ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

【KDP】自分1人で執筆・編集した電子書籍が半年で183冊売れた

f:id:ornith:20150730205459j:plain

7月28日、Amazon Kindleストアで電子書籍を出版しました

本の内容は、主に過去にブログで書いた話題を再構成したもの。本文の9割は新しく書き下ろすような形で、執筆・編集・販売までのすべてを1人でこなした格好です。宣伝はほぼしておりません。

販売開始から半年が経ったこともあり、そろそろ販売数の推移や周囲からの反応などをまとめてみようかと思いまして。6ヶ月も経てばさすがに新しい動きが出てくることもないでしょうし、とりあえずはざっくりと総括するような形で。

一応の断りとして、本書は「とりあえず自分で1冊、作ってみっか!」というノリで執筆・販売した電子書籍となりますので、「電子書籍の売り方」のような具体的な方法論は以下で言及しておりません

テーマ設定や運の要素も関係してくるとは思いますが、本記事の前提としては、「無名の個人でもそこそこまとまった内容の本として売りだせば、これくらいは売れる……かも?」くらいのイメージで読んでいただけますと幸いです。

電子出版それ自体は簡単なので、試しにやってみればいいと思うんだ!

 

スポンサーリンク
 

 

半年間で183冊売れました/検索からの購買が多い?

このたび販売したのは、『23歳ゆとり、1年半で会社を辞めました』というタイトルの本。

主にこのブログの「仕事」カテゴリーの過去記事を盛り込んでいます。ただし冒頭にも書いたとおり、コピペではなく十中八九は新たに “本っぽく” 書き直した内容です。

 

 

──え? 表紙がクソすぎて目も当てられない?

 

うん! 知ってる!!

 

だって、しょうがないじゃない……絵が描けないどころかデザインの知識すら皆無なので、MacのPagesで画像と図形を必死にシコシコ組み合わせただけなんだもの……。

──とまあ、何はともあれ、まずは販売数

参照したのは、Amazon Kindleダイレクト・パブリッシングのサイトのダッシュボードから確認できる、販売数のデータ。こちらを抜き取り、返品分はマイナスしたうえでグラフ化した図が以下となります。

f:id:ornith:20160127161014j:plain

6ヶ月間で、183冊

単純に割ってみると、ほぼちょうど1日に1冊売れているペースですね。ただ、ご覧のとおり右肩下がりの傾向にあるので、これから販売数は減っていくのではないかと想像される……と思ったら、なぜか今月は増えた。

最も多く売れたのが8月、66冊

どこかで大きく取り上げられ、その記事がバズったという形跡は見当たらなかったので、自然発生的に売れたようにも見えます。この理由が長らく謎だったのですが……今月(1月)の販売データを見ると、ある共通点を発見。

f:id:ornith:20160127181944j:plain

f:id:ornith:20160127182038j:plain

めっさ見づらくて恐縮ですが、上が8月の日別注文数のグラフ。下が同じく1月のグラフとなっております。で、その販売数の山が盛り上がっているポイントがどこにあるかと言えば、上は8月16日、下は1月11日──つまり、いずれも連休最終日だったんですよね。

かたや夏のお盆休みの最後の日、かたや年明けの働き始めて最初の3連休ということで、会社員にとっては憂鬱だろうタイミング。

いずれの日も「仕事 辞める」系の検索ワードからブログへアクセスしてくる人が多くなっており、そちらの記事を経由して購入されたと思われます。とは言え、そもそものデータの絶対数が少ないため、誤差の範囲内であるような気もしますが。

 

本の情報を共有した場所、共有してくださった方

さて、最初にも書いたとおり、宣伝らしい宣伝はほとんどしなかった本書。自分でやったことと言えば、冒頭にも貼った「電子書籍を作ったよ!」記事と、その後の「1ヶ月でこれだけ売れたよ!」記事を、それぞれこのブログで書いただけ。

