Kindleデビューしたのは、2013年の年明けのこと。
当時の感想として「タッチひとつでどんな本にでも早変わりする文庫本を1冊、いつも荷物に忍ばせているイメージ」などと書いていましたが、その印象は今でも変わりません。それまで遠い存在だった「電子書籍」が一気に身近になり、読書量も増えました。
あれから4年。
何度かの世代交代を経て、ますます快適な電子書籍リーダーとして進化していた、Kindle Paperwhite。とはいえ旧世代でも充分に便利だし、無理に買い換える必要もないかな……とずっと考えていたのですが。先日、ついにポチってしまいました。
というわけで、2012年発売の第1世代から、2015年発売の第3世代へ。Kindle Paperwhiteを使ってみての感想を、改めてざっくりとまとめました。
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使い心地と手ざわりは変わらず、操作面が快適に
さて、このたび買ったのは、Amazonの電子書籍端末『Kindle Paperwhite』の2015年発売モデル(第3世代)。
これまで自分が使っていたのが2012年発売の第1世代なので、ひとつ世代を飛んでの買い替えとなります。というか、もう4年も使いこんでいたことに軽く驚いた。
別に機能が大きく変わるわけでもないのに、「新しい端末を手に入れたぞ!」ということで、パッケージを見るだけで自然とわきあがる高揚感……!
せっかくの新顔ですし、これまでお世話になってきた2012年モデルと比較でもしてみましょう。今更感もありますが、ざっくりと。
左が第3世代で、右が第1世代。
画面の明るさは同じにしていますが、気持ち第3世代のほうが明るく感じる。明るさというよりは、ディスプレイが変わったことによるコントラストの違いのようにも見えますね。あと、地味にトップ画面が違う(本体のアップデートを忘れていた説……?)。
小さな変化としては、背面の文字が「Kindle(第1世代)」から「Amazon(第3世代)」になっていました。まあ、普段はカバーを付けているので、目にしない部分ではあるのだけど。
画面下の「Kindle」の刻印も変更。
存在感を放っていた白字の第1世代から、第3世代では目立たない黒字に。第2世代までは白字だったらしいので……どういった意図による変更なのかしら。
個人的な印象としては、黒字のほうが読んでいて視界に入りづらい(=読書を邪魔しない)ような気はしました。
平野耕太『ドリフターズ』(1) より【© 平野耕太/少年画報社】
「マンガが読みやすくなったよ!」との記述が商品ページにもありましたが──なるほど、これはいい。
ページ送り・描画速度ともにはっきりとわかるレベルで高速化され、これまでのイライラが格段に解消されていました。
とはいえ、それでもスマートフォンやタブレットで閲覧するときのスイスイ具合には及ばない印象もあります。普通にマンガを読むには充分であるものの、ほかに端末の選択肢があるのなら、まだそちらで読むほうが安定するかなーという感想でした。容量の問題もありますし。
実際に1ヶ月ほど使ってみて
購入当初こそ、「別に旧モデルでも困ってなかったし、壊れたわけでもなし、早まったか……」と少しだけ考えていた自分。ですが、今ではすっかり「買い替えてよかった!」とご満悦。12月中旬に開封して以来、快適な電子書籍ライフを送っております。
なによりも嬉しかったのは、やはりスペックの部分。
全体的な動作速度が改善され、小説でもマンガでもとにかくページ送りが速くなったことで、読書における快適レベルがぐーんと上がりました。第1世代でたまに起こった、変なフリーズも皆無。むっちゃスイスイ読めるよ!
また、端末サイズがほぼ変わっていないこともあり、それまで使っていた純正カバーが使えるのも嬉しいポイント。
こちらのカバーは、もう使いはじめてから5年目になるにも関わらず、端末をしっかりとガードしてくれている、頑丈かつなめらかなレザー仕様。黒だから、傷も目立ちません。
カバーを開けば自動で起動、閉じればそのままスリープ状態になるので、普段は電源ボタンを押すこともなくなりました。
むき出しの状態と比べるとそこそこ重量感がありますが、このくらいの重さのほうが「本」を読んでいる感覚に近いんですよねー。すっかりこの重さに慣れてしまったので、今までどおりに装着して使えるのは本当にありがたい。
──とまあ、基本的な使い方は変わらずとも、初代から最新機種にもなればそれだけ操作感も変わるため、今まで以上に快適なKindleライフを送ることができています。
「次に新しいのが出たら……」と何度も先延ばしにしてきて、ようやく迎えたニューフェイス。Kindle Oasisといった上位モデルにも魅力を感じなくはないのですが、Paperwhiteでも充分に完成されている気がするんですよね……。
そんなこんなで、最新モデルのレビューというよりは「Paperwhiteはいいぞ」的なお話になってしまいましたが。もうすっかり電子書籍による読書が定着してしまったこともあり、これからもお世話になる次第です。今後とも、よろしくお願いいたします。
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