いよぅ(=゚ω゚)ノ
生まれは平成、おもしろFLASHをきっかけに電子の海に飛び込み、多彩なカルチャーに触れ、ソーシャルメディアをテーマに卒業論文に書く程度には、インターネットが好きな僕です。こんな記事↓も書きました。
日常的に親しみ、画面越しに友人ができ、過去にはその存在によって「救われた」とまで断言できる。正直に言えば、良いことばかりではなかったとも思うけれど……それでも、自分にとっては良くも悪くも特別な存在であるインターネット。
そんな「インターネット」を「平成」という枠組みから取り上げたイベントがあると聞いたら……そりゃあ、足を運ばずにはいられないでしょう!
というわけで、年始にNHKで放送され話題になった番組、『平成ネット史(仮)』を再現した企画展「平成ネット史(仮)展」に行ってきました。
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1995〜2018年の「インターネット」を振り返る
「平成ネット史(仮)展」の会場は、渋谷ヒカリエの9階。入場は無料です。
会場に入ると、入り口に設置されたパネルに自分のプロフィール(顔写真・ニックネーム・性別・年齢)を登録するよう、スタッフさんから促されます。駅でよく見かける証明写真機っぽいやつ。必須ではないものの、登録しておくと場内でちょっとした「お楽しみ」があるらしい。ほほーう?
こちらが #平成ネット史 展の会場に設置されるインタラクティブ年表の予定図です。
— NHK 平成ネット史(仮) (@nhk_nethistory) 2019年1月9日
高さ3m×幅20mの大壁面で、その前に立つと、あなたに合わせた年表が浮かび上がってくるそうです。https://t.co/DKi1RS2Fhs pic.twitter.com/OITvfQpmhG
でもぶっちゃけ、展示物はさほど多くありません。
こちらの画像にもあるどデカイ年表が中心となっており、それ以外には番組のセットを再現した空間と、どデカイ8Kディスプレイが立ち並ぶのみ。基本的にはこの年表を眺めながら、各々が触れてきた「ネット」に思いを馳せるような企画展となっています。
ただ、この年表がかなーり作り込まれていて、むちゃくちゃおもしろいのだ……!
取り上げられている出来事や情報は最低限ながら、その内容は古くからのネット民の思い出を刺激するものばかり。1995年のWindows95の発売に始まり、2018年のVTuberやInstagramまで。約20年のネット事情をブーン ⊂二二二( ^ω^)二⊃ と駆け抜ける年表になっていました。
おもしろFLASH世代の自分としては、「会場内で『ナイトメアシティ』が流れている」というだけでにっこり。しっかり音声つきで往年のFLASHアニメが流れていたため、入場したばかりの人の中にも、会場奥から聞こえてくるゴノレゴシリーズのボイスに反応していた人がちらほら。わかるわ。
また、先ほどのツイートでも触れられていたように、このインタラクティブ年表には随所にちょっとした「お楽しみ」が盛り込まれておりまして。入り口でプロフィールを登録した人は、年表の特定の場所に立つと、人それぞれに異なった映像演出を見ることができるのです。
たとえば、自分が「Windows95発売」の前に立つとこんな感じに。他の人もちょろっと後ろから眺めていたかぎりだと、「まだ生まれていない」「学生さんだったかな?」などのバリエーションがあったようです。でもすまねえ……自分が初めて触れたパソコンは親父のMacintoshで、Windows95はほぼ触れたことがないのじゃ……。
続いてiモードやチェーンメールの項目があり、2ちゃんねる開設とFLASHアニメ黄金期があり……かと思えば、突然の「 前 略 プ ロ フ ィ ー ル 」に脳天を撃ち抜かれる。この先生きのこれない……。
振り返ってみれば、最初に登録したSNSはアレだったのかなぁ……と思いつつ、その記憶も今や遥か彼方。軽くセンチメンタルに浸りつつ、同時に「そういえばmixi日記はまだ残ってるんだよな……」といらんことに気付かされた。ちなみに年表のこの部分の前に立つと、黒歴史を追体験できるよ! わぁい!(白目)
割と最近な気もする、00年代後半以降もしっかりカバー。ニコニコ動画とボーカロイドに尺を割きつつ、iPhone上陸以降はまた違った形でまとめています。
番組で紹介されたガラケーの実機もいくつか展示されており、「これ持ってたわー!」と声に出して話す人の姿もありました。
年表の途中には、来場者が記念カキコできるスペースも。個人的な思い出を綴る人もいれば、年表ではカバーしきれなかっただろうネタをぶっこんでいく人も。たくさんの付箋が並ぶ様は壮観だけど、それこそ “掲示板” っぽい見た目だったら、書き込む人が殺到しそうな気がする。
そりゃあ、あんな展示を見せられたら語りたくなるってもんですよねー。ただ、初日ということでまだ書き込みは少ない印象も受けたけれど……どうするんだろう、これ。あのペースだと、割と早い段階でスペースが足りなくなるのでは……? だいじょうぶ? スレ立てする?
さらには番組セットの展示にもこれまた見覚えのある物がたくさん配置されており、ここでもきっと語りたくなること間違いなし。カセットテープ……8cmCD……MD……ぐぬおおお……。こちらは記念撮影ができるフォトスポットにもなっているので、来場の記念にぜひぜひ。
展示自体はさほど多くはないものの、その内容は濃密。公式アカウントで「1メートルごとに1時間は語りたくなる」という記者さんの言葉を紹介していましたが*1、年代によってはマジで語れるんじゃなかろうか……。そう思えるほどには刺激的な展示でした。
「平成ネット史(仮)展」は、渋谷ヒカリエにて1/14(月)まで開催。入場無料ですし、連休中に都心に出る用事がある人はぶらっと訪れてみてはいかがでしょうか。
関連ページ
- 公式サイト:イベント情報 | 平成ネット史(仮) - NHK
- Twitter:NHK 平成ネット史(仮) (@nhk_nethistory)