」を想定読者とした、ファッション入門書。

 “チェック柄のシャツ”に代表される「オタクっぽい服装」の問題点を挙げた上で、どのような部分に気を付けて服を選んでいけば良いのか、改善方法を提案する内容。基礎中の基礎からイラスト&マンガ付きで説明してくれるので、何も知らない人の「最初の1冊」として全力でおすすめできます。

身だしなみの基礎となる知識の説明はもちろんのこと、おすすめのコーディネートや店名も具体的に挙げて提案してくれているので、すぐにでも行動に移せる点も魅力ですね。

 

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