やっぱり、一人旅はいいもんだ!


 こんばんは。東京に帰る夜行バスの車中で、この記事を書いております。

 

 少し前に仕事を辞めて、実家でぐーたらしたり、たまに都心に出かけたり、という生活がしばらく続いていたので、いろいろとリセットする意味で、ぶらっと旅に出ておりました。

 日数にして、5日間。行き帰りの夜行バスでの移動を含めれば、7日間。好き勝手にぶらぶらして、良い気分転換になったと思います。べべべべつにさみしくなんてなかったやい!

 

 その旅程で考えたことを、つらつらと。

 

 

旅なんて、適当でいいんすよ!

 一人旅のメリットは、何と言っても、自由なこと!

 

 友達と旅行をするときは、予め、回る場所、順番、時間などをしっかりと計画立てておくけれど、一人旅では、あえてノープランでぶらぶらするのが、僕の流儀。

 漠然と、「こことここに行ってみたい!」というリストアップはしても、実際に行くかどうかは、天気と、時間と、ノリしだい。「気分じゃないから、やっぱやーめた」なんて当たり前。とにかく自由な行動が、大前提でござる。

 

 この「予定を立てない」ことのメリットは、思わぬ発見や、出会いがあること。

 

 僕の今回の旅行でも、想定外のことがたくさんあって楽しかった。

 ふらっと立ち寄った雑貨屋のおばちゃんが、自分の実家近くの元住民で仲良くなったり、地図も見ずにさまよう道すがら、公園で休憩してたら猫の群れに襲われたり、目に入った看板に誘われるまま進んでいったら、びっくりするほど荘厳な自然に圧倒されたり。

 どれもこれも、綿密に計画を立てていたら起こらなかっただろう、偶然の出来事だ。

 

 確かに、ガイドブックやインターネットで先に情報収集をしておいて、人気のスポット、おいしい食事処、品揃えの良いお土産屋さんをチェックしておけば、確実だし、間違いない。

 「思ったほどでもなかった」「混雑してて全部見れなかった」なんてことはあるかもしれないが、その多くは、旅行のプロのオススメだったり、経験者の言葉だったりするわけで、ある程度は信頼のできる情報だ。旅を楽しもうとするなら、確実な方法だろう。

 

 でも見方を変えれば、それは「誰かの旅をなぞっただけ」のものと言えなくもない。人の経験は個人によって違うのだから、実際のところはそんなことはないのだが、なーんかもったいないなーと思えてしまうのだ。

 最初から最後まで攻略本を見ながら、RPGを完全クリアしようとするような。シナリオには必要のない、スルーされたNPCがかわいそう。現実には、NPCなんていないのだから。

 

 本当は、程々に計画を立てて、臨機応変に対応できるのが一番なんだろうけれど。僕は両極端な人間なので、計画を立てるなら完璧に、几帳面に時間も区切りたくなっちゃう性分なので。

 

 風の吹くまま、気の向くまま。

 ほら、なんか「旅」っぽくていいじゃない?

 

トンネルの向こうの「非日常」に会いに

 「旅」は「非日常に会いにいくもの」だと僕は考えているのだけれど、特に一人旅の「非日常」感は、半端じゃない。

 同じ「旅」でも、家族や友達、仲間と過ごす旅行には、どうしても「日常」感が付きまとう。慣れ親しんだ人たちと見知らぬ土地で過ごす経験は、それはそれで新鮮なものだが、一人旅の超絶フレッシュ感には敵わない。

 

 一人の旅路には、「いつも」がない。だからこそ、普段は当たり前で考えないようなことを考えられたり、自分の新しい面を発見できたり。そんなことができるのが、一人旅だと思う。

 なんというか、こう、内にも外にも、視野が広がるイメージ。人とか食べ物とか習慣とか、自分の地元と旅先の土地の違いを考えてみたり、そこで自分はどう見られてるんだろうとか思ったり、いつも以上に他人に親切になれている自分に驚いたり。

 あれ?僕が周りを気にしすぎているだけのような気もしてきたぞ?まいっか。

 

 良くも悪くも「自分探しの旅」という言葉が使われることがあるけれど、一人旅は、いつもと違う環境にひとりぼっちで身を置く、それだけで、自分を見つめ直すきっかけになりうるんじゃないかしら。たぶん。

 でも、その「非日常」に疲れちゃったときは——簡単だ。マックやら吉野家やらにでも入ればいい。全国どこでも変わらぬサービス。うむ、すばらしい。あ、Twitterもありだと思います。

 

 

 本当はもうちょっと書こうと思っていたのだけれど、、そろそろ車酔いが酷くなってきたので、この辺りで。

 

 うぇっぷ。