ブログのネタがない?
──それなら、本を読めばいいじゃない!
ブログを書き続けるために、読書を習慣にすることのススメ。
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「ブログ」と「読書」を双方向的な動機付けに
ブログを長く書き続けるための考え方として、それを「習慣」としてしまう方法が挙げられます。食事をする、会社・学校へ行く、寝る──という生活習慣のレベルまではいかずとも、ひとつの “お約束” 的な活動として、ブログ執筆を自然なものにしてしまうこと。
では、ブログを習慣化するにはどうすればいいか。もっとも簡単なのは、すでに日々取り組んでいる日常生活の「習慣」を、ブログの記事とすること。実際、生活に密着したグルメ記事や写真日記などを取り扱うブログは、ネタが尽きることもなく、長く続いている印象があります。
そのネタとする「習慣」のひとつとして、個人的におすすめしたいのが「読書」。──もちろん、本に興味がない人には無理に勧めるものではありませんが。
でも、本をあまり読んでいない人のなかにも、「読書の習慣を身につけたい!」と考えながら、諸々の理由でできていないという人が少なからずいるのではないでしょうか。時間がないとか、本が選べないとか、途中で飽きてしまうとか。
そこで、ブログを利用するわけです。最初はあまりやる気が出ないかもしれませんが、本を読み、感想をまとめて、書評記事として投稿するまでの活動を繰り返してみてください。
そのときに話題となっている作品はもちろん、マイナーな本だったとしても、どこかの誰かがが書いた「感想文」には間違いなく需要があります。というのも、Amazonのレビューや本の口コミサイトなどもありますが、端的な感想が多く、詳細な「感想文」はあまり見かけないんですよね。
その点、個人ブログの感想記事は、気になる本と出会い、それを買うかどうするかを検討するにあたって、ひとつの指標となり得るもの。少なくとも、僕自身はかなり参考にしています。
しかも、書評記事には同じ本を読んだ人がコメントしてくれることも多く、ブログを書くモチベーションになります。そのうえで、自分なりに感想文の「型」を決めてしまえば、書き方に迷うこともありません。読書を続けるかぎりネタに困ることはなく、自然とブログも続けられる──というわけです。
「ブログのネタ」のために読書をし、「読書の習慣化」のために書評記事を書く。2つの活動がお互いに動機づけとなって、「ブログ更新」と「読書」の両方を習慣化することができれば、一挙両得。コスパもいいですし、個人的におすすめしたい考え方です。
「感想」を記事としてアウトプットする
とはいえ、いきなり「書評」と言われると、少しハードルが高いイメージも。専門家でもなければ読書家でもない。そんな自分が、人様の本を評価するなんて……あばばばば。
ですが、そこはあまり深く考える必要はありません。そんなに肩肘張った状態で個人ブログを読んでいるような人はいないでしょうし、個人的な感想文を「参考」にすることはあっても、鵜呑みにするような人は少ないはず。ならば、こちらとしても気楽に書けばいいのです。
「書評」という言葉に違和感があるのなら、「感想文」として考えればOK。読んだ本について、考えたこと、感じたこと、学びになったこと、心を動かされたことなどを、自分なりに自由に書き連ねてみる。個人的な「感想文」に過ぎませんが、それが誰かの参考になることだってあるかもしれません。
ただ、「せっかく感想をまとめるのだから、その記事を読んだ人の参考になるような内容にしたい!」と考えるのも自然な流れ。その場合、どういったまとめ方をすれば、「参考になる」ような記事が書けるのでしょうか。
もちろん、感想記事の書き方は十人十色。多彩な切り口と伝え方があり、書き手それぞれに魅力があります。読者を意識した切り口で書くことは大切ですが、もっと身近な考え方として、「未来の自分が読む」ことを前提としてまとめてみるのもおすすめです。
数年後、本の内容を忘れているだろう自分が読むことを想定して、その本の魅力が伝わるような文章を考えてみる。章ごとに要約をまとめてもいいし、特に心を動かされた部分に注力して、感じたことを最大限に魅力的に伝わるような表現でまとめてもいい。
感想ひとつ書くにしても、人によって書き方はさまざま。そもそも、読んだ本から何を感じ、何を考え、何を得るかもバラバラです。──だからこそ、他人が書いた書評記事はおもしろい、とも言えますね。
ですので、まずは本の感想をまとめることを習慣化したうえで、自分が書きやすく、かつ読者に伝わりやすいような記事の「型」を見つけるべく取り組んでみましょう。自分が好きな書評ブログを見つけ、その記事の書き方を参考にするなどして学ぶ方法もあります。
書評記事でお小遣い稼ぎ?
ところで、ブログにアフィリエイト広告を掲載している人は少なくありませんが、「ぶっちゃけ、書評ブログって儲かるの?」という疑問が出てきます。実際、どうなんでしょうか。
もともと本が大好きで、熱心な読者がたくさんついているようなブログであれば、おそらくはかなりの額を稼げているんじゃないかと思います。──が、ノンジャンルの雑記ブログにおけるカテゴリーのひとつとして「書評」を書いているブログに関しては、お小遣いの範疇を超えないんじゃないかしら*1。
当ブログでは100冊以上の本を紹介していますが、個々の記事から購入された本はさほど多くありません。とはいえ、まったく買われないこともあれば、数十冊──時には三桁の本が購入されることもあり、ムラがある印象です。Kindleストアのセール対象になっていれば、それ以上に売れることもありますね。
──という感じで、書評 “だけ” で稼ごうなんていうのは、かなり難しいイメージ。ですが、もともと読書が好きな人であれば、読んだ本の感想をまとめることでおこづかい稼ぎにはなりますし、それを次に買う本の足しにすることも可能です。
そして前半でも書いたように、書評記事の執筆を習慣化すれば、それがブログを続けるモチベーションにもつながるはず。万人におすすめできる考え方ではありませんが、少しでも「読書」に興味がありましたら、ぜひ試してみてください。少しでも書評ブログが増えることを祈って。
【書評を書くことによって得られる効能を「文章力」の観点からまとめました】
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*1:※このブログのことです。