今年もクリスマスが誕生日だった


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 今年もクリスマスが誕生日だった。

 気づくと20代も半ば。四半世紀にもわたって同じ周期で誕生日を繰り返していれば、徐々に「時差」のようなものが出てきてもおかしくないはずなのに……今年もやっぱり、12月25日だった。1日ずれてイヴになるとか、1週間狂って元旦になってもいいのよ?

 

自分の年齢を忘れていた

 世間的には「クリスマス」という有名な行事もあるため、自分の誕生日を忘れるようなことは生涯ないと思う。よっぽどハゲしくボケないかぎりは。―― “ハゲ” と “ボケ” ……この世の終末を予感させる2大ワードですね……。

 サプライズでお祝いをされて、「あれ? 今日だっけ? ありがと〜!」なんて、マジでびっくりする機会に恵まれることはない。だって、12月に入ると街はイルミネーションで輝き、クリスマスソングは流れ、そこら中の「空気」がその日に向けてカウントダウンし始めるんだもの。3、2、1、セッ◯ス! みたいな。そのまま股間のアレがお年玉になればいいと思う。

 

 そんなわけで、今年も12月に入ると「そろそろ、またひとつ歳を取るのかー」なんて心の準備をしていたわけですが。 実際に今日という日を迎えると途端に、別の部分で自信がなくなった。……そういやワシ、今年で何歳になるんだっけ?

 頭のなかで単純な計算をしてみて……「おや?」と首を傾げる。なんだか誤差があるような気が、しなくもない。よもや自分の年齢をGoogle先生に尋ねることになろうとは。適当な年齢早見表サイトで、自分の生まれ年と今年の年齢をすりあわせてみた。

 

 ――結果、1歳分、勘違いしていた。てっきり今年で27歳になるのかと思ってたら、まだ26歳だった。やばし。大学を卒業してから年々、自分の年齢に対して無頓着になりつつあるような気がする。どっちにしろアラサーですが。

 でもまあ、1歳分だけ “儲かった” というか、「まだ意外と若いやん」と自覚できたのは良かったのかもしれない。大学生時代にはすでに30代だと間違えられていた老けフェイスも、ようやっと歳相応になりつつあるのでしょう。前向きに考えよう。

 他方で、心はいつまでもチルドレンのままでありたい。逃げちゃダメだと立ち向かう碇シンジくんは、本当は立派なオトコノコ。……え? そんなこと言っても、実年齢はすぐにミサトさんとタメになるって? 大丈夫、新劇場版では43歳のミサトさん。貴女に追いつくのは、まだ先だ。

 

同じ誕生日の人が祝われている=自分も祝われている

 ――と考えれば、まったく寂しくない法則。つまり、この瞬間にイエス・キリスト大先生が世界中の人々から祝われているということは、同じ日を誕生日とする自分も祝福されているということに他ならない……いや、ごめん、さっぱり何を言っているのかわからない。

 

 他方では、Twitterで「クリスマス 誕生日」と検索してみると、「ぼくはひとりじゃないんだ!」と実感することができて嬉しかったりもする。世の中にはこんなにも、同じ日を誕生日とする人がいるんでつね……と。

 それもよく見ると、非実在人物が多いような気がしなくもないけれど、気にしない。その中の2大勢力が「カルマきゅん」と「へいちょー」であることも気にしてはいけない。あ、でもどちらも好きなキャラだから……めでてえ! 最新刊読まなきゃ! みなさんおめでとうございます!

 

 

 何はともあれ、今日は楽しいクリスマス。喫茶店の窓から外を見れば、ケーキ屋さんの箱を抱えて歩くお母さんや、ケンタッキーの袋をぶら下げて帰途につくお父さんの姿がちらほら。すばらしきかな、季節感。この晩から年始に向けての街の空気が、なんとなく僕は好きです。

 外では引っ越しのトラックも作業をしており、クリスマス当日とはまた豪胆な……と思ったけれど、あと1週間で2015年も終わることを考えれば、それもベストなタイミングなのかもしれない。新居で荷物を整理して、そのまま新年が迎えられるので。 動画をBGMにお仕事消化&部屋の片付けに奔走していた僕も、気合を入れて取り組もうと思わされたのでありました。

 

 ではでは、メリークリスマス。
 良き一夜を過ごされますよう。

 

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