エヴァンゲリオンが終わった。
平成生まれの自分はTVアニメ版をリアルタイムで追っていた世代ではないけれど、子供の頃から親しんできた大好きな作品の、本当の本当に最後の完結作。「エヴァを最後まで見るまでは死ねねえ!」と言い続けて生きてきたオタクにとっては、この世への未練がひとつ減った形になる。
2007年に始まった新劇場版4部作のラスト、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。
何を書いてもネタバレになりかねないので、ここでは本編については言及しません。公開初日ということもあって、まだ見ていない方も多いでしょうし……それに僕自身、まだ感情を整理できていない現状がある。映画館を出て、とにかく感情のままにツイートして、パンフレットもざっと読んで。そうして若干は落ち着いたものの、まだまだふわふわしている感覚がある。夢の続きを見ているような、LCLの海に漂っているような、そんな気持ち。……というか、僕はまだ、夢の続きを見ていたいのかもしれない。
とりあえず一言だけ書くなら、以下のツイートのとおり。
いやもうなんか濃密すぎてもうわけがわからないんだけどいろいろよぎることとかツッコみたいこととか泣いた箇所とかしっちゃかめっちゃかな限界オタクと化してるんだけどわきまえてるつもりなのでネタバレなしで一言でまとめるなら
— けいろー🖋バーチャルライター (@K16writer) March 8, 2021
「「「「 完 璧 」」」」
でしたありがとうエヴァンゲリオン。
14歳だった僕が夢中になり、コミック版とTVアニメ版と旧劇場版を経て、ずっと見たいと思っていた『エヴァ』の、ひとつの理想形。親に隠れて旧劇場版のビデオテープを観て、いろいろな意味で衝撃を受けて呆然としていたあの日の少年は、今日、映画館で叫びたい衝動を抑えながら年甲斐もなくボロボロと泣く、アラサーのおっさんになっていた。
夢の続きを見せてくれて、ありがとう。
(※以下、個人的な『エヴァンゲリオン』語りになります。『シン・エヴァ』の話題はほぼありません)
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