あと目立ったところとしては、その「作ったよ!」記事へのリンクをTwitterで呟き、固定ツイートとして自分のTwitterアカウントのトップに表示されるようにしているくらい……かしら。こちらはこの半年間、ずっとこのツイートを固定表示しています。効果の程は不明。

 

 

また「1ヶ月でこれだけ売れたよ!」記事に関しては、はてなブックマークでホットエントリー入りするなどバズりはしたものの、実質的な購買に結びついたかと言うとそんなこともなく。動きがあったとしても、10冊に満たない程度だったと記憶しています。

あ、それと一点だけ、宣伝っぽいことをしていたのを忘れてた。発売後しばらく経った8月10日に、電子書籍のコンテンツまるまる1章分を「お試し版」のブログ記事として投稿しました。……が、こちらも購買には結びつかなかった模様。エントリ自体はバズったけれど。

自分のブログ以外での動きとしては、まったく関わりのなかった方も含めて、何人かのブロガーさんが記事として感想をまとめてくださいました。思いのほか好印象、他方ではしっかり読み込んだうえで批判してくださる方も出てきて、本当に感謝の極みでございまする。ありがてえ……!

ほかにもTwitterで感想を書いてくださる方もいらっしゃり、本当にありがとうございました!

 

感想を書いてくださった方

 

自分で電子書籍を出したことによる変化

出版社を通して紙の本を出したわけでもなし、しっかりと編集の目が入り質の保証された本でもなし。そして出した本がバカ売れしたわけでもないため、電子出版したことによる大きな変化はありませんでした。そりゃそうだ。

徹頭徹尾を自分1人でこなしたこともあり、言うなれば、ネット上のワンマンサークルで同人誌を出したようなもの。個人的には「ブログはウェブ上の同人誌」だと考えている一面もあるので、その「出張版」的な立ち位置にはなったのかなーとも思います。

変化らしい変化と言えば、オフ会などで面と向かって話をするときの「話題のひとつ」としてツッコまれやすくなった、という部分でしょうか。

ブログ関係のイベントに足を運んで、お互いにネット上で知っていたり、相手が自分のことを認識していたりすると、「そういえば電子書籍を出してましたよねー?」と振られる機会が増えた。そこから話題が広がることもあるので、人見知りとしてはありがたい話のきっかけになっています。

あとは、前々からこっそりと受け付けている同世代の退職・転職相談に際して、メールの返信がしやすくなったという一面はあるかも。これまでどおり個別に文面を考えて返信していますが、最後のまとめとしてブログ記事を引用したり、本を紹介したりという締め方ができるようになった。

──と言っても、宣伝っぽくあからさまに勧めるのも嫌なので、相手は選んで提案するような形にはしています。対面での相談の前に読んでくださる方もいらっしゃったので、当初の目的であった読者層には一応のところ届いているのではないかなーと思います。

 

セルフパブリッシング、やってみようず?

そんなこんなで、「編集ド素人の泡沫ブロガーが自分1人で電子書籍を出版してみた結果www」の、半年間の振り返り記事でした。振り返るも何も、ほとんど放置していただけなんですけどね!

この半年間だけでも数多くのKDP作品が出版されましたし、実際にかなりの数が売れたブロガーさんもちらほらと出てきているようです。もちろん売上目的に限らず、ブログ外での活動場所や知名度向上を目指しての出版など、KDPの活用方法もさまざまなのではないかしら。

自分の考えや経験を特定の読者層に伝えるための手段としても、「電子書籍の個人出版」は選択肢に入りうるもの。「とりあえず出版してみた」からと言って売れるようなものではなく、執筆・編集作業も大変に感じられるかもしれませんが、まずは試しにやってみてはいかがでしょう?

具体的な出版方法に関してはあちこちのブログでまとめられいますし、このブログでも「作ったよ!」の記事で簡単に取り上げているので、よかったら参考にしてくださいな。ほとんどは、電書ちゃんにお願いすればやってくれる。マジ電子。じゃなかった、天使。

 

その後

 

関連記事