※この記事は2014年4月に投稿し、2016年3月に追記しました。
10年以上、花粉症とお付き合いをしてきました。
病めるときも(毎年病んでる)、健やかなるときも(常に病んでる)、毎年、春は共に泣きながら過ごしてきました(症状的な意味で)。
──そう、3月から4月にかけてのこの時期はいつも、くしゃみと、鼻水と、鼻づまりと、目のかゆみと、戦いを繰り広げてきたのです。
しかし今季はもう4月になるにも関わらず、ほとんど症状が出ていない。強いて挙げるとすれば、外出して帰宅後に若干の目のかゆみがあるかないか……というところ。
……あれ?
もしかして、治ったんじゃね!?
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で、花粉症って治るの?
そこで脳裏をよぎったのが「そもそも花粉症って治るの?」という疑問。検索してみると、以下のような記事が引っかかりました(※記事ページ削除済)。
突然、花粉症が治ることはあり得る。一番多いのは、腸内環境の変化によるケース。乳酸機を継続的に摂取することなどによるもの。
また、ストレスの減少による症状改善も。血流が良くなり、体の状態が改善。花粉への防衛反応がなくなることに繋がる。
他には、背骨のゆがみを治すことや、妊娠・出産、引っ越しなどが契機となる場合も。こちらも、体調の改善や、環境の変化によって起こり得る。
──ふむふむ。何点か当てはまるような、当てはまらないような。
僕と花粉症の交際遍歴
まず前提として、「あ、これ、花粉症だ!」と自分が認識するようになったのは、たしか中学生になるかならないかくらいの時期だったと記憶しています。
もともと、慢性的なアレルギー性鼻炎(ハウスダストなど)を患っていた自分。しかしある年、春先の時期にかけて特にそれが悪化するようになったので、こいつぁやっこさん(=花粉)の登場でっせぇ……と、思い至ったものであります。
それ以来、春先限定で、マスクが僕の親友となりました。毎週、決まって向かう遊び場は、もちろん耳鼻科さん。そこに行けば、アレロック君とセレスタミンちゃんという友達(※薬の名前)が、いつも僕らを待っておりました。いやぁ、懐かしいなあ……。
具体的な症状としては、冒頭に挙げたように、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみという、典型的なもの。外で遊びまわっているときは大丈夫でも、屋内に入った途端、それらが一気に襲いかかってくることが多かったのです。
ポケットティッシュを1日に2つ使いきらない日はなく、学校の机の中には箱ティッシュを常備すると同時に、通学カバンにも、もう1箱常備していたという徹底っぷり。おかげで、紙ゴミの量が半端じゃなかった思い出。その丸めたティッシュは、変なアレじゃないよ……。
耳鼻科に行くのはもちろん、甜茶を試してみたり、カスピ海ヨーグルトを家で作って継続的に食べるなどしていたけれど、効果は見込めず。もうダメ、私は一生、あの人に縛られ続けるのしかないのねっ……! と絶望し、しばらくは死んだ目でお付き合いをする日々が続いておりました。
乳酸菌が効果あり?
転機が訪れたのは、数年前のこと。
我が家は花粉症一家であることもあり、母親がたまに「これ、効くらしいから試してみよう!」といろいろと買ってくることがあるのです。で、そのうちのひとつを続けて摂取してみたところ、思いのほか症状が改善したことがありました。
それが、こちら。
もともと乳製品が好きだったこともあり、しばらくの間は毎日、この「朝のYoo」を飲む生活を続けてみました。
その結果、花粉症の症状が緩和された……ように感じました。毎年の飛散量の違いもあり、誤差の範囲内かもしれませんが、それまでと比べれば、「あれ? 結構マシな気がするぞ?」と実感がある程度には。実際、ポケットティッシュの使用量も半減したくらいなので。
とは言え、その後も相変わらず鼻水がズビズババ! と出ていたので、申し訳程度の効果しかなかったようにも思います。ただ、この「フェカリス菌」とやらは一部メディアでも話題になってはいたらしいので、個人差はあれど、効果のある人にはあるのではないでしょうか。
ぜひ一度、お試しあれ!
今季、ほとんど症状が出ないのは…?
で、やっと現在の話。スギもヒノキもあるんだよ! と、どちらともお付き合いをしている自分は毎年、遅くとも3月中旬には症状が現れ始め、GW頃まではそれが続くのが常でした。
ところがぎっちょん、もう4月になったにも関わらず、今年はピンピンしております。例年なら、「あ゛あ゛あ゛! ざぐら゛がぎれ゛い゛だな゛あ゛あ゛あ゛!!」とズビズバしながら花見をしている時期なのに、全然でございます。どうしてこうなった。
考えられる可能性としては、3つ。
① 乳酸菌がうまく働いた
前述の、フェカリス菌の効果によるもの。ここしばらくは飲んでいなかったのですが、一時期、年間を通して飲み続けていたことがあったので、その効果かも。でも、乳酸菌がそんなずっと残っているとも思えないし、ちょっと怪しいような気もします。
② 環境・精神的な変化
前述の記事の内容を信じるのなら、ひとつの可能性としては考えられます。仕事を辞めて、実家に戻り、ギスギスした関係と日々の圧力から解き放たれた感じはあるので、それによるもの。日々のストレスが減ったことで、アレルギーにも反応しにくくなった、と。
③ 花粉の飛散量
そもそも、今年の花粉飛散量が少ない、という可能性。
こちらの情報によれば「とくに本州の日本海側と関東甲信地方は非常に少ない」とあり、東京都では「昨春の約3~4割、例年の約4~6割程度」などとされ、実は意外と飛んでいなかったらしい。
「これまでの内容はなんだったんだ!」というくらいには、納得のできる話ですね。ただ、これまでは「例年より少ない」と言われた年でも容赦なくズビズバしていた記憶があるので、なんとも言えませぬ。うーむ。
結論
わからん!
生活習慣によるものか、環境変化によるものか、複数の要因によるものか、たまたまか。もしかすると、これから症状が出るのかもしれないし、来年もこうだとは限らない。
試しにTwitterで「花粉 治った」などと検索をかけてみたら、結構な人が「今年は大丈夫っぽい」的なことを書き込んでいるようでした。そうすると、やっぱり飛散量の問題なのかなー? うーん、わからん!
とりあえず自分としては、少なからず効果が見られた「朝のYoo」を改めて試しつつ、経過を見守ってみようと思います。たとえ花粉症に効果はなくとも、乳酸菌として腸内環境を整えてくれることは間違いないでしょうしね!